誇り咲く日本の花 | 2011/4/20 |
---|---|
いつか遠い未来になったら、 明日を生きる子供達に、こう話そう。 「昔、東日本大震災があったとき、世界中が一つになったんだよ」 地球というたったひとつの住みかで生活するすべての家族が、 できることはなにかを考え、手をつないでいた。 人は言う。 日本人は他人への関心が薄い。 シャイで、排他的。 果たしてそうだろうか。 車で避難中、交差点では、 1回の信号が変わるたびに1台しか前に進めない渋滞の中、 お互い譲り合い運転をし、時に数十分も全く動かない時間帯があったにも関わらず、 周囲では、「お礼」以外のクラクションを耳にしなかったという。 徒歩で4時間以上も避難する道の途中では、 民家に住む家族が玄関先で、 白い紙に「トイレのご利用どうぞ」と自宅のトイレを開放していた。 また避難所では、4人家族なのに「分け合って食べます」と、 おにぎりを3つしかもらわない人もいた。 凍えるほど寒い夜、配給された毛布をお互いに譲り合う家族。 過酷な状況で、途方もなく長く続く行列の中、 順番を守り、きちんと一列に並んで物資を受け取る人々の姿は他国では珍しいという。 今、自分たちができること。 誰かにしてあげられること。 誰もが疑わないほどの豊かさにあふれていた日本。 食べたいものや欲しいものは容易に手に入った。 ボタンを押せば電気はいくらでも点けられるし、 蛇口をひねればいつでも安全な水が飲めた。 長い間、少しだけ、幸せボケしていた日本人が、 日本の誇りを取り戻し、 本当に必要なものはなにか、 身の周りにあふれる、本当に大切なものはなにかを考え、 目覚め、身近にいる人たちと手をつなぎ、立ち上がったのだ。 いま、日本が一つになろうとしていた。 国連からも世界へメッセージが発信された。 「日本は今まで世界で助けを必要としている人達のために最大の支援をしてきた国。 今回は我々国連が日本のために立ち上がる。 できることはすべて、我々国連は全力で日本を支援する」 いつしか、身も心も凍るような冬も終わり、 緩やかな日差しの中、大地には春の息吹が聴こえてきていた。 一歩ずつ。 そして、ひとつずつ。 春の到来とともに咲き誇る日本の誇りは、 毎年かならず、つらく厳しい冬を乗り越え、咲く。 一つひとつの小さな花が集まり、 大きな花を咲かせるのだ。 ![]() 希望に満ちた花、 人々の心に刻んだ誓いの「花」は、枯れない。 いつだって、過酷な試練を乗り越え、 ひとつになり、やがて必ず感動の大輪の花を咲かせる。 必ず咲く。 小さな花が集まり、感動を咲かせる桜のように、 ここから日本は、 世界が目を見張るほどの速さで、見事な復興を遂げていく。 |
そして航海へ | 2010/1/26 |
---|---|
いつだって若く、エネルギッシュな街。 夢追い人に、いつもどこからか「頑張れ」と声をかけてくれる街。 高円寺は、そんな街だった。 カラフルな花の髪飾りをつけた洋食屋『薔薇亭』の名物おばちゃんも、 いつも心を元気にしてくれる沖縄料理『抱瓶』も、 煙もくもくの威勢のいい焼き鳥屋『大将』も、 みんな大好きだった。 高円寺といえば、 やっぱり本場徳島を超える見物客を誇る『阿波おどり』。 約1万人が踊り、見物客は120万人というからスゴイ。 踊り子が北と南に広がる商店街を踊り込んでいく。 とてつもない迫力だ。 特に雨が降る中で、繰り広げられる情熱の舞いにはいつも心が奪われる。 昨年に引き続き、2009年の『高円寺阿波おどり』も雨だったけれど、 雨の中で観る阿波おどりの方が、僕は好きだ。 ![]() ![]() ![]() ![]() どしゃぶりの雨を吹き飛ばす笑顔。 ほとばしる熱気で、 雨が蒸発していく。 とくに終了間際の、踊り子全員がもみくちゃになって踊るラストダンスはド迫力だ。 ![]() ![]() 負けない。 高円寺の阿波おどりは、いつだってどんなときだって負けない。 いつも最高の感動をプレゼントしてくれるんだ。 最後の日。 僕は、大好きだったパン屋『DENMARK』に行った。 このお店が作るオニオンブレッドが僕は大好きだった。 特に焼きたてのチーズとろとろ、アツアツ、ふかふかモチモチのオニオンブレッドは、 涙がでるほど美味しい。 ![]() ![]() このパンが食べたくて、いつも休日が待ち遠しかった。 休日の朝起きて、お店に向かう途中の歩く時間が好きだった。 焼き上がりの時間を聞いて、その時間まで待ったときもあった。 本当に美味しい。 大切な思い出だ。 高円寺を離れる、そんな最後の日に公園を歩いていると、 (本当は買ったオニオンブレッドを食べようと公園のベンチに向かったんだけれど) いままで気づかなかった、石のオブジェが公園の入り口にあることに気づいた。 初めは何のオブジェだかよくわからなかったけれど、 近づいて見ると、だんだんそれの意味がわかりかけてきた。 亀が「夢」をつかんでいた。 ![]() 夢は大きくていい。 どんなに遠いものでもいい。 夢を常につかんでいることが大切なんだね。 夢に近づく速度は、亀のようにゆっくりでも、 一歩ずつ。 着実に一歩ずつ。 夢を離さず、少しずつでもしっかりと、 夢に向かって進んでいくことが大事なんだ。 ![]() 「夢をつかめ」 お別れの日。 高円寺からもらった最後の言葉だった。 ありがとう。 高円寺。 本当に楽しかったよ。 高円寺は、最高の街でした。 たくさんの思い出、本当にどうもありがとう。 また新しい物語が始まる。 新しい舞台が、僕を待っている。 僕はこれからその場所で、たくさんの仲間たちと、 思い出あふれる毎日を過ごす。 こんにちは。 横浜。 ![]() 僕は、横浜で、 夢をつかむ。 |
地中海の太陽に誘われて | 2009/8/26 |
---|---|
人生に必要なもの。 それは芸術と美味しい食事、そして笑顔だ。 どこかに誘われるなら。 やっぱり太陽が元気で、とびっきり美味しい食事が待っている場所がいい。 どこかで人生の喜びを感じるなら、 やっぱり刺激的で芸術あふれる街がいい。 イタリア! ![]() 地中海に暮らすのんきな猫が履いていた長靴状の国。 どこにいってもパステルカラーの風景が続く芸術の街は、 いつだって、どんなときだってドラマチック。 そんな街を、予定も決めずに心ゆくまま歩いた。 最初に訪れた街、ローマ。 街全体がまるで映画の舞台のようなローマは、 まさに永遠の都だった。 ![]() ![]() ローマで一番華やかでエネルギッシュな場所『スペイン広場』では、 一日中、世界中の人たちの会話であふれている。 映画『ローマの休日』で、 オードリーがジェラートをなめながら階段をおりてきたシーンで有名な場所だ。 ![]() ここに座っているだけで、 人生の貴重な一瞬を過ごしているような気分になる。 世界各国からの観光客、似顔絵描きや花売り、地元の恋人たちなど、 じつに様々な人たちがここに集まっているんだ。 『ローマの休日』のアン王女が、 生涯忘れることのない街歩きに踏み出したのも、この大階段だったんだよね。 出会いとはじまりがたくさん詰まった素敵な場所だ。 ![]() ![]() 『トレヴィの泉』も『ナヴォーナ広場』も たくさんの笑顔であふれてる。 太陽の日差し。 人々の熱気。 どれをとっても日本とはまるで温度が違う。 食事をするときだって、友達と会話をするときだって、 いつだって情熱的で、熱いんだ。 イタリアは、どこで何を食べても『buono(ブオーノ)』! とてつもなく美味しい。 ![]() ![]() カルボナーラの濃厚なぷりぷり感と豊満なチーズ香り。 焼かれたベーコンがまたつき抜けるほど美味しい。 思わずイタリア人のウエイターさんと握手してしまった。 ドライトマトも泣くほどうまい。 赤ワインを口にふくむたびに、一日の散歩の疲れが浄化されていく。 美味しいものとの出会いは、 心にごちそうをあたえる。 心が笑い、潤っていくのがわかるんだ。 フィレンツェで出会ったジェラートだって。 ![]() ![]() ヴェネツィアで出会った魚介のパスタだって、 どれをとっても感動の域を超えている。 心が踊る。 心がハイになる。 ![]() ![]() 芸術的なのは、街並みや美術作品だけではなく、 食べる食事にも、心高まる芸術が詰まっているんだね。 圧巻だったのは、ヴェネツィアの夜。 サン・マルコ広場で行なわれたオープンテラスでのディナーショーで、 ライトアップされたサンマルコ寺院をバックに演奏された プッチーニの歌劇「トゥーランドット」。 ![]() ![]() 夜の広場に響き渡るヴァイオリンの音色。 思わず足をとめ、集まった観客全員が贈るスタンディングオベーション! 鳥肌が立った。 このレベルの演奏を、毎晩オープンで行なわれていることを考えると、 まさに芸術のグレードの違いを感じる。 日本とは芸術に対する愛情、芸術を求める情熱がまるで違うんだ。 人がものを作るとき。 それは何だって芸術になりえる。 「美」を追求、表現しようとする人間の活動が「芸術」なのだから、 毎日過ごす何気ない日々の中にも、 芸術をつくるチャンスはいくらだってあふれているんだね。 そんなことを、ヴェネツィアの夜景を見ながら考えた。 人生は素晴らしい。 ![]() 翌朝、北上し、ミラノに着く。 目の前に堂々と君臨するドゥオーモにまず心を奪われた。 ![]() ミラノ市内ではこれより高い建造物を立ててはいけないらしい。 さすがの芸術的観点だ。 大量の大理石で作られたゴシック調の傑作と称されている。 そしてミラノで出会ったピザが今でも忘れられない。 「ケ コーザ ミ コンスィリア?(おすすめは何ですか)」 に応え、運ばれてきたあまりにもシンプルなピザに一瞬、怒りをおぼえたが、 たった一口で一転! ![]() ![]() おい!ブオーノ(美味い)!!! 超絶的にうまい。 太陽の恵みを凝縮したトマトの香りと石釜で焼かれたパリパリの生地。 濃厚なモッツァレラが口の中で溶け、ほのかな香りを残しては消えていく。 美味しい。心がそう叫んでいるのがわかる。 ミラノの食事も、やっぱり昼間からレディ・ゴーだ。 ドゥオモ近くのガッレリア(アーケード街)から、 なにやら大きな歓声が聞こえたので近寄ってみると、 熱烈なサッカーファンが集まり、街中を行進していた。 ![]() ![]() 地元クラブの勝利を願い、何十人ものサポーターたちが決起している。 すごいね、この迫力。 だってここ、ブランドショップ通りだよ。 そんなことも関係なしに、 何時間も応援歌を歌って、叫んで、練り歩いているんだ。 今日は、セリエA開幕の日。 僕は、ミラノから電車で西の街、トリノに向かった。 憧れのデル・ピエロが所属する名門ユベントスの試合を観るためだ。 今回の旅で、 一番好きになった街はどこかと聞かれたら、 僕はトリノと答えるかもしれない。 ![]() ![]() 行き交う人もみんな笑顔で、とても親切。 街中にも緑や水が多く、自然の景色にあふれているんだ。 ここで食べたジェラートが一番美味しかったかな。 ![]() 夜は一転。 スタジアムの周辺は、爆発的な熱気に包まれる。 特にユベンティーノ(ユベントスのファン)たちの熱気は想像を超えていた。 試合中、選手がシュートを打つときに発するサポーターの声は、 まるでバズーカー砲のようだった。 ![]() ![]() ![]() ![]() 得点が入った瞬間など、稲光と地震が同時に起こったようだった。 スタジアムが揺れる。 とてつもない興奮。 感動的な迫力だ。 その夜、 地元のお店で食べたオッソブーコ(牛のすね肉のトマト煮込み)も、 究極的な美味さだった。 なんだろう、こんなに美味しいものばっかり。 ![]() ![]() そして最終日。 奇跡が起きた。 早起きして到着した ミラノの『サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ』。 あのミケランジェロの傑作『最後の晩餐』が描かれている教会だ。 ダヴィンチ・コードの世界的ヒットの影響で、 数ヶ月前から見学予約しないと決して入れない。 わずかな可能性を胸に、 朝8:00の受付に飛び込むと、何とキャンセルが出ていて見学OKだった。 10:00からのイタリア語ガイドでの見学だったけれど、 奇跡的に『最後の晩餐』を観ることができた。 大切なのはやっぱり、 希望捨てず、行動することなんだね。 教会のずっと奥にある広い広間。 静寂の中現れた、思ったよりも遥かに大きな壁画。 それが『最後の晩餐』だった。 絵を観ながら、いろいろな想像を巡らした。 この絵が描かれた真意。 何百年もの間、語り継がれるメッセージ。 当時のこと。 そしてこれからのこと。 今回、イタリアで、たくさんの芸術に出会えた。 全ての作品を観てまわると1週間はかかるといわれるローマの『ヴァチカン美術館』。 『システィーナ礼拝堂』にあるミケランジェロの『最後の審判』。 フィレンツェの『ウフィッツィ美術館』にある『ヴィーナス誕生』。 ![]() ![]() ![]() ![]() どれもがみんな刺激的で、 450年以上経った今でも、色あせず圧倒的なパワーで心を鷲づかみにする。 歴史に名を残す名画たちは、 今回僕が出会ったイタリアの力強い太陽のように、 今も変わらず人々の心を照らし続けているんだね。 陽気な太陽がふりそそぐ、 屋根のない美術館、イタリア。 感動が、笑顔が、愛が。 たくさん詰まった場所でした。 ![]() ![]() ![]() ![]() 忘れられない太陽の日差しに、 どこか心にスイッチが入ったのがわかる。 毎日を、情熱的に生きよう。 仲間と笑いあう、大切な人と一緒に過ごす。 そんな日々の積み重ねが、 かけがえのない芸術作品になる。 思い切り生きた1日、悔いのない1日こそが、 心の中で切り取られ、 思い出の絵となって、 いつか振り返ったときに、 いい人生だと、将来の自分にパワーをくれるんだ。 生きよう。 笑顔あふれる毎日を。 生きよう。 またとない情熱的な毎日を。 毎日昇りゆく太陽。 今日も、明日も、 いつだって太陽は、人生という舞台を みなぎる光で照らしている。 僕は浴びる。 その力強き、スポットライトを。 僕は浴びる。 そのあふれる愛を、生きる喜びを。 ![]() 強く、光り輝く舞台を、 そんな人生を、僕は歩く。 Grazie!(ありがとう) イタリア! |
大きな夢をかついで | 2009/8/4 |
---|---|
光の稲穂が、宙を舞う。 観衆の「どっこいっしょ」の掛け声とともに、 五穀豊穣の祈りを込めて、 また一つ大きな稲穂が空へと立ち上がる。 東北三大祭り。 秋田の「竿燈まつり」。 ![]() 幻想的で、感動的なお祭りに、 今年も出会った。 竿燈まつりとは、米俵に見立てた提灯をいくつも合わせ、 全体を輝く稲穂として作った竹飾りを、 何人もの男たちが担ぎながら街をねり歩くという壮大なお祭り。 その数250本。輝く提灯は1万個というからスゴイ! まるで夏の夜空から降りてきた天の川だ。 ![]() ![]() 男たちは、竿燈を平手や肩、腰で支える。 時にはおでこで起用に支え、街をねり歩いて行くんだ。 その妙技に魅了された観衆が贈る拍手。 「どっこいしょ!どっこいしょ!」の掛け声が街にこだまする。 ![]() ![]() 夜空に浮かぶ幻想的な竿燈に心が奪われていると、 ふとその下には男たちが汗をかきながら、 50kg以上の竹飾りを支えていることに気づく。 時にバランスを崩し、竿燈が観客に倒れ掛かりそうになったとき、 その瞬間、仲間が一斉に助けに入る。 光の稲穂を地に着かせないようにするんだね。 観客の拍手が沸き起こる。 そのチームワークがすごいんだ。 世の中には、 やっぱり感動があふれている。 それに出会うかどうかが、 大切なんだね。 そして、その感動をつくり、 それを支えてくれる人たちがたくさんいるんだ。 出会おう。 感動に。 出会おう。 そんな人たちに。 秋田で出会った光の稲穂。 それを支える勇敢な男たち。 竿燈まつりは本当に素晴らしいお祭りだった。 とてつもない元気をもらいました。 よし! 夏はまだまだこれからだ! 出会おう! 行動のスイッチをフルスロットルにして! 出会おう! 真夏の太陽に負けないくらい、 じりじりと心が火傷するくらいの感動に! 明日も、あさっても! きっとどこかでそれは待っている。 P.S. 秋田といえば、海の幸と「きりたんぽ」! ![]() ![]() コトコトとじっくり煮込んだきりたんぽ鍋は、 やっぱり感動的でした。 |
夜空に向かって撃て! | 2009/8/1 |
---|---|
祝砲へのカウントダウンがはじまる。 10・9・8・7・6・5・4・3・2・1 川辺に集まった100万人の大観衆が、 一斉に夜空に向かって叫んだ。 ゼロー! ![]() ![]() 胸をつんざく豪快な破裂音とともに、 夏の祝砲が一気に夜空に打ち上げられた。 江戸川区花火大会。 市川市と協賛で行なわれるド派手な花火大会。 僕は江戸川の花火大会が好きだ。 なんてったってオープニングの「ワイドスターマイン」! 10ヶ所から一斉にあげるスターマインは、 まさに花火の大盤振る舞い! 5秒間に1000発っていうからスゴイ。 最初っからこのテンションだもんね。 やっぱり江戸っ子! やることが違う。 また江戸川の花火は、きちんとストーリーがあるんだ。 「トロピカルバケーション」では、 熱帯魚とイルカの戯れをイメージ。 常夏の海での幸せなひとときを表現しているんだ。 ![]() 「サーフ天国!」では、江戸川に迫り来るビックウェーブを。 ![]() 「和火饗宴」では、日本のいにしえの花火を。 ![]() 鮮やかな朱色に感動! 「降りそそぐ満天の星」では、宇宙(そら)いっぱいに広がる 星たちの共演をテーマに。 ![]() そして「さくら咲く」では、美しく咲く日本のこころを、 夜空一面に表現するんだ。 ![]() とめどない大歓声。 100万人が贈る拍手がエコーし、 花火が映りゆく川の水面に波紋をつくっていく。 映像やCGなどではなく、 みんな手作りだというところが素晴らしい。 職人たちの想いがたくさん詰まってる。 夜空を駆けるきらびやかな光。 繰り返される地響きのような轟音。 その振動で心が揺さぶられ、 涙があふれそうになる。 今年も夏がきたんだ。 川の向こう岸にいる花火師たち。 聞こえるだろうか。 この100万人の大歓声が。 一瞬の輝きのために、かける情熱。 長い間積み重ねてきた努力が、 今こうして一つひとつ花が咲き、たくさんの人を笑顔にしている。 花火師の364日の努力は、 みんなこの1日につながっているんだね。 輝く1日に向けた364日間。 つらいときもきっとある。投げ出したくなるときもきっとある。 でも信じる。 必ず夜空に大輪の華が咲くと。 人生もきっとそうだ。 つらくても、投げ出したくても、自分を見失いそうになっても。 信じる。 信じ続ける。 必ず笑顔の花が咲く。 何もない1日だった、と思えたとき、 それは人生の花火玉と作っている日なんだ。 そんな日があればあるほどいい。 花火玉をたくさん作っておいたほうが、 その分、あとで大きな花が咲くから。 失くさない。 あきらめない。 たくさんがんばって。 努力して。 咲かそう! 人生に大輪の花を! 人生を照らす きらびやかなスターマインを!!! ![]() ラストを飾ったテーマ「輝ける未来に向かって」は、 やっぱり黄金色に輝いていたよ。 |
燃えさかる夏を! | 2009/7/20 |
---|---|
黒い海に浮かぶ幻想的な光景が 見るものすべてを魅了していた。 夜の港にこだまする拍手。 光と炎の共演が、夏の到来を告げる。 千葉県房総半島の最南端、白浜町で行なわれた 県内最大級のお祭り『海女まつり』。 ![]() 海に囲まれた千葉県では漁業が盛んで、海女さんも多い。 男が沖へ漁に出た後は、 女性が家事の合間に、近所の海にもぐり、さざえやあわびを採るんだ。 なんで女性が潜るのかというと、 乱獲をさけるために今まで海女業はウェットスーツ着用が禁止されていたから、 冬場に旬を迎える貝類を採るためには、 男性に比べ皮下脂肪の多い女性の方が向いているということや、 女性のほうが男性よりも海の中で冷静な判断ができるということらしい。 冷静で力強く支えていてくれるのは、 いつだって女性なんだね。 この「海女まつり」は、 そんな漁業に従事する女性を尊敬しながら安全と豊漁祈願をするお祭りなんだ。 場所は千葉県の最南端、白浜町。 漁業が盛んの小さな町だ。 日も暮れ、お神輿や盆踊りで 会場のボルテージが最高潮に達したとき、 ついにクライマックスがやってくる。 港に荘厳な音楽が流れ、 白装束を着た100人もの海女さんたちが たいまつを片手に行列をなして登場するんだ。 ![]() ![]() 港にあふれる観衆。 割れんばかりの拍手。 その中を勇ましく行進し、ゆっくりと海の中へ入っていく。 たいまつのオレンジ色の炎がめらめらと、 黒い海のキャンバスにいくつも解き放たれていくんだ。 ひとつ、ふたつ、みっつとたいまつの炎は列となり、 海の中できれいな弧を描く。 揺れるたいまつの炎がいくつも重なり合い、 まるで海面が燃えているように見えるんだ。 息をのむ、まさに幻想的な光景だ。 ![]() 誰一人はぐれないように、声を掛け合って泳いでいるのがわかる。 それが感動的だった。 海女さんたちの夜泳が終わりを迎えようとした瞬間。 祝砲のように、沖で水中花火があげられる。 ![]() どん! ずどどん! 「いままでありがとう」 「今年も体に気をつけて、がんばってね」 感謝と応援の力強いメッセージ。 心を揺さぶる轟音の振動に、目頭が熱くなった。 観衆は総立ち。 海からあがってくる海女さんたちに たくさんの人たちが声をかける。 「おつかれさま!」 港に鳴り響く観衆の拍手と歓声は 沖に上がる花火の音よりも大きかった。 ![]() ありがとう。 白浜の海女さんたち。 本当に素晴らしいお祭り。 感動のお祭りだ。 今年の夏も、 たいまつの炎に負けないの情熱と 花火に負けないくらいド派手で、豪快な夏を、 走り抜けるよ。 白浜町。 感動をありがとう。 きたぜ!夏! |
口いっぱいの感動を胸に | 2009/5/6 |
---|---|
忘れられない。 何度でもあの優雅なひと時を鮮明に思い出せる。 人はいつか、そんな場所に出会う。 ![]() ![]() 『enboca(エンボカ)』。 軽井沢にある隠れ家的お店だ。 木々が生い茂る細い道を奥へと入っていくと温かい光がやさしく迎えてくれる。 店内は広々とした開放感があり、笑顔があふれている。 ソファーでゆっくりと食事をすることもできるから、 つい時がたつのを忘れてしまう。 まるで会話のタイミングに合わせるかのように料理が運ばれてくる。 またその呼吸が絶妙なんだ。 ![]() 生ハムは3種の食べ比べができる。 みずみずしいハモンセラーノや香りの高い特撰のハモン・イベリコが絶品。 口に入れたとたん、無意識に目を閉じてしまっている。 そして生ハムを堪能しつつ、最後の一枚を口にする頃、 目の前に登場するのは 薪釜で焼かれた「マルゲリータとたらの芽のピザ」だ。 ![]() あつあつのピザをさくっと、一口した瞬間。 ガッツポーズだ。 目の覚めるような感動が体を突き抜ける。 心の底から湧き出る喜びの唄が、体中をほとばしる。 うまい! とてつもなく美味しい。 鼻を誘惑する濃厚なチーズの香りと、何ともいえないモチモチとした生地の食感。 ふんだんに添えられた旬野菜のたらの芽が、特製の抹茶ソースによって なんとも爽やかな味覚を奏でている。 ![]() 泣きそうになる。 ピザを食べて、泣きそうになったのは初めてだ。 訪れる喜びと感動が、自分の表現の域を超えたとき、それは涙になる。 そんな感覚をこのピザが教えてくれる。 提供される旬の野菜はスタッフたちが自家菜園で育てたもの。 農薬や化学肥料を使わず、米ぬかとオカラで愛情こめて作られている。 だから何を食べても美味しい。 どれを注文しても信頼できる。 メニューをひらくのが楽しくて仕方ないんだ。 だって感動のエンターテイメントの入り口なんだからね。 『enboca』。 本当に素晴らしいお店だ。 心からそう思う。 美味しいものを食べると、心が豊かになる。 心がうるおうから、目に映るものすべてが優雅にみえる。 幸せは、心がきめるもの。 世の中がどうなったって、心が満たされていれば、 見える世界はみんなHAPPYだ。 心にゆとりを。 うるおいを。 美味しい食事と、心からあふれる満面の笑顔。 これ以上必要なものは、きっともう何もない。 |
春に咲く甘い想い出 | 2009/4/26 |
---|---|
春にしかできないことをしよう。 それは、 「いちご狩り」だ! ![]() 神奈川県厚木市にある『清田いちご園』。 通常いちご狩りで食べられるのは「とちおとめ」が主流だけれど、 ここでは「あきひめ」と「紅ほっぺ」の食べ比べができる。 「あきひめ」の魅力は大粒の実と卓越したあまさ。 酸味が少なく、口の中に広がる芳醇な香りと甘味は想像を超えて万人を魅了する。 「紅ほっぺ」は一番あまいとされる「あきひめ」と 果肉の締りの良さが人気の「さちのか」の交配でまさにいいとこどり。 名前の由来が『ほっぺが落ちるほどおいしい』というだけに味は感動の域だ。 ![]() ![]() いいよね。 「いちご狩り」って。 いくつになってもつい胸が踊ってしまう。 小さい頃に夢見た 「大きないちごを両手でわしづかみにして口いっぱいに食べる♪」 そんなことができる。 これがホントに美味しい。 なんてったってもぎたてだからね! ぷしゅ、っと口の中に広がるみずみずしい香り。 とろけてしまうほど体中に染みわたるあまさ。 目を閉じる幸せとは、まさにこの瞬間のことをいうんだろう。 清田いちご園では、天然の育成環境を創るため、 園内にミツバチを放し飼いしている。 だから真っ赤に太ったいちごを探している最中も、 ミツバチがぶんぶんと近くを飛び回っていたりするんだ。 ![]() 彼が花から花へ跳び回ってくれているからこそ、あまく美味しいいちごができるんだよね。 感謝、感謝だ。 日本に四季があるのはやっぱり素敵だと思う。 それぞれに旬のものがあり、 またその時期にとれる最高のものを味わうという文化もある。 今日訪れた清田いちご園のお兄さんがこう言っていた。 「さすがに詳しくなりますよ。なんせ一年中いちごのことばかり考えていますから」。 僕はこの言葉にシビレた。 感動した。 その季節の旬のもの、最高のものを提供するために、 実は誰かが一年を通してずっと育んでくれている。 この季節の笑顔を提供するために、長い努力をしているんだ。 「どうもありがとう」と笑顔のお兄さん。 そう言いたかったのは僕のほうだった。 春を迎え、赤く鈴なりに実るいちごたち。 清田いちご園は最高の場所でした。 ![]() 長きにわたるお兄さんの「おもいやり」と「愛情」を受けて育ったいちごたち。 あまくみずみずしく育ったその形はどこかハート型にみえた。 |
限りなく透明に近いブルー | 2009/3/29 |
---|---|
春を感じに 澄んだ場所に行こう。 山梨県は忍野村、忍野八海に辿り着いた。 ![]() 忍野八海は、 富士山の富士山の雪解け水が80年もかけて濾過され、 湧き水となった8つの泉のこと。 国の天然記念物、名水百選にも選ばれている。 この忍野村から眺める富士山が絶景なことでも有名なんだ。 忍野村はまるで別世界に迷い込んだような雰囲気。 そしてとてつもなく空気がきれい。 草木が、流れる小川の水がつくる新鮮な酸素が 体の芯まで溶け込んでいく。 空気を吸うことが、体の喜びになっているのがわかるんだ。 ![]() ![]() ![]() ![]() 散歩をしながら池をのぞくと、 空気のように透明な湧き水の中を、 たくさんのニジマスたちが泳いでいる。 魚たちは何メートルも深いところを泳いでいるんだけれど、 あまりに水が透明すぎてすぐ手で捕まえられそうな気がしてくる。 遠近感覚を見失う、それくらい限りなく澄んだ湧き水なんだ。 ![]() 色や大きさも様々なニジマスたちが泳ぐ泉を覗いていると、 まるで万華鏡をのぞいているような感覚になる。 とても神秘的だね。 自然に触れると、人間は元気になれる。 太陽に育まれた草や木、鳥や魚などたくさんの生命エネルギーに触れられるし、 草木や水は酸素をつくってくれているから、 直接吸収する新鮮な酸素が体や心のすみずみから毒素を浄化してくれるんだ。 心が澄んでくると、 普段向き合えなかった気持ちと向き合えるようになる。 心が浄化されて綺麗になっているから、普段気づかない、 見過ごしている自分の想いに出会うことができるんだ。 いままであったいろんなものを思い出してみる。 人生にはたくさんのことがあるけれど、 振り返れば、一つひとつがみんな、 今の自分をつくるのに大切な出来事ばかりだったりするんだよね。 なんだかんだいっても、今、こうして笑ってる。 そんなことに幸せを感じ、感謝したくなってくるんだ。 自然の中にいると、 そんな普段気づかない自分の心とたくさん会話ができる。 おいしい空気と、小川や小鳥のさえずりが心をマッサージしてくれるんだね。 山梨県忍野八海。 本当に素敵な場所でした。 春こそ、 空気をたくさん食べに行こう! 心にごちろうをあげよう! 明日の笑顔は、 美味しい空気で満腹になった心がきっとつくってくれる。 P.S. 忍野八海からの帰り道は、 やっぱり山梨の秘湯「ほったらかし温泉」と、 甲府の「ほうとう」で、また心にごちそうをあげてしまいました。 ![]() ![]() 「ん〜、幸せいっぱい♪」 帰り道、心の底からそんな声が聞こえてきた。 |
光を仲間とともに | 2009/3/23 |
---|---|
第2回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、 日本代表が決勝で韓国を下し、2大会連続優勝を飾った。 延長10回2アウト。 日本国民誰もが祈りを込めた場面で、韓国に一閃を浴びせたのは やはりこの男、イチローだった。 ![]() 今大会、リーダーとしてチームを牽引するはずの男は、 長く、闇の中をさまよった。 WBC次回大会は4年後、その頃は39歳を迎える。 今大会が自分にとって最後の大会。 それだけは分かっていた。 しかし結果が出なかった。 13打席ノーヒット。 天才のバットから快音が消え、 キューバ戦では、得意なはずのバントも失敗した。 「心が折れかけていた」 原監督と目を合わすことさえできなくなったイチローは、 そのときの心境をそう語った。 しかしその心を支えたのは、チームメンバーである侍たちだった。 「野球はひとりでやるものじゃない」 それを仲間が教えてくれた。 キューバ戦では、イチローのバント失敗後、中島が四球を選ぶ粘りの出塁をし、 続く青木が技ありのクリーンヒット放ち、一丸となってイチローの失敗を帳消しにした。 イチローが不振にあえぐ中、彼を、そしてチームを救ったのが、 常に中堅、若手の仲間たちだった。 ![]() ![]() ![]() 今大会、最多安打を記録した青木。 チーム最高打率.364、出塁率5割と文句なしNo.1の実績を残した中島。 村田の無念を、と攻守にわたり鮮烈な活躍をし、 特に決勝戦で魅せたレフトでのファインプレーはチームの士気を高めた内川。 そして何と言っても岩隈。 特に岩隈は、必ず「負けたら終わり」の場面で登場し、 防御率1.35と抜群の安定感で、キューバ、韓国を退けた。 「支えてくれてありがとう。流れを止めているのは完全に僕だった。 チームメイトがつないでくれることは素敵ですね」 戦っているのは一人ではなかった。 頼もしい仲間がいた。 それに気づいたとき、 みけんからシワがとれ、イチローから険しい表情が消えた。 天才がついに顔を上げた。 決勝戦の試合前、 イチローはベンチ前で円陣を組んでいた仲間たちの中へ駆け寄り、 こう叫んだ。 「世界一をとるぞ!」 大会前、首脳陣からのキャプテン就任依頼を断った男の言葉だった。 イチローのゲキに、 一気にチームのボルテージが上がった。 先発は岩隈。 昨年までの2年間、わずか6勝しかできず、どん底を経験し、 関係者からは「岩隈は終わった」とまで言われていた男は、 WBC史上最長7回を投げ、韓国をわずか2点に抑えた。 粘る韓国に2度も追いつかれたが、中島2安打、3安打の内川などの活躍で、 希望をつないだ。 そして9回裏に韓国に再び同点に追いつかれた 日本代表運命の延長10回表の攻撃。 この大事な場面での第一打者として、 みごと安打を放ち、チームを鼓舞したのはやはり若手の内川だった。 のちに決勝のホームを踏むこととなる内川のヒットをきっかけに、 2アウト、2、3塁。 絶体絶命、かつ、まさに今大会最高の場面でこの男に打順がまわった。 イチロー。 日本中の期待が、この男に集まっていた。 今大会、長い間、暗闇をさまよい、 仲間に支えられ続けた天才が、仲間に恩返しする時はきた。 何度もファールで粘り、 そのときを待った8球目。 ![]() とらえた! 韓国を切り裂く、魂の閃光がセンターをつらぬいた。 2点タイムリーヒット! 苦しみ続けた不調の闇を、自らのバットで振り払った。 「想像以上の苦しみ、つらさ・・・谷しかなかった。でも最後に山に登れた」 そう語るイチローの表情は、いつになく爽やかだった。 つらく、苦しい。 そんなときこそ仲間がいる。 闇に飲み込まれそうになったとき、 「こっちだ」といつも助けてくれるのは仲間だ。 下を向き、目を閉じてしまえば暗闇が広がる。 目を開け、周りを見渡せばきっと仲間がいるはずだ。 光が見えるはずだ。 困難は、必ず乗り越えられる人に訪れる。 そこで立ち止まらず、打席に立ち続けることが大切なんだね。 一人で勝てなければ、仲間の力を借りればいい。 「逆境」は、「感動」を倍増させるきっかけなんだ。 ありがとう、イチロー。 本当におめでとう。 最高の思い出を、 最高の感動をもらいました。 ![]() 「日本の全ての人に感謝したい」 逆境を乗り越えたイチローの言葉だった。 |
毎日が芸術作品 | 2009/2/28 |
---|---|
「時のない場所に行きたい」 ふとそんなことを思った。 上野の国立西洋美術館で、 『ルーブル美術館展』が開かれていた。 出品される71点のうち、60点が日本初公開。 30点がルーブル美術館を初めて出る作品らしい。 僕は美術館を歩くのが好きだ。 たくさんの人とすれ違いながらも静まり返る館内。 コツンコツンと自分の足音だけが響き渡る。 何百年も前に彼らが見ていた景色。 油絵の具で描かれたその景色は、何百年もの間、色あせず、 今こうして現代に伝えられている。 一枚の絵に込められた想い。 彼らが伝えたかったものは何か。 そんなことを考えながら一つひとつの絵を散歩していくと、 また一味違った楽しみ方ができる。 ヨハネス・フェルメールの 「レースを編む女」。 ![]() 誰もが足を止めていた小さな絵だ。 たった20cm程度の一枚の絵が、 訪れるすべての人々の心を鷲づかみにしていた。 活きている。 純朴そうな娘を照らす光は、 時間の経過とともにゆっくりと動いているように見えた。 誰も入り込めない、娘の集中力。 青いクッション状の針山から、 まるで飴が溶けしたたるように描かれる2本の糸が印象的だった。 一枚の絵と会話を始めると、 あっという間に、時が過ぎる。 近づいたり遠ざかったりして、見る視点を何度も変えてみる。 距離によって絵から伝わるメッセージが変わるんだ。 そのやりとりが本当に面白い。 遠くから眺めてみたり、触れるくらい近くで絵の具の厚みを感じてみたり。 音のない空間の中で繰り返されるそんな作業が、時を忘れさせてくれるんだ。 普段の何気ない風景が画家の手によって切り取られ、 一枚の芸術として、 300年以上たった今でも人々に感動を与えている。 何気ない風景。 今こうして過ごしている普段の生活の中にも、 一枚の絵にして切り取れば、後世に伝わるような瞬間がたくさんあるんだね。 笑う。 喜ぶ。 毎日、そんな瞬間にあふれてる。 仲間の笑顔、大切な人の笑顔を忘れず切り取り、心にしまっておこう。 その絵は、きっと何十年後になっても色あせず、 自分の心を豊かにしてくれる。 毎日が芸術作品。 明日もきっと たくさんの芸術的瞬間が待っている。 |
想いをのせて | 2009/2/14 |
---|---|
大好きな日。 バレンタインデー。 ![]() 日本人は、大人になるたび、 この日を「面倒な日」と考える傾向があるらしい。 日本では欧米と違い、女性が男性にプレゼントする日という習慣が いつの間にかできてしまったからね。 好意はルールなどで強制されるものではないから、 どこか負担に思うのは当然だね。 プレゼントを期待されるのはプレッシャーだし、 もししなかった場合にほんの少し気まずい気持ちになったりするのも嫌だ。 だから義理チョコなんてものが存在するんだろうね、きっと。 でも、僕は思う。 アニバーサリーは多いほうがいい。 1年を通して、記念日は、できるだけたくさんあったほうがいいんだ。 友人や恋人に感謝する、 そんなきっかけを作ってくれる日は、 いっぱいあったほうがいいに決まってる。 過度な期待? そんなもの超えていけばいい。 去年を超えるプレゼント。 去年を上まわる想い出や、感動をプレゼントするのは男の仕事だ。 手を抜かず、きちんとアニバーサリーを大切にする。 そんな気持ちが、とても大事なんだね。 人間、惚れ続けるのは難しいとしたら、 「惚れ直させる」。 そのチャンスがアニバーサリーなんだ。 渡されるプレゼントには、 相手への想いや、手渡すまでにかけた時間のすべてが詰まっているから、 どんなものでも嬉しい。 大切に思うからこそ、たくさん悩んだはずだし。 いろんなお店を駆け巡ったはずだ。 相手のことを想い続けた時間にはぐくまれ、手渡されるプレゼントは、 すでに世界で1つだけのものに変わっているんだね。 プレゼント。 明日もたくさんの人にプレゼントをしよう。 たくさんの人からプレゼントをもらおう。 そしてたくさんの人と、笑顔の交換をしよう。 P.S. 次は、ホワイトデー? 期待してていいよ。 僕は、それを超えていく。 |
福岡に愛を込めて | 2009/1/26 |
---|---|
ずっといたかった。 仲間とこの街と、 ずっとずっと流れゆく同じ時間を過ごしたかった。 大好きな街。 そしてこれからも恋焦がれ続ける街。 ふ・く・お・か! 福岡はやっぱり最高の街だった。 ![]() 福岡はいつだって笑顔で迎えてくれる。 いつだって抱えきれないほどの、たくさんの想い出をくれるんだ。 福岡に滞在3ヶ月。 すごいね、時間が経つごとに、どんどん好きになっていく街って 日本でも数少ないよね、きっと。 新鮮な魚介類に、とびっきりの牛肉や豚肉。 感激するほどのもつ鍋に、泣きそうなくらい美味しいらーめん。 地元の旬な食材をつかったフレンチやイタリアンは、まさに神の域を超えている。 そしてそんな幸せな食事の時間には、いつもそばで笑っていてくれる仲間がいる。 僕はそれ以上、何を望んだらいいんだろう。 福岡には、人生の幸せ、そのすべてが詰まっているんだ。 ![]() ![]() もつ鍋の元祖『もつ幸』はやっぱり感動もつ鍋の原点だった! ![]() ![]() 水炊き『長野』は最初から最後まで、ずっとノックアウト! ![]() ![]() 炊き餃子『池田商店』で幸せのガッツポーズ! ![]() ![]() 寒ぶりのしゃぶしゃぶと、新鮮な極上のレバ刺しにハイタッチ! ![]() ![]() そしてシメはやっぱり僕が大好きな『八ちゃん』らーめん!うまさは国宝級! しかもね、この時期は福岡で冬季限定のとてつもないお店が開店している。 それは、「岐志漁港」と「船越漁港」で大人気の『かき小屋』だ。 ![]() ![]() ![]() ![]() 採れたての牡蠣やほたて、あわびやサザエをその場で自由に焼いて食べられる。 値段はすべて格安だから、もう食べ放題状態なんだ。 しかもビールやジュースなど飲み物は持ち込み自由っていうんだから、まさに天国。 魚介類と戯れたい、そんな妄想する全てがここでできる! ![]() ![]() ![]() ![]() 次から次へと採れたての新鮮な牡蠣が運ばれてくる。 網で焼くと、ボンっと牡蠣が破裂して「熱っ!」ってなるんだけど、 そんなのおかまいなしだ! だって夢の国にいるんだから、すべてがオールOK! 起こることすべてが、笑顔のきっかけなんだ。 出会うものによって、人の人生は変わる。 人はいつも、見るものや、体験するものに 影響を受けて生きているから、 出会うものは、できる限りHAPPYであってほしいと思う。 幸せは、その笑顔が運んでくるものだとすると、 大切な人や友人にはいつも笑っていてほしいし、 いつも笑顔になってもらえる何かを提供したい。 大好きな仲間たちとは、一緒にいる時間も長いから、 当然一緒に食事をする機会も多い。 だからこだわりたいんだよね、美味しい食事を。 目の前の人を笑顔にできるきっかけを、大切にしたいんだ。 福岡には、3ヶ月いても足りないくらい美味しいお店があふれてる。 どこにいっても笑顔の仲間がいる。 本当に最高の街なんだ。 幸せの導火線が、いたるところにあるんだね。 本当に、あっという間の3ヶ月でした。 一緒にいてくれた仲間のみんな、本当にありがとう。 この想い出は一生忘れないよ。 最終日、飛行機から見下ろす福岡の夜景を見て、 ふと泣きそうになってしまった。 憧れでなく、心に染み付いてしまった福岡。 恋でなく、愛に変わってしまった街と離れるのは本当につらい。 でもこれからは、 福岡に負けないくらいの笑顔を東京で探せるようにがんばるよ。 幸せな心を持っていれば、 きっと笑顔の仲間が集まるはず。 どこにいたって、仲間と笑顔の虹はつくれる。 いくぜ! 明日も輝く一日が待っている! |
体と心を温めて | 2009/1/2 |
---|---|
いつまでも心に残る風景がある。 やさしく心を癒し続ける場所がある。 ![]() 日本三名泉の一つ『草津温泉』。 温泉街の中心に沸く湯畑が魅力的で、 滝のように流れくる豊富な湯量に心が奪われる。 とにかく街中に温泉が湧き出ているんだ。 店先の路地に流れるのも温泉。 橋の下の川を流れるのも温泉。 川原の池に溜まっているのもみんな温泉。 街中のいたるところからもくもくとした湯気がたちこめている。 あまりの湯気の多さに、空から降る雪なんて 地面に着く前に、空中でとけてしまうんだ。 街中から強い硫黄の匂いがたちこめ、いつも間にか服や肌も同じ匂いになっている。 当時、岡本太郎がデザインしたという この湯畑を囲むようにして広がる温泉街はまさに至宝の芸術品だ。 ![]() ![]() ![]() ![]() 草津の泉質は日本一といわれていて、 酸性度を示すph値はなんと2.1。 有名な温泉でも泉質は単純温泉が多く、通常7前後というからパワーは3倍以上。 傷口があったりするとビリビリっと、とてつもなく痛い。 雑菌など消毒作用が抜群で、皮膚病や神経痛はじめ、恋の病以外、 すべての病に効くといわれている。 でも恋の病にも効くな、これ。 草津温泉は最高の場所。 湯畑を中心とした幻想的な景色に、日本一を誇る泉質。 湯気がたちこめる温泉街を歩きながら食べる 温泉たまごや温泉まんじゅうは、これまたとてつもなく美味しいんだ。 特に草津温泉名物の『あげまんじゅう』にはノーベル賞をあげたい。 ![]() ![]() ![]() ![]() 数え切れない日本有数の景色。 街中を包み込む湯気と硫黄の匂い。 行き交う人々の笑顔が、いっぱい詰まった草津温泉に、 心も体も芯から癒されました。 酸性値が高く、熱く力強い温泉に、 体中の毒素が一気に浄化されていくのがわかる。 エネルギー充電100%。 自分が元気だったら、きっと誰かも元気になってくれる。 自分が笑えていれば、きっと誰かも笑ってくれる。 今年も生きる、最高の毎日を。 今年も演じる、最高の自分を。 今年も笑う、最高の仲間たちと。 |
今年もありがとう | 2008/12/24 |
---|---|
メリークリスマス! いろんな仲間に出会い。 たくさんの笑顔とともに過ごした1年間でした。 みんな本当にありがとう。 ![]() いつもそばにいてくれた 仲間や家族、そして大切な人。 もし誰かが一人でも欠けていたら、 こんな幸せいっぱいのクリスマスは過ごせなかったと思う。 どうもありがとう。 毎日いろいろあるけれど。 元気がないときは、 元気いっぱいの仲間のところにいけばいい。 泣きたいときは、 いつも大声で笑う仲間のところにいけばいい。 もし夢が持てなくなったときは、 夢あふれる仲間のところにいけばいいんだ。 下を向きそうになったとき、 大きな声で、 こう叫ぼう! 「さあ、みんな集まろうぜ!」 人生なんて毎日がカーニバル。 無駄な一日なんてない。 お祭りがないんだったら、自分たちで作っちゃえばいいんだ。 仲間と一緒につくるたくさんの思い出。 そんな思い出たちが、きっと明日に元気を与えてくれるから。 来年も 毎日がきっとビューティフル。 笑顔の明日が待っている! |
天まで届け!この愛、そして自由! | 2008/12/10 |
---|---|
世界に、夜空に叫べ! 「愛を!自由を!」 渋谷PLUGでロックフェス 『クリスマス☆カーニバル』を開催した。 ![]() 出演アーティスト12組。 総出演者数40名のクリスマスイベントで、 たくさんの人たちが集まってくれた。 夏のロックフェスと違い、 今回は、総合企画や司会進行をはじめ、バンド入れ替え時のMCも担当。 さらに大トリのバンド出演とあって大忙しだった。 でも、このイベントを開催して、心の底から実感できたこと、 それは「仲間への感謝」だ。 人間ひとりぼっちでは、何も成し得ない。 意志に賛同してくれる人、助けてくれる人がいてこそ成功する。 どんなに才能があったって、それを認め、評価してくれる人がいないと、 その人は大成しない。 その人がどんな孤高の天才であっても ひとりぼっちでは、最終的には幸せになれない。 人はひとりでは生きていけないんだ。 今、生きている意味をきちんと気づかせてくれる人。 生きている価値、それを実感させてくれる仲間や、大切な人。 そんな人が必要なんだね。 誰かが笑ってくれる。 「ありがとう」と言ってくれる。 そんなことの積み重ねが、どこかで自分のエネルギーになっている。 「ここにいていいんだ」って、そんな気持ちになるんだ。 人生なんてGIVE&GIVE。 目の前の人に幸せのプレゼントのオンパレードをすればいい。 愛する人や、仲間を大切にすることこそが、 実は、自分自身を大切にすることにつながるんだからね。 仲間が幸せそうに笑っている。 それを見て自分も笑顔になれる。 仲間が笑っていると、自分も笑顔になれるんだ。 そばにいる人。 自分の身近にいる人を、全力で幸せにしよう。 泣かせない。 悲しませない。 自分持てるの力をふりしぼって、 その人の毎日を、全力で幸せにしよう。 大切な人の笑顔が、やがて自分の笑顔に変わる。 大切な人の人生の充実感が、やがて自分の生きる価値にかわる。 だから、僕は叫ぶ。 天高く、この「愛」を。 叫び続ける! 胸の奥底からあふれるこの「愛」を。 僕は変わらない。 愛を謳う。 この先、60歳になっても。 70歳になっても。 ![]() |
箱根でフレンチな思い出と | 2008/11/12 |
---|---|
色鮮やかな原色の色彩が舞う『箱根』。 ![]() 箱根高原は温泉が有名だけれど、 実は、フランス料理の美味しさに定評がある。 箱根は相模湾、駿河湾にはさまれていて、山野の恵みも潤沢。 新鮮な季節野菜、地元農場でとれた自然食材に、 契約農家から直送される卵や牛乳。 そして地下から湧き出るおいしい水と、 箱根では、海と山の自然の恵みをフレンチ食材として贅沢に使えるんだ。 『箱根オーベルジュ漣-Ren-』。 オーベルジュとは、 フランスが発祥の美味しい食事をゆっくり堪能できる宿泊施設のこと。 ![]() ![]() 大切な人と時間を気にせず、料理やワインを心ゆくまで楽しみ、 帰りの時間なんて気にせず、 2人のまぶたが自然と閉じられるまで、ゆったりと時間を過ごせる。 天然温泉つきとくれば、幸せは遥か彼方までエコーしていく。 ![]() ![]() ![]() ![]() ワインは完全無農薬のぶどうから作られるオーガニックワイン。 メインディッシュに近づくにつれて、 香りのふくらむ軽いワインから、濃厚な重いワインへ。 気が付けば2本目のワインも既になくなっている。 美味しい料理は、心を笑顔にする。 美味しい食事を前にして、暗い話やネガティブな話はありえない。 決まって、笑顔で、楽しい話や明るい話が展開されていく。 美味しい食事によって、 お互いの心が満たされるからなんだね。 だから僕はできる限り、美味しい食事にこだわりたい。 いろんな美味しい食事や素敵なお店に出会いたいと思う。 それは、大切な人と いつも笑顔で、楽しい話を、 明るい未来を語りたいからだ。 食事と会話。 食事をするために会話をするのではなくて、 会話をするために食事をする。 食事はゆっくり時間をかけて食べたい。 それだけいろんな話もできる。 美味しい食事であれば会話も弾むから、 だから大切な人や友達との食事はこれからも大切にしていきたいと思うんだ。 『箱根オーベルジュ漣-Ren-』。 素晴らしい場所だった。 箱根の旬の食材、 美味しいフレンチと笑顔を堪能し、ゆっくりと流れていった時間。 そんな幸せの時間は、時間をかけて、 ゆっくりと心の奥底まで浸透していった。 心にごちそうをありがとう。 本当に最高の一日でした。 P.S. 秋の仙石原高原には、ススキの海が広がっていた。 雪景色のような白い穂波が、さわやかな秋風にのって揺れていた。 幻想的な光景だね。 ![]() ありがとう『箱根』! |
パンとふくらむ幸せ | 2008/10/20 |
---|---|
僕の大好きなパン屋さんが 東大阪にある。 ![]() 『金太郎パン』。 東大阪の布施駅南口にある小さなお店だ。 庶民に愛され、もう創業80年にもなる。 店名は、「地元の子供たちが元気に育つように」との想いが込められている。 パンが焼きあがるたびに 店外まで響く「焼きたてコール」が何とも元気で面白い。 地元の子供はもちろん、おじいちゃんやおばあちゃんまでお店に集まってくる。 ![]() ![]() お店の入り口には お店自慢のバゲット類などハード系パンが陳列され、 中へと進むごとにデニッシュ類やお菓子系パンが顔を並べてる。 どれもいろんな表情をもっていて、 どのパンからも作り手の愛情を感じるんだ。 すべてのパンが魅力的に見える。 だからこのお店のパン選びは本当に時間がかかる。 だって全部が美味しく思えるんだもんね。 ![]() ![]() ![]() ![]() 本当に素敵なお店。 愛らしいパンたちがあふれている。 みんな笑ってる。 愛情を込めたものは、 どんなものであれ、みんな輝くんだよね。 お店にいた近所の子供たちが 人気のあんぱんをトレイにのせ、レジへと運んでく。 「どうもありがとう」という店員に、子供たちが笑顔で応える。 金太郎印のビニール袋を手に、 仲間と一緒に店の外へかけていく子供の姿がとても印象的だった。 作り手にも、地元の人たちにも愛される金太郎パン。 パンに込められた「元気」と「愛情」はどんどんふくらんで 大人から子供までたくさんの笑顔をつくっているんだね。 いつまでもその場所で、続けて欲しいパン屋さん。 元気をもらいにまた来るね。 ありがとう「金太郎パン」! |
香川で巡る、うどんと幸せと | 2008/10/14 |
---|---|
幸せはほんの身近にあふれてる。 いつも手の届くところにあるんだ。 四国は香川県に行ってきました。 ![]() 「うまい!」 香川で食べる本場の讃岐うどん。 麺のつや、ぷりっぷりで何ともいえないシコシコ感。 一口するだけで、つい幸せの溜め息がこぼれてしまう。 想像を超えるとてつもない美味しさだ。 朝6時に大阪を出発して、車で2時間。 8時に香川に到着したところから 数々の名店を巡る「うどん遍路」がスタート! まずは坂出市にある「がもううどん」へ。 朝からうどんは香川の常識らしい。 朝8時30分だというのに行列ができている。 ![]() ![]() みんなお店の外で立ちながら、ずるずるーっとやってる。 田んぼの風景を見ながら食べるうどんも最高だね。 ぷりぷりのうどんに、やさしく深い味わいは、 早朝、香川が迎えてくれるウエルカムうどんとして最高だった。 シンプルなうどんなのに、どうしてこうも違うんだろう。 レンコンの天ぷらも最高! 本当に美味しい。 朝からこんな幸せに出会ってしまっていいのだろうか♪ さあっ!次だ! 幸せの余韻に浸る間もなく次のお店へ。 車で30分ほど走り『長田 in 香の香』に到着。 お店の名前には「うどんで香川の香りを楽しんで」という想いが込められている。 釜あげひと筋!というだけあって、 一口したその衝撃はまさにメガトン級!お見事だった。 ![]() ![]() 「うまい!!!」 麺のコシ、つややかさ、イリコの効いたつけダシも全て◎。 すったショウガや新鮮な刻みネギも加えれば、 目の覚めるような幸福感が体中を突き抜ける。 とてつもなく美味しい。 これ、何玉でも食べられるぞ。 美味しいものは別腹っていうとおり、まだまだ胃袋が美味しいうどんを求めてる。 ということで、次のお店へレッツ・ゴー。 車でまた30分。友達の強い誘いがあった「はりや」に向かった。 店内はすでに行列。めんを茹でる大将が何ともかっこいい。 ![]() ![]() 素晴らしい。 ここの「かしわざる」もまた感動的に美味しい。 特にうどんの食感、味わいと言ったら郡を抜いている。 圧倒的に他店を凌駕している。 あの茹で加減は芸術の域だね。 目の前の釜で、茹で上がった麺を大将が鷲づかみして お皿にたっぷりのせてくれるんだけれど、それもあっという間にぺロッと食べてしまう。 いやあ、本当に感動するね。 涙がじんわりしてしまうほど、感動的なうまさだ。 と、いいつつも、次へレッツ・ゴー。 香川屈指の行列店「山越」に到着だ。 ![]() ![]() ![]() ![]() うどんのセルフサービスのお店で、 茹でたうどんに自分が好きなようにトッピングできる。 釜たまに、とろろとすだちをのせて、一気にずるる〜っと♪ 日本庭園風のお庭で食べるうどんも最高。 「食」と「景色」で癒される。 まさに至宝の場所だった。 香川のうどんといっても、一箇所にたくさんのお店が集中しているのではなく、 車で30分ほどの場所にそれぞれが点在しているんだ。 しかもどれもみんな住宅地や田んぼの真ん中とかにお店があって、 そんな小さなお店に異様なくらいの人が並んでいる。面白い風景だ。 次のお店にいくまでの30分の道のりがとてもいい。 車の中で、さっき食べたうどんの感想や 今まで食べたうどんを勝手にランキングしたりと大いに盛り上がる。 まさにうどん遍路というように、その移動の過程が一番大切で面白いんだね。 美味しさの話だから、誰もがHAPPYだ。 みんな笑顔。 ふと時計を見ると、まだ昼の12:30。 一日ってこんなにも長く、たくさんの幸せを詰め込めるんだね。 いまこうしている間にも香川では、 ぷりっぷりのうどんをずるずる〜っと一気に流し込んでいる人がいるんだろうか。 どんなに幸せな時間を過ごしているんだろう。 香川のうどんに負けないように。 一日にできるだけ、たくさんの想い出を詰め込もう。 できるだけたくさんの笑顔を詰め込もう。 そして、笑顔と幸せで、 毎日、お腹をいっぱいにしよう! |
笑顔を、日本の中心で | 2008/9/23 |
---|---|
世界最長の吊り橋 『明石海峡大橋』が雄大に迎えてくれた。 ![]() 明石といえば、たこ焼きのルーツとなった 『玉子焼き』が有名。 地元の明石以外では、玉子料理と区別するために『明石焼き』と呼ばれている。 ![]() これがとてつもなく美味しい。 ぷりぷりの明石タコが入ったふわっふわな玉子焼きを出し汁に浸して食べる。 アツアツの生地を口に入れた瞬間、 思わず「あっ!」と言ってしまうほど美味しい。 まな板上の木皿に添えられた20個もの『玉子焼き』があっという間になくなってしまう。 ![]() 日本の中心で「幸せ!」を叫びたい気持ちだ。 明石市には「日本標準時子午線」があって、 日本の時報や放送局の時刻表示が、ここを基準になっていることを考えると、 まさにここは日本の中心なんだけどね。 実は、美味しい明石焼き(玉子焼き)を求めて、 いろんな有名店を食べ歩きしたんだけれど、 やっぱりありました明石駅から歩いて15分。 知る人ぞ知る玉子焼きの名店『今中』。 札幌など遠方からもこのお店の味に惹かれ、食べに来る人もいるらしい。 ![]() ![]() 住宅街にある一軒家。暖簾だけを掲げた小さなお店だ。 ちっちゃなおばあちゃんが、せっせと玉子焼きを焼いてくれる。 これが本当に美味しい。 ここの玉子焼きは、もう芸術品だ。 僕はまた、この『今中』の玉子焼きを食べるだけのために明石に来るだろう。 それほど感動的な味だった。 『今中』のおばあちゃんが作る玉子焼きは みんな形も違っていて、口に含んだときの味や趣きも違う。 木皿の上に20個ものっているから、一つひとつ食べ進むごとに 口に含んだときの温度が毎回違うんだよね。 それを出し汁に浸して食べたときの、味のおくゆかさといったら、もう感動的。 一つひとつに違った幸せのエピソードがあるんだ。 人は毎日、朝起きて、 その日、1日を行動する。 それは何のためか。 それは 誰かを幸せにするためだ。 明石市に住む『今中』のおばあちゃんは、 一日のほとんどの時間を、玉子焼きづくりに費やす。 鶏卵とダシで仕込んだ生地を鉄板に流し込み、 まな板状の木皿にふかふかに焼いた玉子焼きをのせる。 それを何回も繰り返す。 そんな単調な毎日が、 実はたくさんの人に幸せを提供している。 たくさんの人たちの笑顔をつくっている。 おばあちゃんの作っているのは 玉子焼きじゃない。 「笑顔」と「幸せ」だ。 どんな仕事もきっとそう。 誰かの笑顔や幸せにつながっている。 目の前だけを見ず、もっと先を見よう。 きっと誰かが笑っている。 きっと誰かが「ありがとう」と言っている。 ありがとう、明石。 ありがとう『今中』のおばあちゃん。 また必ず遊びに来るね。 |
負けない、熱き鼓動 | 2008/8/23 |
---|---|
どしゃぶりの雨が降っていた。 高円寺の阿波踊り。 東京三大祭りの一つで、 全国の阿波踊りとしても徳島に次いで日本で2番目の規模とされる祭りだ。 待ちに待った、この日は朝から雨。 雷鳴轟くどしゃ降り。 何時間も前から沿道で場所取りをしている人たちもずぶ濡れだった。 雨に濡れ、奪われゆく体温。 男性は無言になり、女性は凍える身を何時間も震わせていた。 しばらくたって開演間近となり、開始前の挨拶が行なわれる。 ご年配の実行委員長が、雨の中、ゆっくりと壇上にのぼり マイクを手にした瞬間、 こう叫んだ。 「みなさん!高円寺は日本晴れですっ!」 おおー!と全員が叫んだ。 観客が総立ちとなった。 力強い拍手が街中にこだました。 ドドンっ!!! 太鼓の音、「さあ!」という掛け声とともに阿波踊りが華々しく始まった。 ![]() 震えた。 寒さのせいじゃない。 その粋なこころに。 言葉は、人の心を動かす。 魂のこもった叫びは、必ず人の心に影響を与える。 今日、この実行委員長の言葉は、この過酷な状況のすべてを変えた。 1万2千人の踊り手、120万人の見物客のパワーを生んだ。 ![]() ![]() すさまじい舞い。 華麗な踊りが次から次へと踊り込んできた。 みんな晴れやかな笑顔をしていた。 ![]() ![]() 負けない。 雨なんかに、負けない。 それを鼓舞するよう、観客も拍手で応援した。 本当に感動的だった。 圧巻は、ラストの大乱舞。 残り15分!残り10分!と夜9時の終了までカウントダウンされていき、 今まで、連という団体ごとの踊りにするための仕切りや間合いが解除される。 どっと後方から踊り手が踊りこんでくる。 ![]() 残り1分! おおー!という歓声とともに、太鼓や囃子、鐘の音が一気に強くなる。 ほとばしる汗が沿道にも飛び散ってくる。 1万2千人の大乱舞だ! ![]() 「10・9・8・7・6・5・4・3・2・1〜ゼロー!」 アナウンスが祭りの終了を告げた。 おおー! 観客も総立ち。 鳴り止まない拍手が続いた。 とてつもない、幻想空間にいるような気持ちだった。 素晴らしい。 本当に素晴らしい瞬間。 見事な乱舞だった。 この日。高円寺の阿波踊りは負けなかった。 どしゃ降りの雨に勝った。 晴れの日には成し得ない、感動的な祭りを成功させた。 踊り手全員と抱き合ってこの感動を分かち合いたかったし、 お礼も一人ひとりに言いたかった。 隣にいた見知らぬ人にもどこか親近感を覚えたのは この雨とこのお祭りがつくった一体感のおかげだろう。 今日この瞬間に会うことができて本当に幸せを感じた。 この街に住んでいて本当によかったと誇りに思えた。 どんな状況でさえ、 仲間がいれば変えられる。 一体となって力を合わせれば感動だってつくれる。 みんなが「もう駄目かな」って思うとき、 僕がこう言おう。 「大丈夫!きっとうまくいく」。 ダメなものなんてない。 今の状況は、結果じゃない。 プロセスだ。 笑える。 感動できる。 そのきっかけをつくってくれている。 あの高円寺阿波踊りの実行委員長のように。 明日に、 人生に、もし雨が降っていたら、こう叫ぼう! 今日も、明日も、 「日本晴れっ!」 |
あふれる涙に輝いて | 2008/8/12 |
---|---|
「すいません。なんも言えねぇ」 言葉にならなかった。 北京オリンピック100m平泳ぎで、世界新記録をたたき出し、 みごと金メダルを獲得した北島康介が見せたのは、 4年前のような笑顔ではなく、こみ上げる涙だった。 4年前のアテネ五輪後、怪我や体調不良から結果が出せず、 周囲からはこういう声が聞こえてきた 「北島は終わった」。 アテネ以降、宿敵ハンセンに4連敗。 200mでは、日本選手権でも2005年3位、 2006年は4位と、惨敗した。 2年前、テレビの取材で、 北島はこう答えている。 「僕ではなく、新しいスターを探した方がいいですよ・・・」 どうしても競技への意欲がわいてこなかった。 しかし、そんな中、北島に転機が訪れる。 2006年8月、パンパシフィック選手権の200m平泳ぎ決勝。 北島の隣で泳いだハンセンが世界記録を樹立し優勝した。 2秒以上の大差をつけられての屈辱的な惨敗に、 北島の目が覚めた。 「隣で出されて悔しくないわけがない。記録に挑戦したいと思うようになった」 ずっと勝てなかったライバルを負い続けた中学時代。 中学時代の文集にはこう書いていた。 『負けを知ったとき、初めて勝つことができる』 この惨敗を機に、北島は、原点に戻った。 2007年春の世界選手権で金メダルを獲得し、 その夏には、プールの中で、左脚が肉離れをするほど練習に打ち込んだ。 天才の眼に、鋭い眼光が戻ってきた。 アテネ五輪でも2冠を達成したが、泳ぎも記録もベストは出せなかった。 しかし4年後、今年の北京五輪では、その全てを超越した。 記録をも、自分自身をも、 文字どおり、越えた。 ![]() 勝利後、タオルで顔を覆い、 「なんも言えねぇ」 その言葉に、この4年間のドラマが全て詰まっていると思う。 勝利の瞬間、北島の雄たけびを観て、僕も奮えた。 鳥肌が立った。 いつのまにか涙が頬をつたっていった。 自分の輝ける姿は、自分が一番知っている。 何があってもあきらめず、 自分の可能性を投げ出さず、強い目標を持っていこう。 何も言えなくなるほど、 自分自身を褒めてあげられるような努力をしよう、そう思った。 おめでとう!北島康介! 感動をありがとう。 |
抱えきれない愛をのせて | 2008/7/22 |
---|---|
新宿でライブをしました。 友人の誘いで気軽にOKしたところ、 実は当日のロックフェスの大トリを任されることになって、さぁ大変。 本番までの1ヶ月間、本当にROCKな毎日を過ごしました。 でも改めて思う。 「音楽は素晴らしい」。 七人の侍のように、仲間を一人ひとり集めるところから始まり、 キックオフの集会から、連日の練習。 バラバラで、形がなかったものが、次第に一つになっていく。 「いいものを作りたい」というみんなの思い。 それが本番のステージに向けて、一気にスパークしていくんだ。 当日。 大歓声の中、ステージへあがる。 ドラムのスティックが数回鳴った後、腹の底を揺さぶるギターの音が響き渡る。 さあ、ショウタイムだ! ![]() 会場に集まってくれた仲間たちが拍手で、勇気を与えてくれる。 「いいぞ!もっとハジけろっ!」 仲間たちがそんなメッセージをくれるんだ。 元気を与えるべき人が、元気をもらい、その元気を何倍にも返し、 また何倍もの元気をもらって、またその何倍もの元気をまたさらに何倍にも返して、と。 そんなやりとりを何回も繰り返し、 相乗効果で最高のステージができあがっていくんだね。 拍手や元気をもらいたい、と思ったら 精一杯、自分が持てる全力のステージを披露すべきなんだね。 仲間からの声援と拍手。 それが自分への元気の源になるんだから。 もう徹底的に、GIVE & GIVEだ。 ステージの途中。 何度も酸欠で、倒れそうになる。 でもステージの途中に「意識が飛びそうになったから抑えます」なんて言えない。 とにかくアクセル全開、レディ・ゴーだ。 それは、結果的に自分を幸せにする、 そう思えるから走れるんだね。 手を抜かず、妥協せず、徹底的に最高のパフォーマンスを披露することが、 観ている人に共感や、感動を与え、 それが、やがて自分に何倍にもなってかえってくるから。 世の中には、いろんな方法で、 誰かを幸せにしようと、努力している人がいる。 音楽、歌、ダンス、映画、演劇、お笑い、絵画、小説・・・etc 誰かの笑顔は、自分の笑顔だったりする。 誰かの幸せは、自分の幸せだったりする。 自分が笑いたかったら、 誰かを笑顔にしよう。 自分が元気をもらいたかったら、 誰かを元気にしよう。 充実した1日を過ごしたいんだったら、 誰かの1日を充実させよう。 仕事をきちっとこなすことだって、 十分、誰かを幸せにするきっかけなんだよね、きっと。 人生なんて、GIVE & GIVEでいい。 きっとすべてはそこから始まるんだ。 |
天の川と、戯れて | 2008/7/7 |
---|---|
織姫と彦星が 一年に一度だけ、二人の愛を確かめ合える日。 7月7日。 この日は、決まって 曇りや雨の日が多いらしい。 素敵な話だ。 地上から覗き見されないように、雲のカーテンで隠してるんだから。 何億人の人から見上げられていてはせっかくの夜も台無しだ。 厚い雲の上、はるか彼方に広がる夜空は快晴。 きらきらと、こぼれんばかりの星たちできっとあふれてる。 そんな星たちが織り成す、ほのかな間接照明の中で2人はお互いを見つけ、 今ごろ、2人だけのときを共に過ごしているに違いない。 今日だけは、星空を二人じめしていいよ。 雲のカーテンで2人だけの特等席を作っておいたから。 星のかけらも見えない地上の夜は、 真っ暗闇だった。 街の明かりや、道端の電灯がないと、本当に何も見えなかった。 山あいに迷い込むと、人工的な音は消え、 しんと静まり返る中、虫の音やかえるの鳴き声しか聴こえてこない。 しばらく歩いていると、 いつの間にか、さらさらと、 田んぼの沿道の水路に流れる水の音が聴こえてくる。 そんな中、ふと、辺りが静まり返った暗闇の奥に目をやると、 ふわふわと小さな星のかけらが揺れていた。 ひとつ。 ふたつ、みっつ。 ![]() やがて数え切れないほどの地上の小さな星たちは、 一斉に舞い上がり、 夜空一面に広がる、天の川をつくっていた。 千葉県君津市富英。 ここでは市民が長年守ってきた天然のホタルが鑑賞できる。 手をかざすと、すくえてしまうほど、数え切れないほどのホタルが舞っている。 何ともいえない黄緑色の光。 夜空に舞うたびに、いくつもの光の帯がつくられた。 眺めているだけで、時が経つのを忘れてしまう。 この星たちも、 年に一度しか観られないんだよね。 観られるのは本当にわずかな期間なんだから。 たくさんのホタルたちがつくった天の川と戯れていると 遠い夜空にいる織姫と彦星の幸せが伝わってくるような気がした。 どうもありがとう。 今日は2人に感謝するよ。 地上の天の川が綺麗に見えたのは、 今日の夜空を雲のカーテンで覆ってくれたからなんだね、きっと。 |
幸せを感じる、そんな日に | 2008/6/28 |
---|---|
本当に美味しいものに出会うと、 言葉なんていらなくなる。 何も喋らないで、このままのときを感じていたいって思う。 札幌スープカリー専門店『奥芝商店』。 住宅街に佇む知る人ぞ知る名店だ。 ![]() 僕はこんなに美味しいスープカリーを食べたことがない。 東京でも札幌でも、いろんなお店で食べたけれど、 ここのスープカリーは、またワンステージ上にいる。 札幌駅から車で15分ほど。 住宅街にポツンとあるこのお店は、内装も一軒家のような創りになっている。 とても落ち着ける。 オシャレなつくりだ。 ![]() ![]() 窓から明るい日差しが降りそそぐ中、 休日、昼間からビールを口にすることに幸せを感じる。 ![]() 本当に贅沢なひとときだ。 スープは海老のダシが利いていて、 奥深い味なのに、とてもさっぱりしている。 後に残るピリリとしたスパイスが絶妙だ。 地元で採れたオクラやじゃがいも、アスパラガスが新鮮で、 野菜本来の味を存分に楽しめる。 すべてに感心するほど、本当に美味しい。 心から思える。 いいお店だ。 美味しいものに出会うと、 自然と、大切な人を思い浮かべる。 一緒に食べたら、もっと美味しいんだろうな。 きっと口に含んだ途端に、めいいっぱいの笑顔をするんだろうな。 美味しいものを食べているときは、 決まってそんな想像たちと一緒に時間を過ごしているんだ。 大切な人を、いろんな場所に連れて行きたいから。 僕は美味しいお店、感動のできる場所を探す。 それをきっかけに、将来の、 その人の笑顔をもっともっと増やせたらいいな、と思う。 明日もきっと出会う、 美味しいものと、その笑顔に。 |
ガブッといこうぜ | 2008/6/8 |
---|---|
ひさしぶりに三軒茶屋の『ベイカーバウンス』に行った。 ![]() やっぱり美味いね。 ハンバーガーは大好きだから、 いろんなところで食べるんだけど やっぱりここの『ベーコンチーズバーガー』はノーベル賞ものだ。 だってさ、 ベーコンを炭火でジュウジュウと焼くんだよ! こんな感じで♪ ![]() じゅわーってなってるベーコンにとろ〜りチーズが乗ってくる。 そこに好きなだけ、ケチャップとマスタードをかけて一気にガブッと♪ ![]() このとろけたチーズと、焼きたてのこんがりベーコンが とてつもなく美味しい。 ひとくちするだけで、口の周りがとんでもないことになってる♪ でもホントに美味しい。 「うまい!」ってガッツポーズしたくなる。 一人でも多くの人に食べて欲しいな、このハンバーガーは。 笑顔になれるよ、きっと。 心許せる人と一緒に食べるハンバーガーは最高だ。 大きな口をあけて、二人で同時にガブッと。 中から肉汁がジュワッとあふれてきて、 少しボトボトとこぼれたり、具や野菜の重なり合いについ気をとられる。 そんな中、ふと、顔を上げると、 相手も悪戦苦闘しながら笑ってる。 二人とも口にめいいっぱいハンバーガーを詰め込んでるから 言葉は交わせないんだけど、 表情でわかるんだ。 「美味しいね」って。 僕はそんな瞬間が好きだ。 ハンバーガーを食べることって 何かのアトラクションと同じなんだね。 ハンバーガーを食べるときはやっぱり楽しい。 大きな口をあけて♪ 豪快にガブリとかじりついて♪ コーラやビールをゴクゴク飲んで♪ 食べる喜びと幸せがみんな詰まってる。 「ハンバーガーを食べに行こう」 こんがりベーコンやチーズ、そしてアボガドがどっさり乗った 美味しくておっきなハンバーガーを、 大好きな人と一緒にやっつけに行こう! きっと、二人の幸せにも かじりつける。 |
幸せづくり | 2008/6/1 |
---|---|
誰かを笑顔にできる人、 それができる人は本当に素敵だと思う。 心からわき出る笑顔。 本当に美味しいものを食べたとき、 体が喜んでいるのが分かる。 心がすみずみまで潤っていくのを感じるんだよね。 銀座『ピエールマルコリーニ』。 チョコレートがあまりにも有名なパティシエが提供するデザート、 「マルコリーニ クリームブリュレ」は、 まさにそんな喜びと心の潤いを感じることができるんだ。 ![]() 食べた瞬間、パッと変わる表情。 心が感じた喜びと感動は、 うねりとなって、表情を鮮やかな笑顔へと変えていく。 僕は同じものを2人同時に食べるのが好きだ。 一緒に、同じ瞬間に「美味しい!」ってハジける喜びを共有できるから。 それができると、もっともっと美味しくなる。 一緒に食べてて良かった、って思うんだ。 だから美味しいものにはこだわりたいし、 大好きな人と食事をしたい。 マルコリーニのチョコレートを口に含むとき、 やっぱり目は閉じている。 そこに神経を集中したいからなんだね。 キスをするときだって、決まって人は目をつむる。 他の事は考えたくないからなんだ。 美味しいものに出会ったとき、 目を閉じるのは当然のことなんだね。 ピエールマルコリー二。 本当にすごい人だ。 チョコレートに、彼のこだわり、思いやりがぎっしり詰まってる。 それを口にするだけで、彼からの愛が伝わってくるんだ。 ありがとうマルコリーニ。 愛は、何かに乗って、必ず誰かに伝えられるんだね。 僕ももう少しだけ、 この愛を伝えられる方法を考えてみるよ。 |
共に、自然と動物たちと | 2008/5/18 |
---|---|
ゲートをくぐると、 そこには熱帯雨林の世界が広がり、 たくさんの動物たちが悠々と暮らしていた。 ![]() ![]() 大好きな動物園 よこはま『ズーラシア』に行ってきた。 動物たちだけじゃなく、植物も6つの大陸ごとに分かれているのが素晴らしい。 ヤシやユーカリがあったと思うと、 アジア大陸では辺りを覆う植物が松や竹に変わっていたりする。 よく動物園にありがちな『檻』という感覚は全くなく、 広大な敷地の中、世界中の植物が青々と生い茂っている。 そんな森の中をぐんぐんと歩いていく。 世界一周の動物旅行だ。 ふと森の切れ間をみると、ゾウの頭が見える。 「あ、ゾウだ」と近づいてみると、 ゾウたちが群れをなして、みんなで水浴びをしていたり、 猛々しい雄たけびが聞こえ、岩場に行ってみると、 今度は水辺で遊ぶ大きな白くまに出会えたりする。 ![]() ![]() 広く、雄大な自然の中で、動物たちが自由に暮らしている。 動物たちが仲間たちといろんな会話をしながら生活をしているんだ。 ペンギンはみんなで順番に水に飛び込んで遊んでいるし、 ヤブイヌは今ブームの岩場をみんなでくるくる回るゲームをずっとしている。 ![]() ![]() とにかく楽しい。 観ているだけで、どこか幸せになってくる。 みんな本当に仲がいいんだ。 オカピの恋人たちは、人目を気にせず、ずっとキスをしていたしね。 ![]() ![]() 本当に僕が大好きな場所。 広大な森の中。笑顔と愛がつまった幸せの動物園だ。 僕もこれからいろんな場所を歩いていく。 いろんな場所で、 いろんな人たちと出会っていくだろう。 その出会うもののすべてはきっと、 笑顔と愛にあふれているに違いない。 この動物園で出会った 動物たちのように。 ![]() |
舞い上がれ、夢! | 2008/5/5 |
---|---|
たくさんの夢をのせた 色鮮やかな凧が、晴天の青空一面に舞っていた。 ![]() 静岡県『浜松まつり』。 海岸沿いに広がる中田島砂丘の『凧揚げ会場』では、 数え切れないほどの大凧が次から次へと舞い上がり、遠い空へと駆けていった。 ![]() ![]() 十畳ほどある大きな凧は、 それぞれ町内の若者たちが、その家の長男の誕生を祝い作ったもの。 だから空へと力強く舞い上がる大凧たちは みんな子供の元気な成長を祈って揚げられているんだ。 そういえば、凧糸の根元には決まって小さい男の子がいたりする。 なんか素敵な話だね。 ![]() ![]() だから若者たちはみんな一生懸命だ。 町内一丸となって、生まれた男の子を『祝い凧』を揚げて祝福するんだからね。 いわば町内の名誉をかけた祝いだ。 でも、凧揚げ会場で揚がる凧の数もハンパじゃない。 一斉に100以上の大凧が揚がったりする。 隣の町内会が揚げる凧とからまってしまったり、若者同士が激突しあったりして、 もう「合戦状態」だ。 一触即発のケンカが始まっていたりする。 とにかくアツい! 祝いごとも命がけなんだね。 ![]() すごいね、浜松の男は。 かっこいい。 「何でそこまでアツくなるのか」といったら、 子供の誕生を祝ってあげたい、その気持ちからなんだもんね。 とても素敵な男たちだ。 日が暮れ始めると、男たちは街中へ移動し、 街の中心街で、浜松まつり名物の『ご殿屋台引き回し』が始まる。 絢爛豪華な彫物や堤灯の飾りで彩られた110台もの屋台が 静岡の町を練り回っていく。 ![]() ![]() お囃子の太鼓と、笛の音、そして軽快なラッパのリズム。 幻想的なこの雰囲気は、しばらく忘れられそうにない。 ![]() 特に町内の仲間たちが一斉に体をすり寄せ、 「オイチョ!オイチョ!」と『押しくらまんじゅう』のように 激しく練り上げる『激練り』は感動的だ。 深夜遅くまで、その掛け声とラッパの音は消えることはなかった。 次の日。 ある晴れた朝。 車で少し走って、大井川鉄道まで行き、 僕は『SL蒸気機関車』に乗った。 ![]() ![]() 夢を乗せた『銀河鉄道999』は、新緑輝く大井川沿いを 汽笛を鳴らしながら駆け抜けていく。 流れゆく景色を観ながら、 レトロな車両の中で食べる駅弁も美味しい。 やがて辿り着いた南アルプスの麓、『寸又峡温泉』。 目の覚めるような緑と湖の青に囲まれた『夢の吊り橋』は 何とも幻想的だった。 ![]() ![]() 心が解き放たれていくのがわかる。 自然に還る、とはこういうことをいうんだろう。 呼吸をするのがいつもより心地よい。 雄大な景色を眺めているだけで、自然と笑顔に、元気になってくる。 自然の生きるパワーをもらっているんだね。 今回の旅もやっぱり最高でした。 男たちの熱気とパワー。 そして雄大な自然と温かさ。 静岡。 本当にありがとう。 P.S. あ、そうそう。 静岡吉田町の『うなぎ』は、とてつもなく美味しいよ。 名店『うな平』は最高だ。 ![]() それから最終日の夜、 東京に帰りがけに寄った富士の麓の街、富士宮。 本場の『富士宮やきそば』も、 これまた日本一の美味しさでした! ![]() 本当にびっくりするくらい美味しい。 さすが、日本B級グルメランキング2年連続1位! 最後にもう一回、言おう。 「静岡!本当にありがとう」 |
毎日をパレード | 2008/5/3 |
---|---|
嬉しいとき、 喜びを分かち合いたいとき、人は決まってパレードをする。 野球だってサッカーだって、相撲だって 優勝したときはみんなパレードをするんだ。 と、いうことは。 パレードをすれば、みんな楽しくなるということ。 喜びを分かち合えるということだ。 だったらみんなで行進!行進! パレードをしよう! ![]() ![]() 『博多どんたく港まつり』。 GWで日本最大級の200万人が集まるこのお祭りは、 本当に盛大で賑やかなお祭りだった。 みんな笑顔で行進。 「通りもん」と呼ばれる変わった出で立ちの集団が、 シャモジをカチャカチャと鳴らしながら行進していく。 行列が通るたびに観客は彼らに盛大な拍手を贈る。 みんな元気なんだ! ![]() ![]() ![]() ![]() 終戦後、博多の街に住む人たちは、 どこからともなく流れくるこのどんたく祭りの囃子を聴くと、 復興に希望を抱き、勇気づけられたそうなんだ。 身の周りに鳴らすものなんて何もないから、 近くにあったシャモジを手に取り、元気に鳴らしたんだとか。 素敵な話だね。 今年は玄海島の人たちも、このパレードに参加していた。 ![]() 福岡西方沖地震で、一番の被害を受けた玄海島の人たちによる 『復興と支援に感謝するパレード』。 みんな笑顔だった。 「どうもありがとう」と行進する人たちが叫ぶ。 沿道の人たちは心から拍手を贈っていた。 割れんばかりの盛大な拍手。 行進しながら何度も帽子を振って声援に応える玄海島の人たち。 「がんばれよ!」 沿道からの温かく、力強い拍手は、彼ら全員が通り過ぎるまで止まなかった。 「福岡市民まつり」というだけあって、本当にいいお祭りだ。 自然と涙があふれていた。 がんばっている人は、こんなにもたくさんいるんだね。 そして! 今回の主役! パレードといえば、この人! ミッキーマウスの登場だ! ![]() 東京ディズニーリゾート25周年を記念して、 全国29都市を回るツアーの最初のパレードに選んだのは ここ『博多どんたく港まつり』だ。 ![]() ![]() 沿道の観客は全員総立ち! 一気にボルテージがあがった! 悲鳴のような歓声。 すごい!さすが主役は違うね。 空気を一気に変える力を持っている。 本当にたくさんの元気と感動をもらえたお祭りでした。 楽しいとき、嬉しいときは みんなでパレードをしよう。 パレードをすれば、みんな笑顔になれる。 感動を分かち合える。 さあ、明日は朝からパレードだ。 |
心に生きつづける色 | 2008/4/29 |
---|---|
心をわしづかみにする とてつもないパワーがあった。 濁流のように力強くうねる筆圧。 目を焦がすような原色の色彩、すべてに言葉を失った。 ![]() 『明日の神話』。 原爆の炸裂の瞬間を描いた 岡本太郎の最大、最高の傑作である。 最終入館ぎりぎりで駆け込んだ東京都現代美術館。 ほとんど人のいない広大なスペースで、 僕はこの『明日の神話』と出会えた。 しん、と静まり返ったフロア。 僕の歩く靴の音だけがコツコツとエコーしていた。 縦5.5メートル、横30メートル。 圧倒されるほど巨大な壁画だ。 僕はその壁画の正面に立ち、真っ向からぶつかるようにして、 その絵と長い時間、じっと対話をした。 圧倒的、張り裂けんばかりの強烈な力だった。 肉厚の絵の具がむくむくと動き出し、 暗黒の煙と焼け付くような原色の輝きとともに、 今にも壁から弾け出てきそうだった。 そんなエネルギーが今でも脈々と、この絵に宿っている。 表現しようのないものに出会ったとき。 言葉にならない感動に出会ったとき。 人は涙する。 この絵と出会い、しばらく経ってから僕はそれに気づいた。 岡本太郎は、今もこうして生きている。 人が死ぬときは、いつか。 それは、 忘れ去られたときだ。 この絵がある限り、彼は生きつづける。 この絵の衝撃が誰かの心に残っている限り、 彼はこの世に存在する。 誰かの心の中にいるかぎり。 その人はずっと死なないんだ。 やっぱり最後に残るものは、自分が得たものより 誰かに与えたものなんだね。 心に刻まれた色は何年たっても 色あせないのと同じように、ずっと永遠なんだ。 がんばろう! また明日から。 誰かの記憶に残るような、 そんな原色の輝きを放とう。 僕は誰かが微笑む、 そんな笑顔の色彩を、この世に描く! |
春を告げる香り | 2008/3/16 |
---|---|
少しずつ 温かくなった大地に 甘い香りがたちこめていた。 ![]() 茨城県水戸の『偕楽園』。 日本三大庭園の一つで、100種類3000本の梅が植えられている。 見渡す限りの梅の木に囲まれ、 歩くたび、ほのかに香る甘い梅の香りは、まさに桃源郷だった。 ![]() ![]() ここにしかない、 この時期しか出会えない刹那の景色に 心が奪われる。 ふと目線を下に向けると、 梅の木の根元には、黄色いタンポポや青いオオイヌフグリが咲いている。 「春がくるんだ」 そんな喜びを実感する。 『しだれ梅』の中に入って遊んでいる子供も元気いっぱいで、 ぽかぽか陽気と青い空がそんな風景を心地よく演出していた。 ![]() ![]() 梅の花が咲く頃には、 『春』がもうすぐそこまでやって来ている。 やっぱり『春』は待ち遠しいね。 最近会っていない友人にも、 ふと連絡してみよう、そんな気になる。 普段いつも一緒にいる仲間とも、 たまにはどこか一緒に遠出してみようかとも思う。 春はいつだって自分の行動のスイッチを押してくれるんだ。 春こそ外に出よう! 外に出れば自然と元気になれる。 外に出たら、まず大きく深呼吸してみよう! 若草たちがつくってくれた新鮮な空気を、めいいっぱい吸って、 元気になろう! 春の出会いは、思い出の花を咲かせる。 今年の春はたくさん出会おう。 今までの人と、これからの人と。 たくさん出会おう。 今まで気づかなかった、自分の可能性と。 そしてたくさん咲かせよう。 自分と大切な人との、笑顔の花を。 P.S. いやぁ〜。 茨城の名物『あんこう鍋』は美味かったな〜♪ あん肝でつくった汁にぷりぷりのコラーゲンが・・・ねえ。 笑顔満開です♪ ![]() ![]() 水戸の『魚誠』、感動に会えたよ。 |
復活の英雄 | 2008/3/15 |
---|---|
ベートーヴェン最大の交響曲第9番。 力みなぎるその荘厳な調べとともに、 彼は復活をとげた。 ![]() 熊川哲也、新作バレエ『ベートーヴェン 第九』。 昨年、「海賊」の公演中に起きた 右ひざ前十字靭帯断裂の大ケガからの奇跡の舞台復帰。 張り裂けんばかりの力強い演奏、胸をつんざく大合唱、 150人のオーケストラと合唱団に囲まれ、 彼はステージに登場した。 交響曲『第九』の演奏時間は74分。 今回はその全曲をバレエで表現する。 ちなみに音楽CDの最大収録時間の74分という中途半端な規格も、 このベートーヴェンの『第九』が全て収録できるようにと決定されたという話は あまりにも有名。 『第九』第4章、あの大合唱が始まる。 合唱に合わせ、熊川哲也が高く舞った。 彼特有の、高く、長い跳躍。 時間が止まった。 一瞬。 あれほどの大合唱が、心の中で止んだ。 その跳躍に、一瞬にして心が奪われた。 熊川哲也が登場した『第九』の第4楽章「歓喜の主題」。 テーマは『苦悩を超えた歓喜』だ。 新しい希望。 まさに復活となった今日のステージにふさわしい曲だった。 その交響曲をまるで自分自身を謳うかのように 彼はステージの上をあまりに自由に、華麗に舞った。 舞うたびに、彼は笑みを浮かべた。 喜びあふれるその舞いに魅了させる会場。 割れんばかりの拍手。 「ブラボー!」と歓喜の声が、会場を飛び交った。 最後の最後まで 拍手が鳴り止まなかった。 会場の全員が立ち上がった。 泣いている人もいた。 カーテンコールが何度も続く。 手が痛くなるくらい拍手をした。 ありがとう、熊川哲也。 今日もとてつもない元気、そして勇気をもらいました。 今後、もしも僕が暗闇に迷いそうになったとき、 今日聴いたこの曲を思い出そう。 彼の復活の舞いを思い出そう。 『ベートーヴェン第九』第4楽章「歓喜の主題」。 苦悩を越えた、そこにある歓喜を! |
『桜』を冬の島で | 2008/3/8 |
---|---|
「行っといで バカ息子」 ![]() 2008年の桜は 『映画館』に観に行こう。 『ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー〜冬に咲く、奇跡の桜〜』。 上映中盤からエンドロールまで ずっと涙が止まらなかった。 ヒックヒック泣き過ぎて、頬をつたう涙でシャツがびしょびしょになってしまった。 既に今年最高の映画と出会ってしまったかも知れない。 昨年の劇場版『エピソード オブ アラバスタ』の失敗もあって 今年は作者の尾田栄一郎が満を辞して監修。 この春、最高の作品を作り上げた。 涙なしでは観られない映画。 ハンカチどころか、タオルが必要になってくる。 仲間と友情、そして涙・・・。 本当に素晴らしい作品だ。 こうやって書いている今も、僕は思わず涙を流してしまいそうになっている。。。 みんな絶対観に行ってね。 ちなみに僕は友人からたまに 「執着心」を 褒められることがある。 「ブレないね」と言われたりもする。 僕がそうなるときは、いつか。 それは、 『その人の幸せが見えているとき』だ。 こうしたらこの人を幸せにできる。 それが確実に見えているとき、僕の心のエンジンに一気に灯がともるんだ。 「観にいこう!映画館へ」 映画の中でも主人公ルフィが、 あれこれ悩むチョッパーを海賊に誘うとき、こう叫ぶ。 「うるせぇ!行こう!」 仲間の誘いに涙するチョッパーは、心にこう決める。 ___僕は、海にでる。 春は旅立ちと、出会いの季節。 今日が一番若い日。 今からなら、何だって始められる。 何だって成功する。 たくさんの、いろいろなものに出逢って、 自分の可能性を冒険しよう。 「行こう!」 この春、 奇跡の桜は、 きっとあなたの心の中に、咲く。 |
手作りで育む幸せを | 2008/2/11 |
---|---|
特別な日の贈り物はやっぱり 『手づくり』の方がいい。 手づくりだからこそ、温かみがある。 手づくりだからこそ、世の中に一つしかない。 手づくりだからこそ、一生忘れない。 「結婚おめでとう」 九州の友人が今日、結婚式を挙げた。 仲間たちが持ち寄った、『手づくりの幸せ』があふれる結婚式だった。 ![]() 見渡す限りいつもの仲間であふれていた。 いつも一緒にいる仲間が、この日ばかりは着飾り、 めいいっぱいのオシャレをしている。 幸せだね。 いつもの仲間がこんなにも集まってくれていて。 本当に幸せな結婚式だ。 披露宴では、誰かがマイクを握っては次から次へと好き勝手なことを喋り、 そうかと思えばあっちのテーブルでは、いつものように小宴会が始まってしまっている。 仲間の一人がギターと歌で式を盛り上げたと思ったら、 別の扉から裸のアントニオ猪木が乱入し、いつのまにか1・2・3・ダー!と、 会場の全員が右手を上げてしまっている。 サプライズで準備されたビデオレターでは、 新郎の車が一面ペンキで塗り立てられ、 大きな文字で『しあわせにしてね』と描かれるショッキング映像を放映。 会場を笑いの渦で巻き込んだ。 気の合う仲間たちが、一つひとつ『手づくり』で贈る結婚式。 手づくりだから、 このメンバーじゃなきゃ作れない。 この世で一つしかない結婚式だ。 新郎、新婦はもちろん、僕も会場に集まったみんなも お互い幸せを実感できる、そんな結婚式だった。 ![]() これからもずっと 世界中の幸せを2人占めしていて♪ お幸せに。 持ち帰れないくらい たくさんの幸せをもらえました。 本当にありがとう。 いつか僕もしよう。 こんな素敵な結婚式を。 |
由布院に恋をして | 2008/2/9 |
---|---|
そんな旅のはじまりは、『由布岳』との出会いだった。 ![]() 標高1583m、豊後富士と呼ばれる由布院のシンボル。 雄大で、山肌の豊かな色彩は、見ているだけで時を忘れてしまう。 ほのかな風と緑を感じて巡る『由布院』。 一歩一歩、歩くごとに、いま憧れの土地にいることに、ちょっぴり贅沢を感じたりする。 見たことのない、いろんな種類の野鳥たちが、 目の前を飛び交い、幾度となく、 その透き通るような声を、遠く空へとエコーさせていた。 ![]() ![]() 湖底から温泉と冷泉が湧き出る『金鱗湖』。 湖からゆらゆらと立ち昇る湯気が何とも幻想的。 カランコロンと心地よい音が行き交う『湯の坪街道』を進むと、 橋の先で待っていてくれたのが『花野そば』。 朝に手打ちされた極細そばと、自家製湯葉がもてなしてくれた。 ![]() 味わい深いダシと近所の山間で採れたとろろ(じねんじょ)が絶妙。 みごとに美味しい。 残りのおつゆに、自家製『ゆずこしょう』を入れて一口。 これまた、とてつもなく美味い。 日本人でよかった、ふとそんなことを実感してしまった。 店を出て、しばらく散歩をしていると、 地元の人からこんな話が。 「霧氷って見たことありますか?」 霧氷? その時は霧氷の意味が分からなかったけど、 とにかくここから30分ほど車で走った先の鶴見岳山頂で、霧氷が見られるらしい。 さあ出発!ということでロープウェイで山頂へ。 ・・・おいおい、すごい吹雪だ。 ![]() ![]() 一瞬にして、銀世界。 体には雪が積もり、頭からつま先まで真っ白になった。 頂上の気温は−5℃。凍てつく寒さだ。 しかもロープウェイを降りて、頂上まで15分ほど歩かなくちゃいけない。 でも年初に決めたとおり、 今年は、自分の限界の線を引かない年。 とにかく前へと進んだ。 不思議と途中、誰ともすれ違わない。 こんな吹雪の日に誰も頂上まで登る人、いないんだよね、きっと(笑)。 雪が積もって、階段か坂道かわからない銀世界の中を、 ただ無心で前へと進み、やっとの思いで山頂へ。 そこにはやはり、感動が待っていた。 ![]() ![]() 霧氷。 氷点下の環境で、空気中の水蒸気が樹木に衝突して凍結し、 まるで『白い羽』のような結晶がつくられる。 由布院と別府のはざ間で、こんな幻想的な光景に出会えるとは思わなかった。 冬の山頂に咲くこの白い花を、 僕はこの先、一生忘れないだろう。 鶴見岳を下りて、由布院に戻るころには日も沈みかけ、 お腹もペコペコ。 由布院自慢の御三家『亀の井 別荘』を訪れた。 ![]() ![]() ![]() ![]() 金鱗湖のほとりにある1万坪の敷地。 天窓から自然光が降り注ぐ開放的な大浴場。 料理には、地元の専用業者や農家から仕入れる新鮮なものだけを使い、 食器や箸にいたるまで職人の手作りという細部にまで手を緩めないこだわりぶり。 建物や部屋、接客に至るまで、そのすべてに温かい「思いやり」を感じる。 もてなされる、というのはこういうことを言うんだろう。 心がやさしくマッサージされ、開放されていくのがわかる。 夜は暖炉で贅沢なひとときを。 ![]() 今日、目を閉じるのがもったいない。 というよりも、ふかふかの布団に入り、そっと目を閉じたときの快楽を 起きながらにしてずっと味わっている、そんな感覚だった。 そして寝る前のちょっとしたご褒美。 由布院で行列の絶えない『B-speak』のロールケーキだ。 ![]() 雲をかじるような、ふわふわの生地。 地元農家の鶏卵をふんだんに使った、濃厚かつ新鮮な甘さ。 どれをとっても芸術的な美味しさだ。 僕はこのロールケーキだけを食べに、由布院に来てもいい。 感動的な出会いだった。 僕はいままで、これほど喜びを感じて 眠りに着いたことがあっただろうか。 ここにいるだけで、今までのこと、これからのこと、 全てに感謝を言える。 「ありがとう」 朝、金鱗湖のほとりを歩いた。 朝の強い光に照らされ、その名のとおり金色に輝いていた。 湖底から沸く温泉がゆらゆらと湖面にたちこめ、幻想的な情景を描いている。 ずっとこうしていたい。 由布院はそんな場所だった。 ![]() |
大阪で再会、仲間と想い出と | 2008/2/1 |
---|---|
大阪はいつだって元気! いつだって笑顔で向かい入れてくれる。 「おお、来てるんや!」 と、たくさんの仲間が、次から次へと集まってくる。 そんな仲間たちと再会して、 みんなで食べるのは、決まって『お好み焼き』だ。 ![]() 熱い鉄板を囲んで、みんなで食べるお好み焼きはやっぱり美味しい。 鉄板がじゅうじゅうと大声で叫んでいるから、 その分、会話も自然と大声になってしまう。 大声でしゃべれる! 気の合う仲間と一緒にいるなら、 やっぱり会話も全開にしたい! 大声でしゃべって、大声で笑って、今一緒にいる時間を思う存分、謳歌したい! 『お好み焼き』ならそれができる。 だから僕はお好み焼きが大好きだ。 大阪道頓堀の千日前筋にあるお好み焼き『美津の』。 創業63年の歴史を持つ純正の美味しいお好み焼きが食べられるお店だ。 ここで食べる山芋100%の『山芋焼き』は最高! 一口ほおばると、「うわっ」とあまりの旨さに思わず声を上げてしまう。 ふわふわの山芋生地が、香ばしい香りと共に口の中でとろりと溶けていく。 豚玉焼き、モダン焼きも絶品。 豚やホタテなど、どの具材もごろごろと大きく、 今まで食べたお好み焼きが偽りに思えてしまうほど美味しい。 ![]() 鉄板い焦げつくソースの香り。 じゅうじゅうと鉄板を覆う蒸気。 ガツガツと勢い良くコテで切り分け、どんどん仲間の皿へと出来上がりを乗せていく。 楽しい時間を仲間たちと共有するように、 一つのお好み焼きも分かち合い、みんなで一緒に食べていくんだね。 お好み焼きって、本当に素敵な料理だ。 最後に食べた『そば焼き』も最高だった。 びっくりするくらい美味しい。 久しぶりに会った仲間たちと一緒に食べたから、 きっと食事も200倍美味しく感じたのかもしれない。 200倍感動したのかもしれない。 でもそれがいい。 僕はどんな料理だって、美味しく食べる自信がある。 だって食べるときはいつだって、仲間と、大好きな人と一緒だから。 いつもたくさんのパワーをくれる大阪。 今回も、たくさんの笑顔に出会えました。 仲間がこんなにもたくさんいる。 そう気づけただけで、僕はきっとまた明日を歩いていける。 ありがとう、大阪。 ありがとう、みんな。 |
冬の夜空に咲くあたたかな花 | 2008/1/13 |
---|---|
「やっぱり冬は郷土料理で、あたたかい食事を」 ![]() 甲州の郷土料理「ほうとう」。 河口湖にある地元住民に愛されている食事処「いろり」で食べた「ほうとう」は 本当に美味しかった。 たくさんの野菜がごろごろ入っていて、かぼちゃも程良く、 じっくり煮込んだ愛情たっぷりの汁がもう最高♪ 太い麺を食べる前に、汁を一口。 「うわっ!」 体の底から喜びが伝わってくる。 美味い! お店には地元の友人たちが、次から次へと入ってくるんだ。 注文しようと呼びかけてみたら、お店の人じゃなかったり、 お店の人だと思ったら、ただの地元のお客さんだったり、そこまで同化してる(笑)。 とにかくみんながこの店を慕って、集まってきているのが分かるんだ。 そんな中で郷土料理が食べられるんだから贅沢だよね。 今日は、『御殿場プレミアムアウトレット』でショッピングしたり、 富士の絶景で有名な『紅富士の湯』で、のんびりしたりと、 ふと気づいたら、お腹がペコペコだったから、 夜遅くまで営業しているこのお店と美味しい「ほうとう」に出会えて本当によかった。 感謝、だね。 夜空を見上げると、川口湖を覆う満天の星空には冬の花火が舞っていた。 水中花火や3尺玉の連発に、拍手が鳴り止まない。 ![]() ![]() 冷たい空気に、かじかむ手をすり合わせながら観る花火も最高だね。 花火の煙が、まるで人が吐くあたたかい白い息にように見えた。 力強く、そしてあたたかい。 いいね。冬の花火って。 寒い冬だからできること。 感じられること、それは、 「あたたかさ」だ。 寒い冬こそ、たくさんの「あたたかさ」を感じよう。 それは、お部屋の「あたたかさ」だったり、 お風呂の「あたたかさ」だったり。 手をつないだときの「あたたかさ」だったり、作ってくれた料理の「あたたかさ」だったり。 ときには「ありがとう」や「あいしてる」の言葉が持っている「あたたかさ」だったりする。 やっぱり冬は大好きだ。 冬の日にこそ、たくさんの「あたたかさ」があふれてる! P.S. 「おやすみ。今日もありがとう」 今日も一日、あたたかかったよ。 |
さあ、2008年 | 2008/1/4 |
---|---|
はるか彼方から 水平線がどんどん赤くなる。 海も、空も、雲も、昇る太陽の光を受け、焼けるような赤に変わり、 やがて太陽が、遠く水平線から顔を出すとき、 見える景色の全ては、まばゆい黄金色へと変わっていった。 ![]() 2008年元旦 初日の出 あけましておめでとう! いよいよ始まりました2008年。 8という数字だけに、末広がりで、何だかワクワクするね。 今年は4年に一度の欧州サッカー『EURO2008』や、オリンピックがあるから、 まさしくスポーツの年だ。 きっとまたたくさんのドラマが待っているに違いない。 スポーツは誰もが、その一瞬に賭け、 あらゆる努力をするから奇跡が起きるんだよね。 ドラマが生まれる。 感動が生まれるんだ。 今の自分のベストを尽くしても勝てない相手がいる。 越えられない記録がある。 だから自分の限界を超える努力をしていく。 そして将来は、その相手、その記録を越えている。 限界はいつも自分が決めるものだから、 限界なんて、今決めるものじゃない。 自分の可能性のラインを勝手に手前に引くのはやめよう。 可能性を信じ、突き進む姿に、人は感動をする。 努力を怠らず、結果を勝ち得た姿に、人は感動をするんだ。 今年は、「拍手」を、自分自身に贈れるような年にしたい。 力強く昇る太陽を見ながら、 ふとそんなことを考えた。 2008年。 今年はたくさんのドラマが待っているぞ。 感動もたくさん待っている! 熱い闘志を燃やす選手とともに、 今年は、「限界の線を引かない年」にしよう。 将来の輝ける自分が、高々と右手を掲げて待っている! |
紅く燃ゆる京都 | 2007/11/25 |
---|---|
朝起きたら、そんな気持ちだった。 「そうだ京都、行こう」 そのまま新幹線に飛び乗り、 紅葉織り成す、秋の『京都』に向かった。 ![]() 澄んだ空気の中、爽やかな秋晴れに照らされた京都は 紅く燃えていた。 お寺が火を放たれ、まるで崖の上で赤く炎上しているかのような 錯覚までしてしまう。 燃えるような紅に包まれた『東福寺』には、まさにそんな幻想的な光景が広がっていた。 ![]() ![]() 『南禅寺』の小さな庭に腰をかけ、 ふと物思いにふけってみたり、 『知恩院』を抜け、紅葉のアーチがかかる『哲学の道』を歩きながら、 いくつかの恋をふり返ってみたり。 『伏見稲荷神社』では、いくつも連なる朱色の鳥居を巡り、 いままでと、そしてこれからの自分と、少しだけ向かい合ってみたりした。 ![]() ![]() 京都はきっとそう。 いつだって自分を向かい入れてくれる。 いつだって新しい出会いを用意してくれている。 秋の時期だけ、特別に夜はたくさんのお寺の境内がライトアップされている。 夢物語にでてきそうな夜の『清水寺』や、 『高台寺』自慢の偃月池・臥龍池の2つの池に映し出された夜の紅葉は、 まるで鏡の中で反射しあう万華鏡のようだった。 ![]() ![]() 次の日、『今宮神社』近くの「あぶり餅」を食べようと タクシーに乗ったら、運転手が道を一本間違えて行き止まりにきてしまった。 仕方なくタクシーを降り、細い道を歩いていたら 偶然、『高桐院』という小さなお寺を見つけた。 このお寺との出会いが、まさしくこれからの僕の人生に大きな変化をもたらすに違いない。 僕はこれから先、何度京都に来ても、きっとこの『高桐院』を訪れるだろう。 そんなお寺に出会えたことを、僕は幸せに思った。 タクシーの運転手さんの間違いは、間違いではなかった。 僕に大きな出会いをもたらした。 人生、全てにおいて、今起きていることは必ず、何かにつながっている。 それを感じた出来事だった。 僕はこのお寺を、写真に撮ることをやめた。 またこの景色を観たくなったら、 この庭園に会いたくなったら、 また京都に来ればいい。 それが僕がまた京都に行きたくなるきっかけに、 この先、きっとなると思ったから。 香ばしい香りにつられ、食べた『あぶり餅』は本当に美味しかった。 今宮神社の隣に2軒あって、この2軒は互いにライバル同士だったりする(笑)。 創業1,000年の『あぶりや』と創業700年の『いち和』だ。 あぶり餅といっても、京都でここだけ。 ということは世界でここだけのあぶり餅屋さんだ。 焦げた香ばしい味噌の香りと、甘くあたたかいお餅の食感っていったらもう・・・「美味い!」。 ![]() ![]() ![]() ![]() 夕方になり、4条あたりを 『鴨川』沿いに歩いた。 鴨川 恋の法則のとおり、恋人同士が自然と等間隔で座り、互いに寄り添っていた。 夕日に照らされた二人の影が、水面で重なっている。 素敵な光景だね。 ![]() ![]() 情緒漂う石畳と格子戸が並ぶ夜の『祇園』。 僕は3日間、足をつるくらい本当にたくさん歩いた。 そして本当にいろんなものに出会い、 いろんなものを観て、いろんなことを考えた。 これまでのこと、これからのこと。 いままで出会ってきた人のこと、そしてこれから出逢う人のこと。 そのすべてを、そして今の幸せを 鮮やかな紅い色で祝福してくれた『京都』。 また会える、 また会いたいものに、たくさん出会えた『京都』。 元気をもらえた 『西の都』に負けないように、 僕はめいいっぱい『東の都』で舞おう。 東の都で、僕は明日を、そして未来を『踊る』! |
夢をかっとばせ | 2007/11/20 |
---|---|
揺れるスタンド。 スタジアムに鳴り響く大歓声。 超満員のファンの目は、一人の男に注がれていた。 11月20日。 『西武球場(グッドウィルドーム)』で、野球をした。 ![]() すごいよね。 ドームだよドーム! 実際、プロ野球の試合が行なわれている場所だ。 しかもプロの審判とウグイス嬢付きっていうんだからスゴイ。 バッターボックスに立つときに「2番、セカンド 川村」って呼んでくれるんだ。 もう感動・・・♪ 野球はやっぱり面白い。 サッカーも大好きだけど、野球は一人ひとりの役割がはっきりしているから、 わかりやすいし、誰もがヒーローになれるチャンスがやってくるんだよね。 僕のチームも野球が好きなだけで、 野球自体そんなにうまい人たちじゃないから、 バットにボールが当たっただけで、 「おお〜!」ってみんな拍手したりする。 守りのときも、ただフライを捕っただけなのに、 「おお〜!」って、グラウンドにいる人たちみんながガッツポーズをしていたりするんだ。 何かプレイをするたびに、 チームにちょっと貢献するたびに、みんなが拍手をくれる。 それがいいんだよね。 本当に素晴らしい。 ![]() ![]() スポーツでも団体競技は特に大好きなんだ。 僕は昔、テニス部だったから「嬉しいとき」も「悔しいとき」も、 いつも自分との戦いだったけれど、 団体競技は仲間がいる。 仲間と一緒に戦えるんだよね。 試合に勝っても、負けても、どっちにしたって最後はみんなで一つになれる。 そうすることが昔から憧れだった。 今は、大人になり、仲間も増え、 それができる。 だから本当に嬉しい。 最高だね! スポーツって。 人は誰も与えられたポジションがある。 そして誰にも栄光をつかむチャンスは巡ってくる。 誰もがヒーローになれるんだ。 もし、いつもの調子が出せず、 その時は失敗してしまっても、その後に続く仲間がいる。 その仲間たちが、きっとまた次の自分のチャンスをつくってくれる。 仲間がいる限り、 自分にチャンスはいくらでも巡ってくるんだ。 かっとばそう! 夢を! かっとばそう! 昨日までの自分を! 明日の自分にはきっと、チャンスという打順が巡ってくる。 ・・・・・ 電光掲示板に名前が告げられると、 スタンドから歓声が沸きあがった。 「さあ、僕の出番か」 ![]() |
虹の国、夢の国へ | 2007/10/13 |
---|---|
「心をつなぐリズム 君と響かせ合いたい 一人じゃ叶わない夢だって。 この広い世界中 君となら見つけられる 両手を鳴らして ほら 始めよう」 サンリオピューロランドの新作パレード『Believe』。 愛、思いやり、友情すべてが詰まった物語が子供の心を、そして大人の心を魅了した。 美術デザイナーはシルク・ドゥ・ソレイユの『KA』、 ミュージカル『ライオンキング』を手掛けたマイケル・カリー。 テーマ曲に大江千里、振り付けにKABAちゃんと豪華な組み合わせ。 夢あふれるきらびやかな演出と、みんなが踊れる軽快なダンスが魅力だ。 ![]() ![]() パレードの物語の中で 主役の小さな子供が「信じること」「夢を見ること」を忘れそうになったとき、 キティちゃんやたくさんのキャラクターが目の前から消えてしまう。 『幸せ』を感じるときに大切なのは 『想像力』だからなんだよね。 恋人からプレゼントをもらうときだって、 本当に嬉しいのは、その人からもらう物ではなくて、 その人が持っている自分に対する想いや、 その人が一生懸命かけたプレゼントを買うまでの時間だったりする。 それは目では見えない、お金では買えないものだから、とても嬉しいんだよね。 パレードの終盤、 主人公の少年は「信じること」「夢を見ること」の大切さを思い出したとき、 再び目の前に元気で明るいキティちゃんたち、たくさんのキャラクターが現れる。 ![]() 「信じること」「夢をみること」 そして「笑うこと」。 時にはそういった努力が、実は自分自身を幸せに導いていくんだね。 どんなときでも。 世界中のどこかで、 いつも誰かが夢を語っている。 仕事、生活と日々、単調になりがちな現実の中でも、 いつも誰かがどこかで 「負けちゃいけない」「夢を持とう」 「仲間がきっといる」と教えてくれているんだ。 夢を持とう。 彼らと一緒に。 大丈夫。 人間は、 寝ていても、起きていても、 夢を見られるから。 |
思いやりあふれる料理 | 2007/10/8 |
---|---|
目の前にいる大切な人の笑顔が見たい。 心の底からあふれる、その人の屈託のない笑顔が見たい。 だから人は、その人のために 自分の何かをプレゼントする。 それは、花束やピアスのように 目に見えるものの場合もあるけれど、 その人のふるまいや行動から受け取る場合もある。 時には目に見えないけれど、その人の目線や言葉から、 プレゼントを受け取ることもあるんだよね。 その人の想いは 何かに乗って相手に伝わっていく。 直接的な言葉は交わしていなくても、 それに添えられた想いは、ちゃんと相手の心に届くんだ。 麻布十番にある『包丁人三郎』。 隠れ家的な小さなお店。 ここで口にする料理の一つひとつからは、 そんな「思いやり」や「愛情」が伝わってくる。 カウンター5席とテーブル席が2つしかない店内は、 店内にいる一人ひとりに目が行き届くようにとの店主の配慮。 お店の真価は『お通し』で決まるというけれど、 ここで出される最初の『お通し』一品だけで既に勝負あり、だ。 ![]() 本当に美味しい。 美味しい料理は、適当な中途半端な気持ちでは作れない。 料理を美味しく作る過程では、 作り手の食べる人に対する「思いやり」と「愛情」が左右してくるからだ。 「ちょっと味が薄いかな」 「もうちょっと塩を足そうかな」 「もう少し煮込んだ方がいい?」 「入れる野菜の大きさはもう少し小さいほうがいいかな」 「ミョウガや大葉を添えよう」 なんて、いろんなことを考えながら、 より一層の美味しさ、より一層の笑顔を求めて料理を完成させていく。 その人の思いやりと愛情の積み重ねが、美味しい料理を作っていくんだよね。 だから僕は美味しい料理に出会ったとき、 本当に感謝する。 作り手に心から「ありがとう」という。 作り手の思いやりと愛情のプレゼントをしっかり受け取ったからなんだね。 今日もまた素敵な出会いに感謝! 『包丁人三郎』。 小さな空間に、 あふれんばかりの『愛情』と『おもいやり』が詰まったお店でした。 P.S. 明日の夜は、お腹をすかせて待っていて。 愛情をこめて 僕が美味しい料理を作ってあげるから。 |
大好きな街と笑顔に会いに | 2007/9/15 |
---|---|
大好きな街、福岡。 いつも、めいいっぱいの笑顔と思い出をくれる福岡。 4年前にはじめて来たときから ずっと僕は福岡のことを好きでいる。 それほどこの街には魅力的なものが詰まっているんだね。 だって、見て! このいか。美味しそうでしょ♪ ![]() 『しまあじ』だって、『あわび』だって とてつもなく美味しい。しかもみんな値段がやさしい! 本当に嬉しくなる。 美味しい料理や値段から、人の心のやさしさが伝わってくるんだ。 食事はいつだって大切にしたい。 食事はコミュニケーションの場だから、 美味しいものを食べて、たくさんの会話を楽しみたい。 さくっと食べて、お腹いっぱい、ではつまらない。 美味しいものを口にすると、人は笑顔になる。 そんな笑顔をみると、一緒に食べている僕も幸せになれる。 笑顔でする会話は、やっぱり楽しい話題になるんだよね。 しかもちょうどこの日ね、 博多三大祭『放生会(ほうじょうや)』が開催されていたんだ。 ![]() ![]() 700店もの露店や見世物小屋が立ち並ぶ、とても大きなお祭り。 ひよこ釣りやおばけ屋敷など、本来のお祭りの良さを存分に楽しめる。 これだけ規模が大きくて派手だと、つい心が弾んじゃうね。 ![]() ![]() ひさしぶりに露店でカキ氷を買ったんだけど 「シロップ好きなだけかけていいですよ♪」って言われて イチゴやメロン、ブルーハワイにグレープとかいろんなシロップをたっぷりかけてたら、 とんでもない色になっちゃって、味も何だかわかんなくなっちゃった(笑)。 でも美味しいんだよね、ミックスが♪ あっという間の3日間だったけれど、 出会えた人すべてに、ありがとうと言いたい。 最後に食べた 薬院駅近くの「八ちゃんらーめん」。 4年ぶりに食べた味は、やっぱり感動の味でした。 あのコテコテ、ギトギト感は最高だね! また食べに来るね。 ![]() 笑顔とやさしさ、そして感動あふれる街、福岡。 また今回もたくさんの思い出をプレゼントしてくれました。 みんな、ちかっぱありがとう。 |
広い海と、人の心と | 2007/8/24 |
---|---|
どこまでも突き抜ける青い空。 果てしなく広がる広い海。 やさしく、温かく、そして強い心をもった人たち。 沖縄に行ってきました! ![]() ![]() 沖縄って本当にいいところだね。 少し前に石垣島に行ったから、こんどは本島をゆったりと散歩。 やっぱり素敵な出逢いがたくさんありました。 沖縄は、いつだって『沖縄時間』が流れてる。 お昼ごはんは昼の2時ごろに食べて、 夕ごはんは、夜の9時か10時。 友人や恋人とはそれから待ち合わせて、 飲んだり歌ったり、家に帰って眠りにつくのが朝の4時だったりする。 「まだまだ4時間も眠れるさぁ〜♪」だって(笑)。 素敵だね。 1日を有効に使ってる。 沖縄の人たちは、いつも仲間と一緒にいるんだよね。 誕生日やクリスマスだって、恋人同士2人きりでいるんじゃなくて、 決まって仲間をたくさん呼んで、おめでたい日をドンチャン騒ぎする。 昔からそうやって生活してるから、 みんな仲間意識が強い。 誰かが失恋したり、人生を悩んでいたりすると、すぐに仲間が集まる。 それを話題にして、みんなで飲んで、騒いで、 決まって最後は、「なんくるないさ〜(なんとかなるよ♪)」ってなる。 本当に素敵な仲間、そして習慣だね。 しかも沖縄には美味しいものが盛りだくさん。 いわずと知れた伝説の黒毛島豚アグー豚! ![]() ![]() これがとてつもなく美味い! それからやっぱり毎日食べたい沖縄そば。 名店「御殿山」は手間ひまかけた透明なスープが特徴。 これも美味しかった♪ ![]() ![]() つい毎日食べてしまった「島らっきょう」! ショリショリと香りがみずみずしく、つい食べ過ぎてしまう。 ![]() 沖縄南部の大人気天ぷら屋、中本鮮魚店の『もずくの天ぷら』。 最高でした! ![]() ![]() それから今やデザートの王様! マンゴー様! 完熟の沖縄産を、皮むいて食べました♪ あんま〜い♪ 心の奥から聴こえる「幸せ」の叫び・・・♪ ![]() 沖縄。 本当にありがとう。 とてつもない元気をもらいました。 人生やっぱり地位や名誉や、そんなものが大切なんじゃないんだね。 毎日がつまらなくちゃ意味がない。 毎日、何かを犠牲にしてちゃ意味がない。 どんなに偉くったって、それぞれの毎日に笑顔がなかったら、 それこそ何の意味もないんだ! 今日も、明日も、やっぱり生きてるんだから、 楽しく! 笑わなきゃ! 気の合う仲間たちと一緒にね! 笑顔、仲間、そして美味しい料理。 その大切さを、また沖縄が教えてくれました。 P.S. 帰りの朝。 ふと空を見上げると、沖縄の空に虹がかかっていた。 しかも2本。 ![]() 沖縄、ありがとう。 最高の演出だね。 僕はその虹にのって、帰ることにするよ。 明日からまた、いろいろあるけど。 大丈夫。こう思おう。 なんくるないさ〜♪ |
ありったけの夢をかき集め | 2007/8/4 |
---|---|
海〜〜〜!!! なんと! 麦わらのルフィたちが乗るサウザンドサニー号が 鎌倉の海に停泊中! ![]() 燦々と輝く太陽の下、 ルフィたちが出迎えてくれた。 ![]() ![]() すごいね〜。 ワンピースが鎌倉ジャックだ! あっ、ローソンもジャックされてるっ! ![]() ![]() いいよね。 彼らに会うと、やっぱり元気がでる。 みんな一人ひとりが自分らしく輝いてる。 誰かの真似をする訳じゃない。 背伸びをする訳じゃない。 自分らしく、かっこいいところも、かっこわるいところも みんな見せ合って、でもやっぱり一緒にいる。 それが仲間だ。 つらいときは、輝きをもっている人がそばにいてあげればいい。 泣きたいときは、元気な人がそばにいてあげたらいい。 人は誰も完全じゃないから、 だから仲間が必要なんだ。 この世に生まれてきて、一人ぼっちってことは絶対にないんだね。 いつも近くに誰かがいる。 何があっても 応援してくれる人がきっといるんだ。 叫ぼう! 仲間がいる喜びを。 叫ぼう! 今の幸せを。 叫ぼう! 今年の夏を! そして彼と共にこう叫ぼう! 「海賊王に、俺はなる!」 宣言すること。 いつも物語はそこから始まる。 |
ノーベル賞を食べる♪ | 2007/7/14 |
---|---|
「ノーベル賞をあげられるものは何?」 って聞かれたら、いつだって僕はこう答える。 「はまぐり!」 だって、美味いでしょ♪ 「その手は桑名の焼きハマグリ」で有名な、 三重県桑名市で採れた新鮮なはまぐりを、 しゃぶしゃぶにして食べた。 ![]() 国産ものだけにシマ模様がくっきりしてる。 お湯にさっと通すだけ。 実はもうぷりぷり♪ ポン酢をすこし垂らして口の中へ・・・。 ![]() ん〜〜〜美味いっ! 思わず目を閉じながら、後ろに倒れてしまう。 なんでこんなに美味しいんだろう。 自然とハイタッチ♪ やっぱりノーベル賞をあげよう。 はまぐりって言ったら 焼きはまぐりが定番だったけど、 初めて食べた『はまぐりしゃぶしゃぶ』。 とてつもなく美味しい。 しかもね、食べていくうちに出汁がどんどん出ていくから、 最後のシメに食べるおじやといったらもう・・・(感涙)。 最近は1週間、雨ばっかりで、 気分的にも何だかじめじめしていたんだけど、 やっぱり美味しい食べ物にはかなわないね。 美味しい食べ物が、そんな全てを一蹴してくれる! 美味しい食べ物こそ、 幸せの1ページの始まりなんだ。 気分がモヤモヤしてるとき、 何だかうまくいかないとき、 そんなときこそ、 美味しいものを食べよう! 自分が決めたとびっきりのスペシャルなものを食べよう! きっとそれが心の底に眠っている笑顔を、 本来の自分を、取り戻してくれる! P.S. 今度、桑名にお礼を言いに行こう。 表彰状をもって。 |
星にかこまれて、キスを | 2007/7/7 |
---|---|
年に一度、逢うことが許された二人。 遠い空から喜びと愛が伝わってくる、 そんな気がする夜だった。 湘南ひらつか七夕祭りに行ってきた。 ![]() すごい! まるで流れ星のように きらびやかな竹飾りが空を覆っている。 色鮮やかな竹飾りにも 一つひとつ意味があるんだよね。 ・色紙短冊=文字を書いて願いごとを叶える ・紙の着物=身代わりとして病気災害を防ぐ ・折り鶴=家族の長寿を祈る ・きんちゃく=商売繁盛を願い、豊かな生活を望む ・投網=豊漁や豊作を祈る ・吹き流し=機織りや技芸の上達を願う ・くずかご=清潔と節約のこころがけ 全部で7つあるんだ。 それぞれの竹飾りを見ると、それらがしっかり飾られていたりする。 そんな風にして色鮮やかな竹飾りを見ているとまた面白い。 ![]() ![]() 今日の夜空は曇り。 厚い雲が星空を見えなくしていたね。 織姫と彦星。 今年、きっと二人は出逢えたんだろう。 閉められた雲のカーテンが、それを物語っている。 子供の頃。 この日が曇りで地上から星が見えなくなると、 「今日、織姫さんと彦星さん、出逢えないかも知れないね」とよく心配してた。 でも逆だったね。 二人が出逢っているからこそ、雲のカーテンで隠すんだ。 毎年、何故か7月7日だけは、曇りや雨が多いらしい。 素敵な話だね。 雲のはるか上で、 地上から誰にも見られない満天の星たちにかこまれて、 今ごろ、織姫と彦星は、 一年分の愛を確かめ合っていたに違いない。 誰も気にせず、二人きりで・・・。 さあ、僕も。 織姫に逢いに行こう。 ![]() |
人生、最前列! | 2007/6/27 |
---|---|
明石家さんまの舞台 『メルシィ!僕ぅ?〜人生は薔薇色に〜』 を観に行った。 ![]() 舞台は人権侵害に揺れる、ゲイの本場フランス。 会社からクビを宣告されたサラリーマンが それをなんとか免れようと、自分がゲイであるという嘘を カミングアウトしたことで、一気に巻き込まれていくドタバタコメディ。 最前列の席で、さんまさんの熱演を目の前で見たんだけれど、 とてつもなくかっこよかった。 生舞台なので、セリフが飛んだり、かんだりするんだけど、 それを全部、瞬時に笑いに変えていくところはさすがだね。 トラブルをことごとくラッキーに変えていくんだ。 本当にすごい。 どの舞台を観ても、いつも思うんだけれど、 観るたびに出演者からたくさんのエネルギーをもらえる。 頑張ってる人ってこんなにいるんだ、って素直に思える。 舞台が終わったとき、観客は出演者たちに ありがとう、と惜しみない拍手を贈るんだけれど、 同時に出演者たちも「ありがとう」を何度も手を振り、 全員が本当にすがすがしい顔をしている。 会場に集まった人達に幸せを伝えようと 一生懸命演じていた出演者たちが、 演技が終わったあとは、会場の誰よりも幸せそうに笑っているんだ。 誰かのために一生懸命してきたことが、 結局最後は自分の幸せにつながっている。 本当に素敵だな、と思った。 「人生を遊ぼう」 舞台の中で、さんまさんはそんなことを言っていた。 いい言葉だね。 遊ぶということは、とことん楽しむということ。 遊ぶということは、とことん手を抜かないということ。 遊ぶということは、とことん妥協しないということ。 いくぞ、また明日から。 プライベートを遊ぼう! 仕事を遊ぼう! そして 人生を遊ぼう! ![]() |
ある晴れた日に | 2007/6/17 |
---|---|
今日は気持ちよく晴れていたので 林試の森公園を歩いた。 ![]() ![]() 林試の森公園は最近よく行く僕の大好きな公園だ。 ん〜やっぱり気持ちがいい。 青い空と緑と水。 自然に触れると人はどこか元気になれる。 自然に息づく生命のエネルギーを受け取るからなんだね。 歩いていると いろんなことを考える。 今までのこと。 そしてこれからのこと。 自分が好きになった人のことや、 自分を好きになってくれた人のこと。 自分がしてあげたことや、 自分がしてもらったこと。 僕はやっぱり誰かと一緒にいることで、 自分が自分でいられるんだね。 一人だったらこんなに笑ってないし、 一人だったら食事だって特にこだわらない。 誰かと一緒にいるからこそ、 その人に美味しい料理を食べさせたいし、 美味しい食事を一緒にたべたい。 その人が笑顔になれば、僕も笑顔になるからだ。 幸せはいつも誰かと一緒のときに始まる。 友達がいる。 大切に思える人たちがいる。 それだけ 幸せのきっかけがあふれてるってことなんだね。 公園の木々を揺らす穏やかな風。 時折きこえる鳥の声は、 これから訪れる『夏』を謳っていた。 さあ、来るぞ! 夏が! |
さあ、いよいよ | 2007/5/26 |
---|---|
![]() 六本木ヒルズで開かれた ビールフェス2007 『ビールデンウィーク』! 集まったビール好きの人たちと真っ昼間っからビール三昧! サーバーを使って生ビールの注ぎ方も教えてくれるから、 本当に自分好みの美味しいビールを飲める。 生のビールは空気に触れると味が変わってしまうから、 コップに注ぐときには泡の壁を上手に作るんだよね。 注いで1、2分すると大きな泡が割れて、細かい泡だけになったところで、 もう一回ゆっくりと注いでいく。 そうするとコップからこんもり泡が盛り上がって、 きめの細かい泡で真空パックされた美味しい生ビールの出来上がりだ! やっぱりみんなで集まって ワイワイするのは楽しい♪ 笑顔って伝染するから、 誰かが笑っていると、そのテーブルの仲間がみんな笑顔になっていく。 「楽しい!」 「美味しい!」 誰かのそんなメッセージが、 また誰かの心にスイッチオンしていくんだ。 そんなきっかけに 僕もなれればいいな、そう思った。 今日は太陽が元気だから、 思う存分、太陽のエネルギーを浴びようと、 大好きな『代々木公園』へ。 ![]() ![]() やっぱりいろんな人がいるね。 走っている人、演劇やダンスの練習をする人、 日光浴をする人、犬の散歩をする人、 ドデカい犬に散歩させられてる人。 みんな元気いっぱい♪ 僕は木陰で、ノートと鉛筆をもって、ある物語を。 気温も30℃。 もう夏だね。 今年はすごい! 5月、6月、7月、8月と 4ヶ月もず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと夏だ! 今年は夏を2倍楽しもう! 今年は2倍の思い出を作ろう! さあみんな! 夏モード スイッチオンだ! |
祭りだ〜! | 2007/5/20 |
---|---|
突き抜けるような青空の下、 どんどんどん、と太鼓の音が街中にこだましていた。 ![]() 浅草、『三社祭』。 数え切れないほどの人が、 生きる今を、幸せを、高らかに謳っていた。 すごいね。 やっぱりお祭りって素晴らしい。 重いお神輿をみんなで力を合わせてかつぐんだけれど、 その活気がスゴイ。 そばにいるだけで圧倒される。 ![]() ![]() 「頑張れっ!暑さに負けるなっ!」ってみんなが励まし合っている。 お互いが声を掛け合っているんだ。 途中、水を頭からかぶる人もいれば、 吹き出る仲間の汗を手拭いで拭いてあげる人もいる。 とにかくみんなが一つになっているんだ。 子供だって負けちゃいない。 「ソイヤ!ソイヤ!」って力強い声でお神輿をかついでいる。 その一生懸命な姿がカッコいい。 がむしゃらなその表情が、とても感動的だった。 ![]() ![]() やっぱり 一生懸命頑張ってる姿はカッコいいね。 男が「さあ、やるぞ」と立ち上がったときに見せる ゆるぎない表情は、いつだってカッコいい。 「これだ」と決めたときの強さは、なんにも負けないんだね。 日本の男も、まだまだ捨てたモンじゃない。 そう思った。 いくぞ! 明日も。 「絶対に最高の一日にする」 そう決めた! P.S. 浅草といえば 大好きならーめん屋「与ろゐ屋」。 ゆずの効いたあっさりの醤油味が絶妙。 ![]() ![]() 思わず頬がゆるんでしまう美味しさだよ♪ お店の前で並んでいるとき、 ビールの空コップを手に持っていたら、 注文を取りに外に出てきた店員がそれに気づき、 「あ、それ、捨てておきますよ」って 笑顔で持って行ってくれた。 その温かさ。 下町人情にふと涙がこぼれた・・・。 次は、浅草に住もう。 |
ビバ!福岡! | 2007/5/17 |
---|---|
福岡にやって参りました! やっぱり福岡に来ると元気がでるね! 美しい海と美味しい料理、 そして熱き仲間たち。 福岡にはスペシャルなものがたくさん揃ってる。 そしてまた「もつ鍋」を食べてしまった(笑)。 博多でも超人気店「おおいし」。 何回か通っているけど、やっぱりスペシャルに美味しい♪ ![]() ![]() もつ鍋を食べるだけで 心の底からガッツポーズしたくなる。 美味しいから、みんなにたくさん分けたくなる。 鍋ってやっぱりいいよね。 鍋ができるっていうことは、仲間がいるってことだ。 ワイワイと一緒にやれる仲間たちがいるってことなんだ。 やるぞ! 夏でも、鍋を! この世に生まれて ひとりぼっちなんてことは絶対にない。 必ず笑い合える仲間はいる。 これからの元気を、 美味しい食事から、そして仲間たちからたくさんもらおう。 寝る前にふと思い出し笑いができる、 そんな毎日を送ろう。 明日は、もっとスペシャルDAY! |
さあ!タイ料理! | 2007/5/12 |
---|---|
はい! 今年もやってまいりました 『タイ・フェスティバル2007』! すごく楽しみにしてました! ![]() だって春の日差しの中さ、 ガイヤーンやソムタム、グリーンカレーにタイラーメンなど 目の付くところ全てに美味しいタイ料理が満載! おまけに世界一大好きなシンハービールまで飲めちゃうんだから、 テンション200%だよね(笑)。 ![]() ![]() 屋台のあちこちから 「コップクンカー(ありがとう)」って聴こえる。 そこがすごくいい。 母国タイと本場タイ料理を愛する人たちが作ってくれる料理は どれも美味しく、みんな温かみがある。 一つひとつに愛情がこもっているんだね。 ![]() ![]() ![]() ![]() とにかくすごい人。 一体何万人がここに集まってるんだろう。 仲間たちと円になって美味しいタイ料理を食べて笑顔を共にしている。 やっぱり美味しい料理は、人を幸せにするんだね。 ![]() 気の合う仲間と食べる美味しい料理。 そんな素敵な想い出を作りたくて、 夜はやんちゃな仲間たちを家に呼んで『もつ鍋』パーティをした。 ![]() 博多の知り合いから取り寄せた新鮮な『もつ鍋』。 大好評だった。 やっぱり仲間と一緒に食べる食事は美味しいね。 美味しい料理は人と人をつなぐ。 美味しい料理は誰かに食べさせたいし、 誰かと一緒に食べる料理は一段と美味しい。 美味しいものを食べると自然と笑顔になるから、 それがまた一つ想い出になっていく。 仲間と食べる美味しい食事。 仲間や大切な人と一緒に、 食べものが美味しくなる魔法をどんどんかけていこう! 今日はタイ料理にもつ鍋、 「コップクンマークカー(本当にどうもありがとう)」 |
美しく輝いて | 2007/5/11 |
---|---|
今日、一人のバレリーナが舞台に立った。 ロイヤル・バレエ団にプリンシパルとして10年も在籍した 日本が生んだ世界最高峰のバレリーナ。 吉田都。 ![]() 熊川哲也率いるKバレエカンパニーに電撃移籍した事実は 日本のみならず世界のバレエ界に衝撃を与えた。 その彼女が11日、天才、熊川哲也と『海賊』で共演を果たした。 ![]() 「美しい」という言葉は彼女のために作られた言葉なのだろう。 そう思えた。 彼女が織り成す一つひとつの舞い。 全てが完璧で美しく、そして静かだった。 身の周り全てのものが止まり、 ただ視線だけが彼女の動きを追っていた。 心が奪われるとはこういうことを言うのだろう。 それほど美しかった。 彼女の舞いをこの日本で見られることを 感謝すべきなのかもしれない。 彼女が舞った後に贈られる会場の拍手がそれを物語っていた。 割れんばかりの拍手。 僕はかつてこんな拍手を聞いたことがない。 鼓膜が破れるほどの拍手だった。 カーテンコールでも拍手は延々と続き、 立ち上がった大観衆は出演者を、吉田都を舞台からおろさなかった。 鳴り止まない拍手に負けて、何度も何度もカーテンが上がった。 完璧を求める人の強さ。 完璧を求める人の美しさを吉田都は持っている。 その強さと美しさに 一体どれだけの人が心を動かされただろう。 吉田都はこう語っている。 「バレリーナの稽古は、技術を磨くことではなくて、自分を磨くことです。 終わりのない自分との闘い」 彼女のいうとおり、強さと美しさには限界がない。 仕事も恋も、 これからもっと強くなれる。 美しくなれる。 完璧ではないから、人はそれに向けて努力する。 でも実はその姿こそが、 すでに完璧なまでに輝いているんだよね。 ありがとう、吉田都。 僕ももう少しだけ輝けそうだ。 |
あの頃のあの味と | 2007/4/29 |
---|---|
窓からこぼれる春の日差しで目を覚ますと、 ふとこんな気分になった。 「あ、壱六家いこ!」 何故だか急に、どうしても行きたくなって 思わず玄関を飛び出した。 横浜市磯子区にある横浜『家系らーめん』のお店。 家系らーめんとは、 太麺で独特の醤油とんこつスープが自慢の「○○家」と名の付いた 同系らーめんの総称だ。 ![]() 中でもここ『壱六家』には 当時週に2回は通ってた。 8年前、塾の講師をしていたとき横浜の上大岡に住んでいたから近かったしね。 暇さえあればいっつも食べてた(笑)。 お店の雰囲気は当時のままで、 店員はみんなとっても元気!。 「ありがとうございます!」「はい!メンカタで!」 「味濃い薄いはおっしゃってください!調整します!」 何にも変わってないなぁって、嬉しくなった。 ![]() いよいよ出てきたらーめんを一口。 「ん〜〜〜〜〜〜、旨い♪」 長時間かけて作った濃厚でクリーミーなとんこつスープと、 口の中に広がるほんのりやさしい味。 らーめんを食べているうちに 当時付き合っていた人と一緒に何度も来たなぁ、なんて ちょっぴりセンチになってみたりした。 「わぁ、うずらが2個も入ってる」 そう言った彼女に 「きっと特別なんだよ。綺麗だからじゃない?」 僕がそう話すと 「そうなんだ。嬉しい」と彼女は喜んだ。 それから何度も一緒に通うようになって、 このらーめんを食べるたびに、彼女のらーめんには 毎回決まってうずらが2個入っていた。 それを見る彼女のその自慢げな表情が忘れられない。 ・・・8年後、僕がいま食べているらーめんにも 実はうずらのたまごが2個入っている。 当時僕は彼女と一緒にらーめんを食べるたびに、 僕にも同じくうずらが2個入っていることを気づかれないようにした。 スープを飲むふりしてうずらを食べるとか、ちょっぴり努力した。 彼女の喜びをずっと続けたかった。 彼女は今でもこう思っているに違いない。 「わたしだけ、特別ならーめん」。 そうであれば僕も嬉しい。 らーめんを食べていると店主がこう言った。 「今日はうちの16周年の日なんです」 そうなんだね。 それでやっとわかった。 どうして朝起きたら、急にここに来たくなったのか。 きっと「壱六家」と、ここでの想い出が、 朝から僕を呼んでいたんだね。 すごく嬉しくなった。 ちゃんと意味があったんだ。 ![]() ![]() ↑今日だけ特典らしい 美味しいらーめんとここで過ごした想い出。 十分味わったよ。 ありがとう、壱六家。 まだまだ頑張れそうだ。 |
春の色 | 2007/4/14 |
---|---|
春が奏でる色はどれも力強い。 みんなこれでもかと力強く発色しているから 春の景色を見ているだけでとても元気になれるんだ。 ![]() 原色。 何の混じりけもない魅力あふれる色だ。 魅力の大きさは どれだけ自分らしく輝いているかどうかにある。 他の誰かに気を遣って自分をうまく演じているようでは輝きは放てない。 それは作られたものだからだ。 いかに原色を放てるか、 ありのままの自分を表現できるか、 それが大切なんだね。 輝いているものって、みんなそうだ。 自分を放っているからこそ、誰にも真似できない輝きを放てるんだね。 誰もが自分だけの原色を持っている。 誰も真似できない自分だけの色。 それがその人の魅力なんだ。 自然の世界には、何が偉いとか偉くないとかはないから、 自分の色を出せているものは みんな美しいんだよね。 菜の花の黄色は あまりにまぶしく、堂々と輝いていたよ。 春の風にさらさらと揺られる広大な菜の花畑。 ふと香ってきた菜の花の香り。 春っていいね。 たくさんの元気をもらえる。 「ありがとう」 そうつぶやいた僕の言葉はミツバチの羽の音のせいで、 春には届かなかったかも知れない。 P.S. ふと地面に目をやると、 ちいさな幸せを見つけました。 ![]() 明日から期待しよう。 小さな幸せに ゆたか |
春を逃すなっ | 2007/4/1 |
---|---|
「春が来たー!」 外へ繰り出そう! バスケットにサンドイッチとお弁当、フリスビーを詰めて。 道端に目をやると 大好きな『オオイヌフグリ』もたくさん咲いている。 緑の絨毯に散りばめられたサファイヤの宝石みたいだ。 ![]() 春っていいよね。 春でしか見られないもの、 春でしか出逢えないものがたくさんある。 動物や植物、すべての生き物が息づく春を考えると、 一年の始まりはやっぱりこの時期なのかなって思う。 寒い冬を越して、 心機一転、スタートを切るのはやっぱり春からだ。 春は英語で「Spring」って書くけど、 それはきっと 春を感じ時のこの跳ねるような気持ちを言い表しているんだろうね(笑)。 ということで、春を味わいに スキップしながら行きつけの天ぷら屋さんへ。 素材はやっぱり春満載だった。 ![]() ![]() ![]() ![]() 旬の素材だからどれもサッと揚げるだけ。 サクサクとした温かい食感と活きた春の香りが口の中に広がっていく。 「おいしい」 素直にそう表現した僕に 職人の斉藤さんはこう言った。 「僕の人柄がでてますか」 僕が笑うと斉藤さんはこう続けた。 「天ぷらを揚げるとき、僕は細かいことを考えないんです。 ただ『美味しくなれ』『美味しくなれ』と呪文を唱えるんです。 すると不思議と美味しい天ぷらができるんですよ」 ![]() 素敵だな、そう思った。 料理って、テクニックや演出じゃないんだね。 美味しいものを食べさせたい、そんな思いやりなんだ。 料理だけじゃなく、仕事だって、恋愛だってそうだ。 誰かのために、というのが いつの間にか自分のためになっている。 だから一生懸命になれる。 頑張れば頑張るほど誰かが幸せになる。 自分も幸せになる。 笑顔を見ることが、幸せのきっかけなのだとしたら、 やっぱり誰かの笑顔をつくることが大切なんだ。 春の空を見上げよう。 春の大地に目を向けよう。 春の出逢いを大切にしよう。 いろんなところに春の笑顔が散らばっている。 P.S. 職人の斉藤さんがごはんの上に乗せてくれた 『玉子の黄身揚げ』。 箸を入れると、中から半熟の黄身がトロっと・・・。 ![]() 笑顔を隠せず、僕が顔を上げると、 斉藤さんは僕よりも嬉しそうに笑っていた。 |
いつかまたあの場所で | 2007/3/18 |
---|---|
代々木公園並木通りで開催された 全国フェスティバル 『ふるさとの食 にっぽんの食』に行って来た。 ![]() ふるさと市場では、全国の食がこれでもかと味わえる。 山形の「米沢牛コロッケ」「玉こんにゃく」、 宮城の「ずんだもち」、栃木の「鮎の塩焼き」、石川の「カキ焼き」など いつか味わったあの味とまた会える。 ![]() ![]() ![]() ![]() みんなとっても美味しい。 あまりの美味しさに食べものにがっつく子供達もいる。 おとうさん大変だ(笑)。 ![]() 青森の「焼きたてアップルパイ」には感動。 できたてサクサクのパイの中に、とろりと熱くあま〜いりんごが・・・♪ 一体誰が考えるんだろうね、こんな美味しいものを。 ![]() 圧巻だったのが直径2mの大鍋でつくる『山形の芋煮鍋』。 とてつもない行列だった。 やっとありつけた『芋煮』を前に、 「ひさしぶりに食べさせてくれぃ、芋煮!」と叫ぶおじいちゃんもいたりする。 微笑ましかった。 きっと昔は当たり前のように食べていた鍋だったんだろうね。 ![]() ![]() 各地域のブースのスタッフたちはそれぞれみんな故郷の人たちだから、 みんな優しい。とっても温かい。 懐かしいふるさとの料理を食べると、どこか心が温まる。 あの頃の出来事、あの頃の思い出も一緒に味わえるからなんだね。 目に浮かぶのは やっぱり家族と過ごした団欒の日々だ。 みんな笑ってる。 みんな元気にしてる。 ふるさとがあるっていいね。 帰るところがあるっていいよね。 いつでも、いつからでもまたそこから元気になれる。 たまには電話をしてみよう。 ふとそんなことを思った。 P.S. 毎日、元気してるよ。 ゆたか |
穏やかな太陽と散歩して | 2007/3/4 |
---|---|
春の到来を思わせるような ぽかぽか陽気。 太陽の輝きと空の青さに惹かれ、 近づく春を散歩した。 ![]() 3月っていいよね。 まだ空気中に寒さは少し残っているんだけれど、 太陽の光で地面がじわりじわりと暖まっている。 植物や虫たちは このちょっとした変化にいち早く気づいているんだろうね。 おシャレにいろいろ着飾っていた服も もうしばらく着れないのか、と思うと 何だか少しだけ寂しくなる。 心地よい陽気だから 街行く人々の動きもいつもより活気がある。 しばらく視野を広げて街を眺めていたんだけれど、 街にはやっぱりいろんな人たちがいるね。 恋人と待ち合わせをしてる人。 一直線にせかせかと歩く人。 道沿いの花壇にちょこんと座り、本を読む人。 友達と一緒に大声で笑いながら歩く人。 ピンクの花束を片手に駅前をうろうろしている人。 それぞれみんな、いろいろな今日を生きている。 いろいろな想い出をつくっている。 幸せな人たちって こんなにたくさんいるんだ。 そう思った。 不思議だね。幸せそうな人たちを見ていたら 自分もそう思えてくるんだ。 幸せそうな人を見ているだけで、ほんのり幸せを感じられる。 人の気持ちは伝染するから、 誰かが幸せでいるということは、 また別の誰かが幸せになるということなんだ。 笑顔の絶えない毎日を歩こう。 いくつもの幸せに触れられる毎日を歩こう。 明日も、たくさんの人たちに幸せのバトンタッチをしよう。 P.S. 散歩中、街のケーキ屋さんを覗いたら、 奥のほうで職人が一生懸命大きなデコレーションケーキを作っていたよ。 ![]() またきっと誰かが幸せになるんだね♪ |
Valentine’s Day 2007 | 2007/2/14 |
---|---|
「いつもありがとう」 ![]() 何だかんだいって、 毎日、笑っている。 いろんなことがあるけれど、 やっぱり毎日楽しい思い出がつくれている。 笑顔は一人じゃつくれないから、 笑っているということは、 実は仲間がいるということの証なんだ。 だから今日は、やっぱりそばにいる大切な人たちに心から感謝をしたい。 来年のバレンタインデーも 同じ仲間と過ごせるといいな。 ![]() P.S. お花屋さんでふと変わった花を見つけた。 『チョコレートコスモス』 花の香りもほんのりチョコレートに似ているんだ。 かわいい花だね。 今年も甘い思い出に花が咲きますように。 ![]() |
今いる喜び | 2007/2/8 |
---|---|
白いキャンバスに悠然とたたずむ 美しき雪像たちの共演。 さっぽろ雪まつり。 ![]() 一つひとつの雪像からは、 冷たさではなく、あたたかさを感じる。 たくさんの人々の愛情がこもっているからなんだね。 札幌は雪が多い。 一年の半分を雪とともに生活していたりする。 大変だな、って思ったりするんだけれど、 でも札幌の人たちは、その環境を活かして、 また一つの楽しみを創っているんだね。 ![]() ![]() ここでしかできないこと。 ここだからできること。 札幌の人たちはそれを知っている。 この場所、そして今を 楽しむ工夫をしているんだ。 使用される雪は5トントラックで6000台分というから、 その規模の大きさは計り知れない。 まさしく東京や関西、九州ではできないよね。 ![]() ![]() 雪像たちは雪でできているから、 期間中、降雪で雪が積もってしまったり、 暖かい日差しで溶けてしまったりと、 毎日どんどん形が変わっていく。 だから毎日スタッフたちが雪像につきっきりで、 雪を払ったり、修繕したりして美しさを保っているんだ。 美しさを保つために、 愛情をかけてあげる人がいる。 素敵だね。 ![]() ![]() さっぽろ雪まつり。 札幌の人たちが想う雪への愛情と同じくらい、 一つひとつの雪像は大きく、温かかったよ。 今しかできないことをしよう。 ここでしかできないことしよう。 幸せのきっかけは、 笑顔のきっかけは、いつも手の届くところにある。 遠くを探さなくてもいいんだよ。 |
バリうま | 2007/2/5 |
---|---|
Love福岡。 日本で最も住みたい街の一つ 『福岡』。 僕は「どこに住みたいか」と聞かれたら 真っ先にこの街の名をあげるだろう。 福岡はそれぐらい大好きだ♪ だってやっぱり食べものが、 「バリうま」だもんね(中津さん風)。 ![]() 『らーめん』もバリうま! 『もつ鍋』『水たき』もバリうま! 『寿司』『刺身』だってバリうま! 『焼肉』『中華』っておいおい! み〜んなバリうま!(多すぎだね) とにかく値段も良心的で本当に美味しい。 ![]() ![]() ↑炙りもつ鍋『一慶』 ↑しお豚しゃぶしゃぶ『いずみ田』 2日間だけだったんだけれど、 2日間とも夕食に付き合ってくれた 明永ちゃん、イノケン、菊池さん、森竹さん。 本当にありがとう。 中津さん、鹿島さん、古賀さん、橋口さんも、心から感謝してます。 やっぱり九州男児はかっこいいね。 男気がある。 仕事をするんだったら やっぱり熱き男たちと一緒に仕事をしたい。 仕事というのは自分への挑戦だから どこまでやるかは自分たちが決めること。 勝つことの最大の手段は、勝つまで続けることなんだ。 九州の仲間は 「やるぞ!」と言ったら自然に「オー!」ってなっていく。 誰もが普段から訳の分からない高いモチベーションを持っているんだね(笑)。 いつも美味しいものを食べているから、みんな底抜けに元気なんだ。 人生を楽しむためには。 仲間をつくること。 一緒に笑うこと。 美味しい食事を食べること。 それが、ここにはみんな詰まってる。 本当にいいところだね。 飛行機に乗り、窓の外をみると、 空港の周りに立てられた、いくつもの大きな明太子店の看板が見えた。 また来れるかな。 ふとそんなことを考えたら、何だか胸がせつなくなってきた。 この先きっと、 僕は恋をするだろう。 大好きなこの街で。 |
3年ぶりの思い出 | 2007/2/2 |
---|---|
大阪は、かわちに行って来た。 かわちに行くのは、かれこれ3年ぶり。 時間ってあっという間なんだね。 3年前に一緒に笑いあった仲間は健在で、 楽しく愉快なアルバムは色あせていなかった。 3年前、朝まで飲みに付き合ってくれた松本くんは あれから結婚をして今は幸せな家庭を築いてる。 そんな松本くんなんだけど、今回もやっぱり 朝までずっと一緒にいてくれたりするんだ。 自称日本一グルメな男、国分さんも元気で、 これまた毎日、関西グルメツアーに連れて行ってくれた。 特に自慢の『てっちゃん鍋』は最高だったよ。 ![]() 最後のシメでうどんを入れて食べたのに、 「スープがまだ残ってる!」って言って さらに雑炊にして食べたんだ。 これまたはちゃめちゃ旨い。 この鍋は毎日食べても飽きないよね、きっと。 ![]() とにかく 関西の人たちは本当に人情が厚い。 また会いたい、そんな人たちがたくさんいる。 みんなで分け合って食べたお好み焼きのように、 これからも楽しい思い出を、幸せを分け合っていきたい、 心からそう思えました。 最高の3Days。 ありがとう。 ![]() |
共に育んで | 2007/1/28 |
---|---|
隅田川沿いを てくてくと散歩。 ![]() 大好きな『もんじゃ焼き』を食べに月島まで歩いた。 すごいね。 月島は、商店街中どこを見ても、もんじゃ焼きだらけだ。 たくさんのあめ玉を見せられた子供のように、 どこにいくか真剣に迷ってしまうよね。 商店街を2往復したあげく、 人気店『おしお』に入った。 ![]() ![]() やっぱりいいよね、もんじゃは♪ もんじゃを一緒につくる、 一緒に食べることに幸せを感じるんだ。 小さなヘラで、つつきながらゆっくり食べるから、 その間いろんな話ができる。 食事の楽しさは、会話が弾むことなんだよね。 美味しいものを食べると、もっと会話が弾む。 だから僕は、食事は本当に好きな人と一緒にしたいし、 美味しい食事にもこだわりたい。 どこで食事をしたって おなかをふくらませることは同じなんだけれど、 どうせふくらませるんだったら 会話も膨らませたいし、想い出や愛だって一緒にふくらませたいよね。 『もんじゃ』は最高だ。 東京の下町で生まれた、まさにノーベル賞だよね。 相手のことをもっと知りたいとき。 大切な人とケンカをしてしまったとき。 楽しい想い出を作りたいとき。 元気になりたいとき。 そんなときは、『もんじゃ』を食べよう! 共同作業と、美味しい笑顔。 最高のスローフードが待っている! P.S. 君は話に夢中になっていていいよ。 僕が美味しいもんじゃを作ってあげるから。 |
芸術と散歩 | 2007/1/21 |
---|---|
今日は映画を観ながら朝食を。 ![]() ![]() 六本木ヒルズにある『ジョエル・ロブション』で サンドイッチを購入し、 映画『ディパーテッド』を観た。 プレミアスクリーンだったから ワンドリンクサービスのビールを口にしながら足を伸ばしてゆったりと。 ファーストクラスのようにとても優雅な時間だった♪ 『ディパーテッド』は 香港映画『インファナル・アフェア』をリメイクした作品。 ジャック・ニコルソンやディカプリオの演技も迫力あったけど、 オリジナルもずば抜けて面白いらしいので今度観てみよう。 映画を観た後は ちょっと歩いて、今日いよいよオープンした『国立新美術館』へ。 ![]() ![]() 展示スペースは1万4,000uで国内最大級。 とてつもなく広い。 館内にある巨大な逆円すいの頂上には 三ツ星シェフのフレンチレストランもあってランチも食べられる。 ![]() ![]() やっぱりお腹が減っていては リラックスして芸術作品を鑑賞できないもんね。 作品の数々から、アーティストのメッセージが伝わってくる。 「描かれている物や人物、景色のどこに作者は衝動を駆られたのか」 「この作品を描く中で、彼らが伝えたかったことは何か」 そんな風に一つひとつ作品を眺めていると、とても面白い。 不思議だね。 こうやっていろんな作品を見ているだけで元気になれる。 過去の作品から、このさき未来の元気をもらえるんだ。 あらゆる瞬間を閉じ込めた一枚の絵は 今になっても巨匠たちの熱き想いを現代に色あせず届けている。 その絵の中だけ過去から未来へと、ずっと時間が止まっているんだね。 この手でつくるもの。 未来につなぐもの。 「僕は何が残せるだろう」 そんなことを考えた一日でした。 P.S. それにしても 『ジョエル・ロブション』のクロワッサン。 さくさく、ふわふわ、もっちりで、 ・・・美味しいなぁ♪ ![]() |
夢、希望、元気! | 2007/1/13 |
---|---|
「上を向こう、日本!」 東京ドームで行なわれた KANSAI SUPER SHOW 『太陽の船』に行って来た。 ![]() とにかくド派手。 出演者を宙吊りにするわ、アクロバットバイクがあるわ、 総勢300人での和太鼓や、阿波踊りもあるわ、 とにかくこれでもか、これでもかという驚きの連続だった。 実は何ヶ月も前から このSHOWを観たいと思っていたんだけど、 チケットが入手困難でプレミア化していたから諦めていたんだ。 でもそんなある日。 六本木ヒルズを散歩していると、 ふと目の前に山本寛斎さんを発見。 『太陽の船』のPRイベントをしていたんだ。 何か運命を感じた。 「ジュースとかお菓子を食べてゆっくりしていってね」と やさしく声をかけてくれた山本寛斎さん。 緑色の革ジャンに、赤いズボン、そして白いロングブーツと ド派手な格好ながらも、とってもオシャレでとてつもないパワーを感じた。 誰にも真似のできないような、突き抜けるエネルギーを放っているんだ。 チケットを購入し、「観に行きますね。頑張ってください」と言うと、 「ありがとう」と満面の笑みで返してくれた。 ![]() 山本寛斎さんからのラブレターがきっかけで実現した 長渕剛のテーマソング『太陽の船』。 クライマックスの長渕剛、熱唱ライブは圧巻だった。 鳥肌が立った。 飛んだり跳ねたり、叫んだり。 流れ落ちる汗を弾かせながら、 これでもか、これでもか、とステージを駆け回った。 ここまでしてくれるのか、と心の底から感動した。 「ツヨシ!、ツヨシ!」と会場は総立ち。 たった一人の男に、会場全員が心を奪われた。 全員が汗だくになって何度も右手を空に掲げていた。 ラストは世界最大の気球『太陽の船』が浮上し、 出演者全員が宙を舞った。 ![]() ![]() 無数の紙ふぶきと新聞が空から降りしきり、視界を埋め尽くすという すさまじいエンディングだった。 「夢を持とう!前に進もう!」 心の奥底にズシリと響いたメッセージだった。 夢を持った人と一緒にいるだけで とてつもないパワーをもらえるんだね。 夢を持つこと。 それに向けて歩いていること。 それだけで自分はもちろん、 誰かをも『元気』にできるんだ。 夢を、希望を、元気を! 2007年はフルパワーでいくぞ。 |
カーニバルの始まり | 2007/1/3 |
---|---|
あけましておめでとう。 2007年の干支は猪だ。 猪突猛進だね。 今年は去年と違って オリンピックやワールドカップ、WBC(野球)などの 世界的なイベントがなく話題性にかける年だなんて言われてるけど、 イベントがなければ 自分で作ればいい。 お祭りやカーニバルが好きなら、 自分でお祭りを興せばいい。 毎日がお祭り。 毎日がカーニバルなんだね。 いくぞ!ハデに! 中野にある手作り飴屋さん 『papa bubble』。 ![]() ウルルン滞在記でも放送していたけど 世界で本店バルセロナとアムステルダム、日本の3店舗しかないんだ。 スペイン発の金太郎飴。 全部手作りだから、一つひとつ模様も大きさもみんな違う。 飴の一つひとつに顔や個性があるんだ。 愛情がこもっている分、甘い。 口の中で幸せが充満していくのがわかる。 ![]() 一つひとつが おシャレでかわいくて、とっても美味しい。 お店の前にはいつも行列。 手作りだけに数が限られているのですぐ売り切れになってしまう。 夕方にはお店の中に、飴ひとかけらも残ってないんだよ(笑)。すごいね。 刺激的で、 ほんのり甘い思い出を求めて 走るぞ2007年! みんな今年もよろしくね。 |
特別な日に | 2006/12/25 |
---|---|
今日は東京タワーも恋をしてるね。 ![]() 特別な日だから、 やっぱり特別な人と一緒に過ごしたい。 恋人、友人、家族。 特別な人と一緒に、 とびっきり特別な思い出を作りたいよね。 この日を演出するために 何日も前から構想を練っていたりする。 一緒に歩く場所だったり、 食事をするお店だったり、 プレゼントを渡すタイミングだったり・・・。 だからってそれらはみんな意外なものや、 高価なものである必要はないんだよね。 一緒にいられる時間こそが、 2人にとって一番の贈りものなんだから。 何をしても やっぱり特別な思い出になっている。 それがクリスマス。 一人でも多くの人が ほんのり笑顔で、幸せの余韻を楽しみながら 眠りにつけますように。 Merry Christmas ![]() |
スノーホワイト | 2006/12/2 |
---|---|
12月。 札幌はもうすっかり雪景色になっていた。 ![]() 街を彩るまばゆい光が 舞い散る粉雪に反射し、 キラキラと一段と輝いて見える。 「もうすぐクリスマスなんだな」なんて、 どこかウキウキした気持ちになる。 この時期って 普段見ているはずの当たり前の景色や、 何気ない人との会話が ちょっとだけ特別なものに感じるんだよね。 街や人、みんなが いつもよりも少し、小さなやさしさを持っている。 そんな気がするんだ。 札幌の気温はマイナスだけれど ぶるぶるとした寒さではなく、 カラッとしたどこか潔い寒さなんだ。 これもきっと 食事を美味しくする演出の一つで、 天気のちょっとしたやさしさなのかも知れないね。 だって食べるもの全てが 本当に美味しいもんね。 ![]() ![]() 今回も『すし屋のやま田』で札幌の旬をひとくち。 ![]() 「美味しいものを食べると、思わず目をつぶってしまいますね」 そう話した僕に、やま田の職人、根上さんはこんな話したんだ。 「目をつぶると、余計なものを見ないで済むから一つに集中できるんです」 「キスするときも、そうするでしょ」 目を閉じるって、そういうことなんだね。 そっと目を開けると 窓の外はまだ白い粉雪が舞っていた。 街角のクリスマスツリーに 白いわたのような雪がほんのり積もっている。 札幌は今年も ホワイトクリスマス。 今年もあと少し。 まだまだ2006年を めいいっぱい駆け巡るぞ! 赤い服を着て。 そりに乗って。 ![]() |
秋のドライブ&ショッピング | 2006/11/23 |
---|---|
秋の楽しみはやっぱりドライブだ。 次から次へと移り変わる 秋の景色。 山や林がすっかり衣替えしている。 はじけるくらい緑色に着飾っていた山々が、 黄色に赤、オレンジとちょっとだけ大人の服を着ているんだよね。 今日は栃木県佐野市にある 『佐野プレミアム アウトレット』に行ってきた。 ![]() ![]() すごいね。広い。 何と150もの有名ブランドが勢ぞろいしているんだ。 『ル・クルーゼ』や『COACH』、『BOSE』まであるんだよ。 ![]() 嬉しい出会いはここ。 『コールド・ストーン・クリーマリー』。 ![]() 荒川静香さんが大好きと言っていたアイスクリームのお店。 果物やクリーム、チップなどが自由にアレンジできる。 六本木ヒルズでは1時間待ちが当たり前でなかなか食べられないアイスクリームだ。 数え切れない種類の中から好きな組み合わせを選ぶ。 ベースは『バニラ』で、『ストロベリー』をのせて、 『チョコブラウニー』をトッピングして、『ホイップクリーム』に、 『チョコチップ』と『ナッツ』『アーモンド』『ピスタチオ』、そして・・・。 大好きなものだけを好きなだけ混ぜて、シェイク! スタッフのお姉さんが鉄板の上で豪快にかき混ぜてくれるんだ。 さあ!完成!!! ![]() ん〜〜〜ぅまい♪(幸せ) 不思議だね。 デザートの世界って、料理と違って 好きなものを混ぜれば混ぜるほど、やっぱり美味しくなるんだね。 デザートは魔法なんだ。 『佐野プレミアム アウトレット』 秋の空の下、秋化粧をした山々を背に、 思う存分さわやかなショッピングができた。 最高の場所だ。 帰り道。 「せっかく栃木県まで来たんだ、何かスペシャルはないかな」って考えていたら。 ありました『宇都宮ギョーザ』! と、いうことで出発進行! 辿り着いたのは 地元でも一番の人気店『みんみん』。 ![]() すごい行列だった。 「おいおい」って思ったけど、 たかが『餃子』を食べるために長時間並ぶのって、 よく考えると、とっても贅沢だよね。 そんな経験って一生に一度できるかできないかだ。 と、いうことで出発進行! 待ちに待って、目の前に置かれた『餃子』を見たとき、 ちょっとした感動をおぼえたよ。 「餃子さん、やっぱりあなたが大好きです」って。 ![]() 外はパリッと、ジュワっと肉汁が・・・。 とてつもなく 美味しかった♪ 秋のドライブ。 そして美味しい出会い。 やっぱり秋って最高だね。 |
秋を満喫して | 2006/11/15 |
---|---|
秋の青空が好き。 秋こそ 早起きをしよう。 はるか先まで突き抜ける水色の空。 肌に触れる風も少しひんやりしていて心地いい。 強い太陽の光が肌をほんのり温めてくれるし、 空気が乾燥しているから、とっても爽やかなんだよね。 今日、ちょっと早起きして 神奈川県大和市にある『ドカベンスタジアム』で野球をした。 いいね。 すごく気持ちがいい。 『スポーツの秋』って言われるのが良く分かる。 夏だとちょっと動くだけで汗だくになるし、 冬だと寒過ぎて外にさえ出たくなくなるからね。 体を動かすと、 体中の細胞が活性してくるから 神経が研ぎ澄まされてくる。 ふと見渡す秋の景色が 普段より色鮮やかに見えるんだよね。 緑、黄色、赤、そして空の青。 秋のキャンバスにはたくさんの色彩が溢れている。 『スポーツの秋、芸術の秋』 無限大に広がる秋の色彩を存分に楽しもう。 スポーツをして汗を流した後は、 美味しい食事が待っている。 『食欲の秋』の始まりだ! ![]() |
Birthday | 2006/11/13 |
---|---|
仕事中、 急なミーティングが入ったと言われて、 会議室の扉を開けると・・・。 ![]() 「誕生日おめでとう!」 みんなが拍手で迎えてくれた。 いつの間にかみんなが集まってくれていた。 突然でびっくりして うまく表現できなかったけど、 とっても嬉しかった。 幸せって こういうことを言うんだろうね。 ありがとう。 ![]() |
自分ブランド | 2006/10/27 |
---|---|
とてつもない男がいる。 とことんカッコイイ男がいる。 SHINJO。 北海道日本ハムが44年ぶりに日本一に輝いた。 今季限りで引退を表明していたSHINJOが 泣きながら超満員の札幌ドームで一番最初に宙に舞った。 ![]() かつて日本一人気のないチーム、 パ・リーグのお荷物球団とまで言われた日本ハムファイターズ。 春季キャンプではあまりの観客の少なさに犬までカウントし、水増し。 試合後の記者会見では報道陣が2、3人しか集まらず、 知人に『サクラ』を依頼したこともあった。 3年前、そんな球団に一人の男が入団した。 新庄剛志。 チームの北海道移転と同時に加わったSHINJOは チームにある魔法をかけた。 チームメイトに呪文のように唱え続けた言葉がある。 「楽しむ」。 度重なるSHINJOの破天荒な振る舞いは、 徐々にチーム、そしてファンに『野球を楽しむことの大切さ』を伝えていった。 大一番の試合前にSHINJOはこう提案した。 「裏方さんを真ん中にして、今日ビールかけをやろう」 日本ハムファイターズはまさにチーム一丸となり、日本一になった。 すごいね、SHINJO。 鳥肌が立つほどカッコイイ。 実は日本ハムが2週間前、プレーオフを制し、リーグ優勝をしたとき、 この記事を日記に書こうと思ったんだ。 でも、同時にこうも思えたんだよね。 「日本ハムはこの後、日本一になる」って。 何故か、それはSHINJOがいたからなんだよね。 必ずミラクルがあるような気がした。 彼がきっと何かやってくれる、自然とそう思えたんだよね。 「オレ、(強運を)持ってるわ」 そう自分を振り返ったSHINJOは、確かに持っていた。 ![]() SHINJOのスゴイところは、 自分ブランドをしっかり持っているということ。 「SHINJOだから」というものをしっかり持っている。 プライベートでも美学は相当で、 志保夫人はこう漏らしている。 「わたしが節約しなかったら家計はパンクします」 SHINJOはこう語る。 「お金はパッと使わなきゃ。しぶっていたら入ってこなくなる」 「あのSHINJOがひとりでご飯を食べていたら、ファンの夢をこわす」と言い、 必ず誰かを誘っては高級店へ。 オーダーする際も「ここからここまで」とまとめて注文するという。 新庄自身がSHINJOを持っているんだね。 『自分ブランド』 誰にも真似のできない自分。 「あの人だから安心」 「あの人がいるから大丈夫」 そんな期待を裏切らぬよう、常に最高を演出していく。 自分自身は世界中で、たった一つのブランドなんだから、中途半端はいけない。 いつも最高の品質じゃなきゃいけないんだ。 仕事。 家庭。 恋愛。 全ての面で『自分ブランド』を持とう。 最高の結果は、 きっと『自分ブランド』へのこだわりから始まる。 P.S. 「札幌ドームを満員にする」 「チームを日本一にする」 3年前、SHINJOが入団会見の際に掲げた目標だった。 カッコイイ男だね、SHINJOは。 |
さあいろんな秋 | 2006/10/15 |
---|---|
映画『ワールド・トレード・センター』を観た。 ![]() 9・11同時多発テロに巻き込まれた人々と、 それを命がけで救出に向かう人々、そして家族の人間ドラマ。 最後のエンドロールで、実際犠牲者となった人達の実名が流れる。 実話だけに、やっぱり心にズシンと響くものがあるね。 2000人以上の犠牲者のうち、数名が奇跡的に助かるんだけれど、 ガレキに生き埋めにされた人の描写が生々しく描かれているんだ。 死に直面したときに、考えること。 死を覚悟したときに、ふと考えることは何か。 主人公のジョンはこう自分に問いかける。 「俺は、いい夫だったかな?」 すごく印象的だった。 大切なものは何か、を教えてくれる映画。 好きな人に、友達に、 もう一度感謝をしようと思える映画だった。 ![]() ちなみに隣に若いカップルが座っていて、 女性は以外にケロっとしていたんだけれど、 僕のすぐ横で彼氏が噴出すように声を出して泣いていたから、 僕は逆に、泣くに泣けなかったんだけどね(笑)。 作品自体にはいろんな批評が集まっているみたいだけれど、 一瞬でもそんな胸に響くシーンやフレーズがあれば、 それはいい作品なんだと思う。 映画は全編すべてがクライマックスなのではなく、 それはある1シーンや1フレーズのためのプロセスだったりするから、 やっぱり一瞬だけでも心が奪われるものがあったのなら、 その映画は観る価値があったということなんだよね。 秋は忙しい。 食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋・・・! 秋こそエンジン全開で楽しまないとね。 落ち葉は落ちる速度をゆるめてはくれないよ。 散歩中、ふと耳にしたリズムやフレーズが 心に届いたなら、その曲をもう一度聴いてみよう。 本屋でふと手にした本に、 一言でも心に響く言葉を見つけたら、 その本を買おう。 夏の喧騒から離れ、静かさを取り戻した自分の心の声に 少しだけ耳を傾けてみよう。 そんな秋の楽しみ方を 心はきっと教えてくれる。 追伸: 『フラガール』も良かったよ。 実話つながりで。 最高の映画だ。 ![]() ![]() もうこっちは 物語の後半からずっと涙でボロボロ。 蒼井優の存在感はさすがだね。 絶対に観た方がいいよ! ゆたか |
大切なもの | 2006/10/1 |
---|---|
10月1日。 『ピンクリボンキャンペーン』 東京タワーが 年に一度だけのピンク色にライトアップされた。 ![]() 今日は 自分自身を、そして健康をあらためて大切にと考える日。 毎日、仕事に励んでいる人。 毎日、夢に向かって走り続けている人。 毎日、家事に育児に頑張っている人。 たまにはふと足をとめ、 自分だけのことを想い、自分自身を心ゆくまで自愛してあげよう。 大切な人がいる。 「この人がいたから今の自分がいる」そう思える人がいる。 そうやってあなたが思うその人も、 きっとあなたのことをそう思っている。 自分自身を大切にすることは 誰かを大切にすることと同じなんだ。 あなたが笑えば 誰かが笑う。 あなたがそうやって いつまでも元気でいることこそが、 幸せな誰かをつくる大切なきっかけになっている。 大切な人。 いつまでも元気で、 いつまでも笑っていて。 |
情熱と太陽の国で | 2006/9/18 |
---|---|
燦々と降り注ぐ力強い太陽。 芸術に彩られた街。 新鮮な魚介類で創る美味しい料理の数々と 仲間たちと朝まで過ごす刺激的なナイトライフ。 生きる喜びを感じるもの全てがそこにはあった。 情熱と太陽の国スペイン、バルセロナ。 バルセロナはまさしく世界で最も刺激と魅力溢れる街だった。 ![]() ![]() すごいね。 素晴らしい。 以前からアントニオ・ガウディの「サグラダ・ファミリアを見たい」と 思っていたからバルセロナは念願の旅だった。 旅って南国の島でリフレッシュ、とつい思いがちだけれど、 今回はスペインの庶民的な生活や文化を肌で体感できたのが良かった。 一言。 「バルセロナは素晴らしい」。 ![]() ![]() スペインはまさしく太陽の国。 太陽がなかなか沈まない。 夜の8時でも空が明るいんだ。 みんなランチは3時ごろ食べて、夕食は夜の10時ごろ食べる。 だから夜が賑やかになるのは深夜1時過ぎ(笑)。 週末ともなると朝までバーの開放的なテラスで 仲の良い仲間たちと朝まで会話を楽しんでいるんだ。 素敵だな、と思った。 気の合う仲間たちと過ごす時間、大切な時間の過ごし方を知っているんだね。 ![]() しかもスペインの人たちは 朝から元気! 市場は地中海で育まれた新鮮な魚介類を求める人で溢れている。 ![]() ![]() 捕れたての食材とあってどれも新鮮で美味しい。 朝ごはんはこんな感じ。 ![]() お昼の2時を過ぎたころのシエスタも素敵。 お店も一斉に閉めてしまうんだ。 4時半くらいまで開かない。 昼寝という意味なんだけど、夜型のスペイン人特有の素晴らしい風習だよね。 このシエスタの時間が素晴らしい。 ある人は妻の待つ自宅へ帰ったり、ある人は公園で恋人と過ごしたり。 大切な人と分かち合う時間が毎日しっかりと用意されているんだね。 ![]() ![]() 夕方になり、心も体も充実したら もうエンジン全開。 Enjoy Lifeに向けてまっしぐらだ。 バルセロナは地中海に面しているだけあって やっぱり料理がとてつもなく美味しい。 自家製のサングリアを口にしながら食べる料理の数々はもう奇跡的。 ![]() ![]() 本当に太陽と自然の恵みに拍手! 週末には少し歩いてバルセロナの海に行ったんだ。 海では強い太陽の下、トップレスの女性も多く、 海や浜辺で恋人同士が熱いキスをしていたりととても開放的。 ![]() 海パンを買って泳いだんだけど、もう最高だった。 こんな大都会なのに海が歩いて行けるところにあるっていうのも 素晴らしいよね。 とにかくスペインの人たちは 人生の謳歌の仕方を知っている。 いや生き方そのものが自然と人生を謳歌しているんだ。 輝く太陽の光。 溢れる自然と美味しい食物。 心をうるおす芸術。 そして情熱的な愛。 スペインで一番圧巻だったのが、 年老いた老人たち。 彼らが一番元気なんだ。 若者に負けないパワーを持っている。 夜の酒場で一番賑やかに騒いでいるのは老人たちだし、 サッカー場で誰よりも熱くなって罵声を飛ばしているのもおじさん連中だ。 ショッピングでも若者に負けないくらい老夫婦たちが 2人手をつないで仲良く街を歩いている。 日本では男性も女性も年行くことが嫌悪されがちだけれど、 いやいや年のとりかたってこういうものだな、って思った。 その年齢じゃなきゃできない楽しみ方を知っている。 そんな素敵な年のとりかたをしたいね。 人生まだまだこれからだ。 スペインは素晴らしい場所。 スペインの生活に触れ、 自分の人生にまたどこかスイッチが入ったのがわかる。 人生の楽しみ方、一日の過ごし方、 友達との時間、大切な人との時間。 スペインの太陽が人生に大きな情熱を照らしてくれました。 P.S. 『サグラダ・ファミリア』 天才アントニオ・ガウディがその生涯を捧げた世界遺産。 1882年の着工以来、すでに124年が過ぎている。 ガウディ亡き今も、 彼を慕う弟子や彼に共鳴した世界中の芸術家、建築家たちが 彼の遺志を継ぎ完成に向け建造を続けている。 完成にはあと100年以上かかるといわれている。 今、建築にあたっている彼らもまた その完成を見る日はない。 サグラダ・ファミリア。 まさにロマンそのものだ。 ありがとう。 ガウディ。 僕もまた。 100年以上かけて愛を表現していこう。 ![]() |
この夏最後の日曜日に | 2006/8/27 |
---|---|
『THE 夢人島Fes.2006』 静岡県 浜名湖に集結した6万人が BEGINにミスチルにGLAYに福山に、 そして天下の夏男、桑田佳祐に酔いしれた! ![]() ![]() 夏フェス! いいね。 野外だから青空のもと開放感があるし、 「みんなでいいものを作っていこう」っていう、どこか一体感がある。 3時から9時までの6時間。 日が暮れてくると、近くにいる人みんなに親近感を感じてきて、 オペラグラスを貸してあげたり、焼きそばを分け合ったりと 自然と仲良くなれていたりするんだ。 高校の文化祭の日、夕暮れの教室に残って いつもの仲間たちと話しているときに感じる、そんな特別な感覚と似てるんだ。 この時間を一緒にいる、体験できているという喜びを、 このワクワク、ドキドキ感を、自然とみんなで共有し合っているんだね。 夢人島Fesのテーマは 『人間の絆』と『楽しい想い出作り』。 会場に集まった6万人がミスチルの『innocent world』、 GLAYの『グロリアス』、福山の『HELLO』、そして サザンの『勝手にシンドバット』『マンピーのG★SPOT』で総立ちの大興奮となり、 BEGINの『涙そうそう』、ミスチルの『終わりなき旅』、 サザンの『真夏の果実』で、身近にいる大切な人のことを想った。 感動。 いやあ、泣けたね。 桑田さんも何度も「みんなありがとね」って言っていたし、 なによりステージに立っているアーティスト全員が底抜けの笑顔をしていた。 「いい想い出作りをしよう」っていう気持ちが ステージ上と会場とで、みごとに一つになっていた。 大好きな歌BEGINの『島人ぬ宝』が流れてきたときは 例えようのない気持ちが溢れてきて、ついじんわりしちゃったよ。 それに夏の夜空に『真夏の果実』を生で聴いたら・・・ねぇ。 とにかく感動で、幸せで 涙が止まらない一日でした。 心の底で味わった感動。 心の底で感じた喜び。 心の底で気づいた大切なもの。 今日この日、 もう一度、すべてのものに感謝したい。 2006年、夏に拍手!!! 本当にありがとう。 まさに最高の夏でした。 ![]() 2006年、秋! さあ出番だ! |
夏を謳う | 2006/8/19 |
---|---|
今ここにいること。 家族、友人そして大切な人がそばにいること。 今年もまた一緒に夏を迎えられたこと。 そんなたくさんの喜びを共に分かち合い、祝う。 『麻布十番 納涼まつり』 つきぬける晴天の中、 喜びの宴が、今年も始まった。 ![]() ![]() 麻布十番商店街は とっても庶民的で温かく、人情にあふれたところ。 だからお祭りにも、どこか愛を感じる。 いいお祭りにしよう、っていう商店街の人たちの気持ちが伝わってくるんだ。 とにかく人が多い。 よそ見をしていると、まるで津波に飲まれるかのように 一瞬で迷子になってしまいそうだ。 不思議なお祭りだね。 KAT-TUNの亀梨くんがいるという情報を聞いて 女の子たちがキャーって泣きながら走り回っていたり、 ふとカキ氷屋さんを見ると、 何と人気ロックバンドのゼブラヘッドがカキ氷をシャカシャカ作っていたりする。 いろんな人との会話やふれあいが本当に楽しいお祭りなんだよね。 ![]() 公園に行くと たくさんの人たちが輪になって盆踊りをしている。 いろんな国の人が一緒になって踊りを楽しんでいるんだ。 ![]() ![]() 幸せだな。 そんな気持ちを実感する。 なんだか、ほんのり涙がでてくる。 ずっとこんな時間が続けばいいのに、って。 争いや戦争が本当に無益に思えてくるね。 太鼓が鳴り響く。 ピイヒャラという笛やキンキンという鐘の音がこだまする。 輪になってみんなでリズムに合わせて夏を踊り、謳う。 笑顔。 誰かがそばにいるということ。 今を生きているということ。 そんな幸せをみんなで分かち合っているんだね。 麻布十番 納涼まつり。 笑顔とぬくもりにあふれた とっても素敵なお祭りでした。 さあ! 明日も力強い太陽が昇ってくる! 夏を祝おう! 夏を謳おう! |
空と過ごした日 | 2006/8/16 |
---|---|
朝から雨が降っていた。 雲は厚く、灰色の雲がはるか彼方まで続いていた。 「頼むよ、空」 一日中、そんなことを考えていた。 今日は待ちに待った 『神宮外苑花火大会』が開催される日。 でも空はいっこうに笑顔を見せなかった。 夜になり辺りが暗くなると、 奇跡が起きていた。 『雨が止んでる!』 一気にボルテージが上がる! 「やった、空に願いが届いた!」 踊るように神宮球場に向かう。 駅前はもう大行列。 浴衣とうちわで溢れかえっていた。 ビールとチョリソー片手に球場に入ると 北島ファミリーが演歌を披露していた。 会場は超満員、花火打ち上げまであと1時間。 ところが。 ゴロゴロ・・・。 漆黒の悪夢のような大きな雲が遠くからじわりじわりと・・・。 気がつくといつの間にか月の光も消え、空は黒い絵の具で塗りつぶされていた。 「おいおい・・・」 そこで願った。 本当に心の底から願った。 「空、たのむ、耐えてくれ!」 会場に集まった数万人が全員そう願ったに違いない。 「晴れろー!」 神通力。 瞬間、花火が上がった。 どどどどん! 悪夢を吹き飛ばす勇気の号令だった。 会場全員の願いが通じた瞬間。 拍手と大歓声。 空は泣かなかった。 空は大観衆の期待に応え、涙をグッとこらえてくれた。 浴衣で埋め尽くされた会場は一転、拍手に包まれ、 うちわが高々と舞い踊った。 今年の夏がようやく始まった。 ![]() 本当に素晴らしかった。 いつもより綺麗に、派手に見えた。 腹の奥底まで響き伝わる花火の炸裂音。 弾け出る華麗な光。 気がつくと花火に照らされた空には、 月が浮かび、小さなちぎれ雲がゆっくりと流れていた。 空に感謝したい、そんな日だった。 もっと空を感じていたかった。 ディナーに選んだ場所は 外苑前にある『青山ラピュタガーデン』。 ![]() 天空に浮かぶ 水と緑と光が演出する空のレストランだった。 開放的な空間で味わうスローフード。 思う存分、今日の空と一緒に食事をした。 夜空の月に照らされ、きらきらと輝く夜景は、 地上に散らばった花火に見えた。 空を心ゆくまで堪能した、そんな1日だった。 真剣に願えば、 やっぱり叶うんだね。 同じ気持ちで願う人が多ければ多いほど、 願いは本当に叶うんだね。 願うぞ、明日も。 明日もきっと、最高の日! |
パワーを | 2006/8/1 |
---|---|
人は、いろんなものから影響を受けて生きている。 接する人だったり、その人と交わした話だったり、 ふと手にした本だったり、 時には食べるものだったり、着るものだったり、 周りにあふれるいろんなものから影響を受けて生きているんだよね。 街を歩いていたら、 ふと きれいな食器を見つけて、思わず立ち止まった。 ENGLAND製のとても大きなお皿だった。 (↓実物はめちゃくちゃでかい) ![]() ![]() ![]() 値段も驚くほど高かったけど、 1時間くらい悩んだ末、思わず買ってしまった。 その食器に見惚れていた間、 頭の中にはいろんなイメージが次から次へと溢れ出してきたんだ。 『いつか仲間を呼んでホームパーティをしたら・・・』 『手作りのポップコーンを山盛りにして・・・』 『大きなお皿いっぱいに盛られたサラダを一人ひとりに取り分けて・・・』 『ワイン片手に世界のチーズを並べたら、何種類のせられるかな・・・』 なんて、いろいろ考えていたら、 あっという間に時間が経っていたんだよね。 すごいね! お皿を手にしただけで、テンションが上がる。 早く料理を作りたくなる。 いろんな料理を作りたくなる。 イメージが沸く。 お気に入りで、とびっきり大好きなものからは、 たくさんのエネルギーをもらえるんだよね。 ここ一番の服を着れば、外出がどこかワクワクするし、 お気に入りの靴を履けば、行き先が広がったような気がするし、 自慢のお皿やフライパン、鍋があれば料理のイメージがどんどん沸いてくる。 いいものは やっぱりとてつもないオーラを持っている。 人間だけはなく、物だってオーラを持っているんだ。 一緒にいると輝く未来の自分が想像できるんだね。 だからワクワクする。 物からたくさんのエネルギーをもらって元気になれる。 暑さで ヘロヘロになってしまいそうなとき。 とびっきりの服を着よう。 バツグンの靴をはこう。 お気に入りの食器で美味しい料理をモリモリ食べよう! さあ! 2006年の夏は これからだ! |
いい思い出をバトンタッチ | 2006/7/8 |
---|---|
毎日、いろんな人と出会う。 毎日、いろんな出来事と出会う。 毎日 自分が出会う人や出来事は 思い出となり、明日へリレーされていく。 ![]() 今日、『送別会』があった。 笑いあり涙ありの最高の送別会だった。 そんな中、ふと考える。 「送別会って何だろう」 その人との別れを惜しむ会。 その人に感謝を告げる会。 いろいろ意味はあるんだけれど、 送別会を開くことの一番の意味はやっぱり、 『ここでの思い出を最高のものにしてあげること』 なんだよね。 今まで一緒にやってきた過程では、 楽しいことばかりじゃなく、辛く苦しい時だってあったりする。 でも最後はやっぱりドカンと、 その人に最高の思い出を作ってあげることが大切なんだよね。 ハメを外してもいい。おもいっきりバカをやってもいい。 仲間たちが繰り広げる盛大なラストダンスで ここでの思い出を最高のかたちで真空パックしてあげる。 「やっぱりこの仲間は最高だ」 「やっぱりこの仲間たちと出会えてよかった」 そう思えるからこそ、その人は胸を張って次のステージにいける。 いい思い出を胸に、すがすがしく次の思い出にバトンタッチできるんだ。 毎日だって同じなんだよね。 もし悪い思い出をつくってしまったら、 そのまま今日を終えてはいけない。 悪い思い出なんかを明日へリレーしちゃダメなんだ。 悪い思い出は寝たって消えないから、 今日のうちに いい思い出に塗り替えることが大切なんだよね。 毎日、いろんな人たちと出会う。 毎日、いろんな出来事と出会う。 いつか、ふと振り返ったときに、 それらがみんな最高の思い出だったら、 どんなに幸せなんだろうね。 庭先に『あじさい』が咲いている。 『あじさい』って 一つひとつの小さな花が集まって、 一つの大きな花になってるんだよね。 ![]() いい思い出をたくさん集めて 大きな人生を咲かせよう。 |
通じ合う、熱き心! | 2006/6/11 |
---|---|
飛び散る汗。 躍動的で華やかな舞い。 一つになった若き魂は、 見るもの全てを魅了していった。 ![]() 札幌。 『YOSAKOIソーラン祭り』が開催されていた。 今年で15周年になるこのお祭り。 当初、高知県のよさこい祭りに感銘を受けた大学生がはじめ、 小規模だったこのお祭りも、今や参加350チーム、 踊り子だけで4万5千人が集まる大規模なものになったんだって。 すごいね。 若さ溢れる学生たちが繰り広げる 弾けんばかりの踊り。 みなぎるパワー。 内から外へ何度も大きく投げ出す両手は まるで「若き今」の喜びを爆発させているようだった。 そんな彼らを見て、 いつの間にか目頭があつくなっている自分がいる。 ![]() ![]() 仲間は多いほうがいい。 同志はたくさんいたほうがいい。 同じ意思を持ち、心が通じ合える仲間が集まったとき、 その一人ひとりの気持ちが共鳴し、それはうねりとなって とてつもないパワーを生む。 ここにくるまで 彼らもきっといろんな苦労があったに違いない。 挫折しそうになった人もいるだろう。 意見の相違から仲間とケンカをしたかも知れない。 でもいま、ここにいる。 一緒に踊っている。 いろんな苦労をともにして、 ときにはケンカをし、どんなにかっこわるい自分を見せても、 ふと気づくとそばにいてくれている人。 やっぱり一緒にいてくれている人。 笑って手をつないでくれる人、それが仲間だ。 仲間は作るものじゃなく、 創るものなんだね。 気取らない、素の自分で接することこそが 仲間を創るきっかけなんだ。 大丈夫。 素直な自分を見せていこう。 飾らない自分を見せていこう。 きっとそばに 仲間はいる。 ![]() |
魅力のタイ料理 | 2006/5/14 |
---|---|
「タイ料理が好き」 タイ料理の魅力は何だろう。 それは『辛味』『酸味』『甘味』が1度に味わえるから。 山の幸や海の幸。 自然の食材をたっぷり使った 辛くて、すっぱくて、甘い料理。 それがタイ料理だ。 今日、東京代々木公園で開催された 『タイ・フェスティバル2006』に行ってきた。 ![]() ![]() すごい人。 こんなにたくさんタイ料理ファンがいるんだね。 大好きなタイのビール『シンハー』や『プーケットビール』を片手に いくつもの屋台を駆け巡った。 ![]() ![]() タイ料理は野菜をふんだんに使ったものが多く、 とってもヘルシー。 だからたくさん食べられるんだ。 タイの伝統芸でもある『カービング』もスゴイ。 タイ料理は大切な人へのおもてなしとして 果物や野菜を花や鳥に彫刻して料理を惹き立てるんだ。 料理の一つひとつが芸術品なんだね。 ![]() 少し元気が欲しいとき。 そんなときは 「タイ料理を食べよう」。 タイ料理は美味しい。 タイ料理は鮮やか。 タイ料理はとってもヘルシー。 微笑みの国、タイから めいいっぱい元気をもらおう! |
自分をプロデュース | 2006/5/6 |
---|---|
映画『プロデューサーズ』を観た。 軽快でとっても楽しい映画だった。 やっぱり映画は観終わった後にすがすがしい爽快感がなきゃね。 ![]() ![]() 物語は ブロードウェイの落ちぶれた大物プロデューサー、マックスの前に 会計士のレオが現れるところから始まる。 帳簿を調べていたところ、実は 「ショーがこけたほうがお金が儲かる」ということに気づく。 摩訶不思議な事実に気づいた落ちぶれプロデューサー、マックスは、 「公演初日+打ち切り」という史上最低なミュージカルのプロディースに翻弄していく。 最低の台本、最低の演出家、最低のキャスト。 すべてがうまくいくはずだった・・・。 面白い。 本当に面白い。 とめどなく繰り返される歌と踊り。 物語の終盤、ブロードウェイの舞台のシーンでは 映画を忘れて思わず拍手してしまいそうになった。 ![]() 観た映画館も良かった。 六本木ヒルズのTOHOシネマズで観たんだけれど、 そこには『プレミアスクリーン』があるんだ。 扉を開けて中に入ると、薄暗い高級バーみたいになっていて、 水が流れるインテリアの中、ピアノが置かれている。 奥のバーカウンターでは、ドリンクが無料で飲めるんだ。 圧巻は座席。 足をめいいっぱい伸ばしても十分ゆとりのあるスペースに、 高級シートは、何とリクライニングができるんだ。 スゴイ。感動したよ。 やっぱり映画は最高の環境で観たほうがいい。 自宅でビデオやDVDでも映画は十分観られるけど、 やっぱり映画は一番いい環境で観たいよね。 純粋な喜びや感動は、そんな環境から生まれると思うから。 一生懸命愛情込めて作った作り手のことを考えると、 観る側としては中途半端ではなく、 心が本当にリラックスした状態できちんと観るのがちょっとした礼儀なんだよね。 いい作品だったらなおさらそうだ。 『プレミアスクリーン』。 映画を観るのにはまさに最高の空間だった。 よし! 明日は 最高の自分をプロデュースするぞ! P.S. 映画を観終わった後、 歩いて西麻布のイタリアンジェラートショップ 『BABBI』に行ってきた。 ![]() チョコウェハースが人気のお店だけれど、 ジェラートもコクがあって美味しかったよ。 ジェラートには美肌効果のあるビタミンAがたっぷり含まれているんだ。 美味しいジェラートをたくさん食べて、どんどんキレイになろう! |
こだわり | 2006/4/15 |
---|---|
大切なのは 誰に勝っているか、劣っているかではなく、 自分にどれだけ誇れるものがあるか、なんだよね。 胸を張って輝ける自分を どれだけ持っているかなんだ。 志村けん一座旗揚げ公演『志村魂』。 テレビを通してお茶の間を沸かせていた日本一のコメディアンが いよいよ念願の舞台公演をスタートさせた。 ![]() 「テレビの収録スタジオでお笑いをやっていると、 お客さんの反応が見えないから欲求不満になる。 『全員集合』のときもそうだけど、本来お客さんの前でやるほうが好きなんだ」 言葉どおり、舞台の上の志村さんはとっても輝いて見えた。 本当に心からお笑いが好きなんだろうね。 お客さんからの笑いや拍手を吸収して、 芸や笑いの一つひとつがどんどんヒートアップしていくのがわかる。 心から好きでお笑いをやってる。 心から楽しんでる、っていうのがビシビシ伝わってくるんだ。 『バカ殿様』から『変なおじさん』まで 3時間の公演で何と13役もこなした志村さん。 汗だくになりながら笑いを作ろうとするその情熱に圧倒された。 定番のお風呂のシーンで後ろからおばけが出てきて、 会場から思わず「志村うしろ〜」って声が飛び交ったときは 思わず涙が出そうになった。 なんだろう、どこか懐かしくて安心のできる笑い。 見ていて本当に嬉しくなったんだ。 「ベタな笑いっていうのは一番難しいよ。 若くて何をやってもキャーキャー言ってくれるお客さんを集めて トークやってるほうがよっぽど楽。 だけどそれを大人が見たら『そんなに面白いの?』ってなっちゃう。 こういう笑いの状況は文化としてあまり良くないと思うし、 だから俺はもっと幅広く子供から年配の方にまでウケる笑いを作りたい」 志村さんから笑い対する愛情の深さを感じる。 古き良き『お笑い』。 志村さんは昔からずっと、 このこだわりを大切にしていたんだね。 『お笑い』にとことんこだわっている志村さん。 本当に素敵な人だな、と思った。 何事も 『行ききる』ことが大切なんだ。 どんなことでも途中でやめないで、 信じたものをとことん信じて、最後まで行ききること。 そうすれば、やがてそれがその人の個性となり 誰もが真似のできない才能となっていくんだよね。 『お笑い』は素晴らしい。 「悲しみ」「苦しみ」「笑い」といろんな感情を比較しても、 やっぱり「笑い」が一番強い。 どんなに悲しいときでも、ふとおかしなことがあったりすると つい笑ってしまう。 「笑い」はすべての感情を塗り替えられるんだ。 さあ、明日が始まる。 笑うぞ、朝から! |
春を祝おう! | 2006/4/1 |
---|---|
青い空に新緑の大地。 花を揺らす心地よい風。 「春が来た!」 ![]() 今日は二子玉川の多摩川河川敷でバーベキュー。 桜が満開のぽかぽか陽気。 芝生の上でみんなでバトミントンやフリスビーをした。 春は、草木が息づいた新鮮な酸素が充満しているので、 空気が本当に美味しい。 芝生を駆け回る犬たちも、いつもよりはしゃいでいるように見える。 フリスビーを取られたりしないかな、と心配だった(笑)。 芝生の上で寝転がり、ゆったりと流れる雲を見ていると、 いまここにいる幸せをほんのり感じることができる。 生きている、そんな喜びを実感できるんだ。 いつのまにか眠くなり、目を閉じようとするとき、 ふと遠くの芝生の上で、まるで子供のようにフリスビーを楽しむ仲間たちがいたりする。 こうしてちゃいけない、春を楽しまなきゃ。 そう思って、急いで仲間のもとへ駆けていく。 春の訪れを、仲間と一緒に祝う。 草木とともに「生きている」喜びを分かち合う。 春こそ、外に出て美味しい空気を吸おう。 元気な草木がつくってくれた 新鮮な空気をめいいっぱい吸って、 たくさん元気をもらおう。 笑うことの大切さを 春はきっと教えてくれる。 |
伝わる意志 | 2006/3/22 |
---|---|
「王JAPANが勝った」 アマ最強キューバを倒し、 日本がワールド・ベースボール・クラシックの初代王者に輝いた。 ![]() 「野球人生最高の日。最大の屈辱を味わって、最高の瞬間も味わいました」。 孤高の天才イチローが、溢れんばかりの無邪気な笑顔でそう語った。 ![]() イチローは日本で自主トレを続け、2月には古巣オリックスの宮古島キャンプにも参加。 米国に渡らず代表チームに合流。日本の強さを知らしめる使命を感じていた。 「日本の野球は素晴らしい。それをみんなに分かってほしかった」 とにかく日本代表の勝利にこだわっていた。 「向こう30年、日本には勝てないなと思わせるような勝ち方をしたい」 この発言が宿敵韓国の反感を呼び、 試合中、韓国のスタンドから強烈なブーイングを浴びせられた。 会場が揺れるほどのブーイングだった。 その韓国に2連敗した。 負けが決まった瞬間、イチローはグランドを背にして吼えた。 「野球人生の中で、最も屈辱的な日」。 勝利した相手を称賛することすら忘れて、 韓国チームのビクトリーランを見て、「不愉快でした」と口走った。 執念。 神風が吹き、 1度手放した機会が再び巡ってきた。 もう離すわけにはいかなかった。 『日本を世界へ。そして野球の素晴らしさを日本へ』。 天才の意地と誇りは、頼れる仲間へと伝染し、数々のドラマを生み出した。 ![]() ![]() ![]() 人は誰も、誰かの影響を受けて生きている。 たった一人の意思が、周りの状況を大きく変える。 大会を通じて、イチローが考えていたことは一つ。 『自分ができることは何か』 意地とプライドをかけた男たちの戦いが終わった。 スタジアムの歓声が鳴り響く中、 イチローは真っ先に敬服する王監督まで駆けていくと、 固く抱き合った。 何としてでも欲しい優勝だった。 世界の王と天才イチロー。 ![]() 世界一を祝うかのように 日の丸の旗が、やさしく2人を包み込んでいた。 イチロー、お疲れ様。 本当に、本当にありがとう。 |
White Day! | 2006/3/14 |
---|---|
今日はホワイトデー。 「誰かへプレゼントしたい」 そうを考えるときは、 まず最初に、その人の笑顔を思い浮かべている。 いろいろなお店で、贈り物をあれこれと選んでいる間も、 その人の笑顔がずっと頭の中で浮かんでいるんだよね。 だからその時間は長ければ長いほどいい。 もしかすると、結果的に お目当てのプレゼントが見つからなくてもいいんだ。 大切なのは そのプレゼント探しを通じて、 どれだけその人のことを考えられたかということ。 プレゼント探しは、その人への気持ちの深さを見つけることでもあるんだ。 例えその人にぴったりのプレゼントが見つからなくても、 「悔しい。残念」 そう思えた時点で、その人はもっと大切なものを見つけているんだね。 プレゼントすることだけが素敵だとは思わない。 だけれど、プレゼントをするために、 その人だけのことを考えて街中を探し回る時間があったということは とても素敵なことだと思うんだ。 大切な人へのプレゼントは 年に何回と、誰かに決められたわけではない。 プレゼントは毎日したっていい。 プレゼントの内容は何であれ、 『何かを目にしたときに、ふとその人のことを考える』 その瞬間、その気持ちが 一番大切なんだね。 ![]() 素敵だね。 ホワイトデー。 今日も一日中、考えられたよ。 大切な気持ちを。 |
走る! | 2006/3/12 |
---|---|
構想8年。 三谷幸喜、初の歌舞伎書き下ろし作品 『決闘!高田馬場』がいよいよ幕を開けた。 ![]() 喧嘩安兵衛との異名をとる中山安兵衛。 喧嘩と酒が大好きで、喧嘩の仲裁を買って出ては、酒代をもらうという自堕落な生活。 そんな中、安兵衛の叔父である菅野六郎左衛門が果し合いをする事に。 叔父の助っ人に高田馬場へ向かって走る安兵衛。 走る。走る。とにかく走る! 果たして安兵衛は叔父の果し合いに間に合うのか! 中山安兵衛を演じるのは市川染五郎。 歌舞伎を観たのは初めてだったんだけれど、 本当に面白かった。 舞台狭しと飛んだり、跳ねたり大暴れ。 クライマックスの安兵衛が仲間をつれて高田馬場へ走るシーンなんかは 会場全体が彼らの激走を手拍子で応援するんだ。 三谷幸喜作・演出だけにコミカルな部分も多くて、 ほうきを使ってシャカシャカと「イエス、イエス」って、 カーリングの真似をしていたり、 突然扉から現れた安兵衛(染五郎)がイナバウアーをしたりと 笑いが絶えない。 会場に勘三郎(旧名・勘九郎)さんが来ていたんだけれど、 主演の市川染五郎が舞台を飛び出し、会場の通路を駆け抜けていくシーンでは、 勘三郎さんの横を通るとき急に立ち止まり、「お疲れ様です」なんて声をかけたりする。 ドッと笑いと歓声に包まれた会場は、あっという間にクライマックスへと惹きこまれて行くんだ。 歌舞伎は面白い。 歌舞伎は派手。 歌舞伎はアクティブ。 『決闘!高田馬場』はプレミアチケットらしいけど、 それも頷ける本当に素晴らしい作品。 会場を出るときは、どこか気持ちもスッキリとしていて、 たくさんの元気をもらっていたよ。 汗を飛ばして演じてくれた今日の出演者たちに心から感謝したい。 頑張っている人はたくさんいるね。 中山安兵衛が、ここぞという時、 我が身を忘れ走り続けたように、 またくる明日を精一杯走ろう! 到着を待ちわびる人が、きっといる。 |
自分らしく輝いて | 2006/2/25 |
---|---|
トリノ冬季五輪フィギアスケート女子で 荒川静香がみごと金メダルを獲得した。 ショートプログラム3位からの逆転の金メダル。 五輪フィギアでは、日本はもちろんアジア選手として、 史上初の快挙だった。 ![]() バラベラ競技場、初めてのスタンディングオベーション。 完璧な演技を披露した荒川に、大観衆が贈る拍手は鳴り止むことはなかった。 「自分らしく、楽しく滑ることだけを考えていた」 そう語る彼女の胸には、金メダルがキラキラと輝いてた。 ![]() 小学3年生で3回転を跳び、一躍脚光を浴びた天才。 しかし16歳で挑戦した長野オリンピックでは13位と振るわず、 2002年のソルトレイク五輪代表選考は村主に敗れ代表落ちをした。 「今季限りでやめよう。せめて自分らしく」 そうリラックスして挑んだ2004年の世界選手権で優勝、世界一に輝いた。 世界の頂点に立った荒川は、反面、どこか目標を失っていた。 「滑る目的がわからなくなった。楽しく滑れなくなった」 中途半端な気持ちで臨んだ2005年の選手権では9位と惨敗。 その後、悔しさを味わった荒川はアメリカにアパートを借り、 自らスケートだけに専念できる環境を選んだ。 天才が本気になった。 「採点基準が変わり、戸惑った」 彼女が誇る華麗で妖艶な滑り。 観客を魅了する彼女の一つひとつの演技は、 今の採点基準では点数化されないものばかり。 彼女の代名詞である『イナバウアー』は、点数はなんと0点だった。 しかし、自分らしくを強調した荒川は五輪の舞台でその『イナバウアー』を披露した。 ![]() 「自分らしさだけは失いたくなかった。楽しく滑りたかった」 渾身の『イナバウアー』。 彼女のプライドだった。 「イナバウアーの時にやっと会場の拍手が聴こえたんです。それまで頭が真っ白だったから」 疲れがでる後半の演技。 その中で彼女に元気と落ち着きをもたらしたのは 彼女が愛し、誇りを持ち続けた『イナバウアー』だった。 「楽しく」とは 目的に向け、十二分に努力を重ねてきた人が使える言葉。 準備に妥協なく、余念なく行なってきた人の言葉。 彼女が選んだ思い出の曲、イタリアの歌劇「トゥーラン・ドット」は、 なんとトリノ五輪の開会式のオープニング曲だった。 荒川は、何か運命的なものを感じたらしい。 「楽しく、自分らしく」そう決めた荒川静香。 その時からすでにトリノの女神は、彼女にキスをしていたに違いない。 ![]() 「心に残るような、自分で満足する演技をしたい」 彼女の11歳のときの言葉だった。 |
マラーホフからの贈り物 | 2006/2/21 |
---|---|
色とりどりの薔薇であふれた庭園。 いばらが絡まるフェンスを背景に、 『眠れる森の美女』がオープニングを飾った。 ![]() ![]() 世界最高といわれるバレエダンサーの一人。 ウラジーミル・マラーホフ。 躍動感あふれる彼の跳躍。 そして音のない静寂とした着地。 世界最高の彼の舞いは、一瞬にして会場の視線をクギづけにした。 「善の立場である妖精たちを全幕を通じて出てくるようにしたかった」 通常、第2幕以降でしか登場しない主人公(オーロラ姫)だけれど、 マラーホフ版では、序盤に16歳の誕生日以前の幼少のオーロラが姿を見せる。 悪の精カラボスが、その無垢な少女に近づこうとすると、 リラの精が現れ、それを阻止して事なきを得る、というシーンが挿入されているんだ。 悪の精カラボスはずっとオーロラを狙っていたし、 リラの精はずっとオーロラを見守ってきていたんだね。 それがすごくわかる。 マラーホフはこうも語っている。 「おとぎ話として、めでたしめでたしで終わるためには、 誰一人として本当には不幸になってはいけない。 カラボスは根っからの悪者というよりも自分が洗礼式に招かれなかったことへの怒りを 爆発させてしまったために引っ込みがつかなくなり、呪いへと態度をエスカレートさせて しまっただけの本当は憎めない小心者なんだ」 ![]() 公演のすべてから伝わってくるのは『愛』。 マラーホフのバレエに対する想い、そのものだった。 『眠れる森の美女』や『白鳥の湖』など バレエの演目は、演出家や監督によって表現が大きく変わってくる。 特に『白鳥の湖』は、お互いが死んでしまうバッドエンディングがあったり、 2人で悪魔に打ち勝つハッピーエンディングがあったりするんだ。 同じ物語でも、人によって解釈が違うんだね。 それぞれそのものを通じて伝えたいものが変わってくる。 大切なのは どれだけその作品を愛しているか、ということなんだ。 「僕の『眠り』では、王子と姫が出会ってすぐにキスをする。結婚する前にね。 でもこれって僕たちの世界では自然なことでしょう? 僕たちは出会って、キスをして、そして結婚して子供を持つ。そこに家族ができる。 これが、僕がこの作品で表したかったことなんだ」 「批評家よりも観客のみなさんが喜んでくれる作品を作りたかった」 マラーホフは、演目を振り返り、そう語っていた。 マラーホフ版『眠れる森の美女』。 本当に素晴らしい作品だった。 ![]() ![]() 毎日こんなにも素敵な出会いにあふれている。 その時の心境や、タイミングによって、 見え方や解釈が変わってくる。 だけど、できるだけ、それらをプラス要因に受け止め、 前に進めたらどんなに素晴らしいか、と思う。 ものごとすべてがハッピーエンド。 そう、心から思えた一日でした。 最後に。 当初マラーホフと競演をし、客席に伝わるほど緊張気味だった吉岡美佳さんに マラーホフはこう語りかけたという。 「そんなに緊張しないでいいよ。何が起こっても僕が君を助けてあげるから・・・」 |
Saint Valentine’s Day | 2006/2/14 |
---|---|
大切な人に 感謝の気持ちを贈る日。 バレンタインデー。 いつの間にか日本では 女性が男性にチョコレートをあげる日になってしまっているけど、 もともと『大切な人への感謝』に気づく日なんだから、 女性だけと限らず、男性だって感謝をプレゼントしたっていい。 恋人や友人、家族がお互いにカードや花束、ちょっとしたお菓子を お互いに交換し合うのがバレンタインデーなんだよね。 プレゼントは物である必要もない。 仕事から、いつもよりちょっと早く帰ってあげるだけでもいいし、 台所をいつもより少し綺麗に磨いてあげるだけでもいい。 寝る間際、掛け布団をそっと直してあげるだけでもいいんだ。 大切な人がいる。 「いつもありがとう」 そう伝えたい人がそばにいる。 それだけで本当に幸せなことなんだよね。 バレンタインデーは 愛を告白する日とも言われているけど、 大切なのは、自分の気持ちを叶えることじゃなく、 好きになった相手に 「こんな気持ちにさせてくれてありがとう」 と感謝を伝えることなんだ。 大切な人へ感謝をプレゼント。 ありがとう。 バレンタインデー。 今日も最高の1日でした。 ![]() ![]() |
心に届く音楽 | 2006/2/2 |
---|---|
本当にいい音楽を聴くと 心が開放される。 美味しい食事を食べたときのように 心が喜んでいるのが分かるんだ。 サントリーホールで開かれた 『葉加瀬太郎バイオリンサミット2006』 ![]() 奥村愛、功刀丈弘、高嶋ちさ子、NAOTO、古澤巌ら 日本が誇る一流バイオリニストたちの奇跡の共演が実現した。 それぞれが違った趣きで奏でる調べは まさに楽園をつくりあげていた。 音楽を最高に愛する彼らから伝わるものは あまりにもシンプルだった。 『生きる喜び』、 そして『それを感じられる幸せ』。 いい音楽を聴いていると 心がリラックスしているから 自分の心といろんな会話ができるんだよね。 幼い頃の思い出や、 昔、恋をしたときの気持ちをふと思い出したりする。 そんな思い出たちに触れながら 微笑んでいる自分に気づいたりするんだ。 いつだって 心にリズムが流れているんだね。 ラストで出演者全員が奏でた名曲『情熱大陸』。 その迫力と、伝わる彼らの熱い思い。 喜びの涙は止まることはなかった。 P.S. 演奏の途中、地震で会場が大きく揺れたんだ。 どよめきが起こった。 でも出演者は誰も演奏を止めなかった。 逆に笑って「大丈夫」ってサインを送ってくれたんだ。 ふと映画タイタニックを思い出したよ(笑)。 やっぱり 幸せは心が決めるものなんだね。 |
心はぽっかぽか | 2006/1/23 |
---|---|
一面の銀世界。 身を切るような寒さの中、 粉雪がぱらぱらと舞っていた。 降り積もる雪は壁をつくり、 凍った街は、まるでスケートリンクのようだった。 ![]() ![]() 札幌! 白い雪で厚化粧をした街は 今回もやっぱり素敵だった。 外はとんでもなく寒いから、 中にいる幸せを感じる。 じっとしていると寒さで震えてくるから 誰かと話をしたくなる。 寒さに負けないように元気をつけなきゃいけないから 美味しいものを食べたくなる。 「誰かとどこかで美味しい食事」 ほんのりとした そんな幸せが札幌にはあるんだ。 カニやエビ、お魚に貝類など 新鮮な食べものが美味しい訳は、 彼らのエネルギーが まだ残っているからなんだよね。 それをダイレクトに吸収して 彼らの生きた元気を めいいっぱい分けてもらえるからなんだ。 美味しいものを食べると 心が笑顔になる。 どんなことがあったって 心の底からエネルギーが沸いてきて 元気になれるんだ。 札幌の寿司屋の名店 「やま田」の大将、山田弘さんが こう話してくれた。 「40歳を超えて、やっと一人前になれたかな、そう思うんです」 素敵だな、と思った。 「たくさん食べて欲しいから、一貫ずつ握りますね」 一つひとつ丁寧に握ってくれるお寿司からは 幸せの喜びと共に、思いやりの温度が伝わってきた。 雪に包まれた札幌。 白いキャンパスには やさしい笑顔が描かれていました。 P.S. 帰りの飛行機で、 着陸の際、隣のカップルが そっと手を握り合っていたよ。 ゆたか |
笑顔で始まった年に | 2006/1/8 |
---|---|
手付かずの自然があふれる島。 つきぬける青い空と 色鮮やかな新緑の森。 ![]() ![]() 『1年分の背伸び』 『無垢な笑顔』を求めて パプアニューギニアに行ってきた。 『地上最後の楽園』と呼ばれる パプアニューギニアは まさに人と自然が同居する島だった。 鳥の声で目覚め、鳥の声で眠りにつく。 3000種類以上あるという蘭の花々を眺めながら散歩をしていると、 目の前をエメラルドに輝く大きな蝶がひらひらと飛んできたりする。 すぐ手が届くところには熟したマンゴーやパパイヤがなっていて、 水分は果物類から十分とれる。 ダイビングをしようと海に出ると、 60頭ものイルカたちが船を誘導してくれる。 海には金脈があり、金粉が舞う中をダイビングができる。 黒珊瑚にキラキラと舞い散る金粉を見ているだけで あっという間に一日が過ぎてしまいそうだった。 何といっても 今回、感動したのは 『笑顔』。 彼らはみんな綺麗な笑顔をしていた。 本当に幸せそうだった。 彼らの村に招待されて食事をご馳走になったとき 「島の人たちで働いている人は10%しかいない」と話していたので 「どうして仕事をしないの?」と聞いたら 彼らはこう言ったんだ。 「幸せな家族があって、周りにはこんなにも沢山の食べものがあるのに 何で仕事をするんだ?」って。 そうだね。 すごくカッコイイね。 彼らは決してお金では買えない豊かさを持っている。 今回、それに触れることができて、 僕は本当に幸せだと思った。 ![]() ![]() ![]() ![]() 太陽の光に恵まれ、 輝く海と緑と、人々の笑顔。 みんなの元気をめいいっぱい受け取って、 さあ、いくぞ! 2006年! ヤシの木陰で ゆっくりと流れ行く雲を眺めていると どこからともなく極楽鳥の声が聞こえてきた。 |
ありがとう | 2005/12/25 |
---|---|
メリークリスマス! 街が化粧をする。 人々がおしゃれをする。 行き交う人。 すれ違う人みんなが どこか幸せそうに見える。 誰もが温かい心を持ち寄っているから 空気が高揚しているんだね。 ![]() 子供の頃 『サンタクロースはいる』って 本当に信じていた。 家族みんなでケーキを食べていると どこからともなく鈴の音がして、 父親が「サンタさんが来たんじゃないか?」と言うので 部屋中を探し回ったら、 押入れの中から大きなプレゼントの箱を見つけたときには 本当に嬉しかった。 喜びを伝えるため、両親の元に真っ先に駆けていったのを覚えてる。 大人になって、 あらためてこう思う。 やっぱり 『サンタクロースはいるんだ』って。 電話をくれた人。 メールをくれた人。 ディナーを作ってくれた人。 給仕をしてくれた人。 笑顔をくれた人。 すべての人に感謝したい。 今日も、たくさんのサンタクロースに出逢えました。 ありがとう2005。 今年も最高の年でした。 ゆたか |
100点満点 | 2005/12/17 |
---|---|
氷上で天使が舞っていた。 1万人を超える観衆が集まる 代々木国立競技場 第一体育館。 全ての視線は 輝く一人の妖精に集まっていた。 浅田真央。 天才と謳われた弱冠15歳の少女。 あどけない彼女の笑顔は 見るもの全てを魅了した。 実は、本番前の練習で 何度かジャンプを失敗し、転倒していた浅田真央。 期待を寄せる観客から 「大丈夫かな・・・」という 不安の溜め息も聞こえていた。 本番。 競技が進み、中野、安藤らが演技を披露し、 ついに登場した世界の女王スルツカヤ。 ![]() トリノ五輪の金メダルに一番近いとされる彼女。 まさに女王。 文句なしに美しい。 見事な演技を披露した。 150点台での攻防が繰り広げられる中、 採点は何と、181点! 会場から、どよめきが起こった。 ダメかな・・・、と思った。 それほど他を凌駕するダントツの演技と採点だった。 混沌とした雰囲気に包まれる会場。 そして浅田真央が ついに氷上に降り立った。 リンクに駆けていく際、恩師である山田コーチに 「大丈夫よ。いってらっしゃい」と肩をポーンと叩かれ、 「うん」とうなずき、笑顔を見せた。 僕も会場から見ていて 自然と「大丈夫。大丈夫」と、 心で彼女に言葉を投げかけていた。 『くるみ割り人形』が流れ、演技が開始される。 軽快な滑りが続き、注目は一回目のジャンプ。 最初にトリプル・アクセル(3回転半)に挑んだ。 銀盤を蹴り、彼女は舞った。 高かった。 天高く舞った。 観衆が息をのんだ・・・ ![]() 成功! 会場がドッと沸いた。 悲鳴ともいえる歓声が起こった。 後半にかけての連続ジャンプ。 拍手と彼女を鼓舞する手拍子が止まらなかった。 演技が終わり、 採点を待つ間も、会場の拍手は続いていた。 そして、いよいよ点数が発表された。 掲示板に表示される得点。 何と 189点! 女王スルツカヤに8.14の大差をつけた。 優勝! 無垢な15歳の少女が、世界の頂点に立った。 スタンディングオベーション。 1万人の大観衆が総立ちになった。 割れんばかりの拍手。 鳥肌が立った。 涙が止まらなかった。 「今日は100点満点です」 会見で浅田真央はそう語っていた。 自分に100点満点。 そこが素晴らしい。 点数は他人が付けるものじゃない。 自分の力を出し切れれば、 成功しようと失敗しようと、 それが100点なんだよね。 ![]() 『自分に100点満点』 明日もきっといい日。 100点満点の明日を 笑顔で舞おう! |
ファン | 2005/12/4 |
---|---|
好きなお店。 つい何度も通ってしまうお店ってあるよね。 そんなお店のスタッフは いつもニコニコ笑顔で、 活き活きと働いている。 彼らからは何処となく幸せが伝わってくるんだよね。 だからまた行きたくなる。 つい何度も通ってしまうんだ。 接客なんて テクニックじゃない。 笑顔で対応すればいいってものでもない。 大切なのは『ファン』。 Fan = 愛好家 Fun = 楽しい そこで働くスタッフが、この2つのファンを どれだけ持っているかが大切なんだよね。 上手い演技が、いい演技なんじゃない。 上手い笑顔が、いい笑顔なんじゃない。 自分が扱っている商品に どれだけ惚れているか、どれだけ自信を持っているか。 そして自分にどれだけ誇りを持ち、 楽しく仕事をできているか。 そこが本当に大切なんだよね。 幸せな人には たくさんの人が集まってくる。 その人と接すると、幸せを分けてもらえるからなんだ。 渋谷に『てやん亭゛』という 隠れ家的なお店がある。 ![]() 中心街から少し離れたところに ポツンとある看板もないようなお店なんだけれど。 料理はもちろん、元気なスタッフたちの接客が素晴らしい。 心温まる、とはこういうことを言うのだろう。 お店には靴を脱いで入るので ついゆったりと、くつろいでしまう。 今日、お店に入ったとき、 「すぐ片付けるので少し待っていてください」と言われ しばらく入り口で待っていたら、 別のスタッフがトコトコやってきて、 「ちょっと時間かかっちゃってるんで、これ飲んでいてください」って、 グラスビールを持ってきてくれたんだ。 すごく笑顔だった。 カウンターの席に座って、たくさん注文した料理が 2品ぐらいづつしか来ないので不思議に思っていると 「テーブルがお皿でいっぱいになっちゃうのでタイミング合わせてました」と 笑顔で話していた。 「おすすめは?」と聞くと、 話し出したら止まらない。 どれも食べたくなってしまい、 つい頼み過ぎてしまうんだ。 このお店のスタッフたちは 本当にこのお店が好きなんだなぁ、って思う。 彼らの表情や動きを見ていると、自然とそう感じるんだ。 このお店に行くと元気がもらえる。 彼らから幸せを分けてもらえるんだ。 大切な2つの『ファン』。 仕事に惚れること。 楽しく仕事をすること。 今日はその大切さを教えてもらいました。 さあ、 明日も楽しい仕事が待っている! |
最後のボレロ | 2005/11/21 |
---|---|
赤い円卓の上 大勢の男たちに囲まれながら 一人の女性が舞っていた。 ![]() 天才シルヴィ・ギエムが踊る 最後の『ボレロ』。 英国ロイヤルバレエ団に所属し、 100年に1人の逸材と謳われた 孤高のダンサー、ギエム。 日本で103回の公演を重ねてきた彼女の『ボレロ』に いよいよ終止符が打たれる。 振付師ベジャールに選ばれたダンサーのみ 踊れることが許される『ボレロ』。 暗闇と静寂。 スポットライトに浮かぶ一人の女性の姿。 赤い円卓。 取り囲む裸の男たち。 魂を揺さぶる音楽とともに 彼女は舞い、男たちは鼓動を奏でた。 力強く、そして妖艶。 光、音楽、会場の視線、 すべてが彼女に注がれていた。 すべてが彼女のためにあった。 ![]() ![]() 総立ち。 前が見えなかった。 涙が溢れていた。 いつの間にか、立ち上がっていた。 終わらない拍手。 カーテンコールが何度も続いていた。 ギエムの『ボレロ』は もう観られない。 拍手が終われば、彼女のステージも終わる。 会場の全員がそう思っていたに違いない。 感動と感謝。 割れるような拍手と、彼女の笑顔は 延々と絶えることはなかった。 心に刻まれた 彼女の圧倒的な存在感。 そして躍動する彼女の舞い。 彼女の『ボレロ』は 心の中で永遠に生き続けるだろう。 |
魂の声 | 2005/11/14 |
---|---|
片岡鶴太郎さんと対談をした。 腰が低く、周囲に気を遣ってくれて、 本当に素敵な人だった。 ![]() 「『やりたい』 そう思ったことは その人の才能だと思うんです」 片岡さんがそう話していた。 僕は本当にそうだと思った。 世の中いろいろなものと見て、 いろいろな人や物と出会っているけれど、 その中で、 興味を持ったものや、 「これ、やってみようかな」と思えたものは その人の本能の叫びであり、 きっとその人が輝けるきっかけなんだよね。 「大切なことは己を信じること。 己を信じきること。人はいつも勝手なことを言うから」 片岡さんは、今まで 『お笑い』『ボクシング』『画家』と変遷してきた。 事務所の人や関係者など、 当時、片岡さんの急な方向転換は 芸能人にとって死活問題だ、と罵る人もいたらしい。 でも、片岡さんの人生の転機の中で、 頼りにしてきたのはつねに 体の奥底から湧き出る『魂の声』だったんだ。 「魂の声を信じて、行動していれば、 必ず神様からプレゼントがある」 片岡さんが、ふと絵を描きたいと思ったその日から 絵を描き続けていたある日、 タモリさんと飲んでいたあるお店で、有名な画家の先生に出逢った。 片岡さんは、そこでこう確信したんだって。 「やっぱり間違っていなかった」 神様がプレゼントをくれたんだね。 ![]() 片岡さんが 輝いて見えた。 強い信念と、心の大きさを、ものすごく感じた。 でも片岡さんは、毎日、 朝と晩、シャワーを浴びる中で、 こう自分に語りかけているんだって。 「大丈夫。絶対に大丈夫。心配要らない。きっとうまくいく」 かっこいいな、 僕はそう思った。 自分を忘れないこと。 自分を信じること。 自分の『魂の声』を聞き漏らさないようにしよう。 「やってみたい」その気持ちに もっと積極的になろう! 輝ける自分は きっと自分自身が一番よく知っている。 ![]() ![]() |
伝わる意志 | 2005/11/5 |
---|---|
何かを始めたいとき。 何か始めなきゃいけないことを わかっているとき。 心のアクセルをグッと踏んでくれるのは 身の周りの人や物、そして出来事から受ける 刺激なんだよね。 それに出逢ったとき、 心がキュンと熱くなる。 「あっ、これだ」っていう 弾けるような爽快感、 体中から湧き出る鼓動を感じるんだよね。 東京都美術館で開催されている 『プーシキン美術館展』に行ってきた。 ゴッホやモネ、ピカソなど50点もの 秘蔵名画が勢ぞろいしている。 ![]() ![]() ![]() 中でも、今回の目玉は マティスの『金魚』。 ![]() 日本に持ち込まれたのは、何と40年ぶり。 展示された数ある名画の中でも その存在感と作品が放つオーラは郡を抜いている。 作品に近づくと 100年前に描かれた絵画から エネルギーを感じる。 モネが描いた丘の上のポプラ並木なんて 今、額縁の中で本当に風が吹き抜けているようなんだ。 絵が動いている。 絵を通じて、画家の心の風景が伝わってくる。 画家は 不遇な人生を送った人が多いというけれど、 そんな中でも 彼らは、伝え続けたんだよね。 自分の世界を、形にして残していったんだ。 そしてそれは こうして100年以上経った今でも残っている。 誰かに影響を与えている。 彼らは、今でも生きているんだ。 ・・・しっかりと受け取ったよ。 大切なメッセージを。 まだまだ夢は広がりそうだ。 |
一番星 | 2005/10/19 |
---|---|
人は誰もが 誰にも真似のできない一番星を持っている。 それはどんな有名人、 オリンピック選手にも勝る、 世界で自分だけのとびっきりの才能なんだ。 それに気づけば どんなところでも胸を張れる。 どんな状況でも気後れしない。 「自分が一番なんだ」って いつも自信たっぷりで毎日を過ごせるんだ。 東京の東小金井にある 「だんでぃらいおん」。 お店はもう古く、 とても綺麗とはいえない。 ただここで食べられる 「チーズハンバーグ」はまさしく一番星だ。 ![]() これが食べられるなら どんな場所でも駆けつけて行ける。 目の前にどんな高級料理を並べられても 迷わずこのハンバーグを口にできる。 他のものは何もいらない。 この一品だけで 人を魅了できる。 この一番星だけを目指して 遠くから人が集まるんだ。 やさしさ。 思いやり。 笑顔。 人間にはいろんな味がある。 誰にも一番星はきっとある。 それだけで世界一になれるものを みんなが持っているんだ。 普通の人なんていない。 みんな一人ひとりが 「特別な人」なんだよね。 さあ! 自分の一番星を見つけよう。 |
北の大地で深呼吸 | 2005/9/28 |
---|---|
大きな雲の影が ゆっくりと大地を移動していった。 永遠と広がる大地。 自然が織り成す目の覚めるような色彩。 しっかりと大地を踏みしめ、 青空に向かって、僕は大きく深呼吸をした。 北海道。 トンボが舞う丘の上を 緩やかな風が通り抜けていった。 ![]() ![]() まさに 実りの秋、北海道! 旬のいくら、花咲ガニ、そして味噌らーめん。 朝、昼、夜と 食事が1日たった3回しかできないなんて・・・(笑) 美味しい食事が待っているというだけで、 こんなにも1日が楽しくなるんだね。 ![]() ![]() ![]() ![]() とにかく美味しい。 とうもろこしなんて なんと生で食べられちゃうんだ。 少しかじっただけで、プシュ!っと実がはじける。 しかも砂糖が入ってるかのように甘い。 ![]() ![]() 見惚れてしまうほど雄大な景色に うっとりしてしまう美味しい食事。 これ以外にいったい何が必要なんだろう。 日本一の動物園と謳われる 旭川の『旭山動物園』に行ってきた。 年間の入場者数は何と200万人! すごいね! 魅せ方がうまい。 動物たちが自由に生活をしているんだ。 長い水槽の通路の上をペンギンが泳いでいったり、 丸い円槽の間を、アザラシが行ったり来たり遊んでいるんだ。 本当に楽しい動物園だったよ。 ![]() ![]() 青空の下、 目を閉じて、 ゆっくり大きく深呼吸。 空気がおいしい。 「息をしている」 そのことにとても幸せを感じるんだ。 幸せは いつも手の届くところにあるんだね。 喜びは 目の前にこんなにも溢れている。 ありがとう、北海道。 もう少しだけ 大きな夢を見ていよう。 ![]() |
恋をしました | 2005/9/14 |
---|---|
「石垣島に恋をした」 ![]() 海と山の恵み。 つきぬける青い空の下、 見渡す限りコバルトブルーの海が広がっていた。 ![]() のんびりとした島時間。 波の音と蝉の声を聞きながら、 めいいっぱい石垣島のスローフードを満喫した。 13種類の品種を育て、 今や「世界一のパイナップル」と噂も高い 石垣パイン園。 「もうおなかいっぱい」って言ってるのに 「もっと食べればいいさぁ」と、おばぁがパインをどんどん差し出してきて ついつい1個半も食べさせられてしまった。 お腹が破裂しそうだったけど、とても甘かった(笑)。 ![]() ![]() 石垣島の恵まれた自然の中で大きくなる石垣牛。 もともと石垣産の子牛は、最高級黒毛和牛として松坂や神戸へ出荷され、 それぞれのブランド牛となってきたんだ。 やわらかい肉質とさっぱりとした上品な味に頬が緩みっぱなし。 ![]() ![]() 83歳のおばぁが作る来夏世(くなつゆ)の「八重山そば」。 その長年の経験を活かしたそばの味は、 今や石垣を代表するそば屋との呼び名も高いらしい。 ![]() そして何といっても 石垣島には世界に誇るダイビングスポットがある。 「川平石崎マンタスクランブル」 何と1度に10枚ものマンタが見られる場所なんだ。 その日も3メートル以上のマンタが左から右から、上から次々に現れ、 頭の上をゆっくり通り過ぎていった。 珊瑚の丘で彼らは何度も旋回を続ける。 なんという幻想的な光景だろう・・・。 もう全ての時間が止まっていた。 ![]() ![]() 石垣島で出逢った人達。 明るく元気な島人(しまんちゅう)。 そして『笑顔』。 僕は一生忘れないだろう。 石垣島の思い出を。 最終日の帰り際。 うっかりレンタカーの鍵をなくしてしまった。 でもそれはきっと 島の神が 帰りの鍵をこっそり隠してしまったんだよね。 「ありがとう」 僕も石垣島から帰りたくなかった・・・ |
8月最後の日に | 2005/8/31 |
---|---|
まだまだ夏は終わらない! 「屋台村スーパーナイト」 有楽町国際フォーラムで開かれた屋台イベントでは、 賑やかな夜が待っていた。 ![]() 広大なスペースには、 タイ料理や韓国、メキシコ、沖縄料理など 20台以上のキッチンカーがズラリと並んでいた。 中央にはジャズステージがあり、軽快な生演奏が流れている。 イベントスタート時には、集まった人達全員で 打ち水をし、会場の涼しさを演出したんだ。 粋な計らいだよね。 時間が経つにつれて 会場はヒートアップ。 生演奏の「サンバ」のリズムにつられて ステージの前に繰り出し、踊りだしてしまう人達もいた。 「踊り」っていいよね。 誰の目も気にすることのない、 形にとらわれることのない、 体中から湧き出るリズムを表現する。 踊りは、本人だけでなく、 見ている人達をも楽しくさせるんだよね。 食べきれないほどの料理に、美味しいお酒、 それに軽快なサンバのリズムときたら、 もう踊るしかないでしょ♪ 「まだまだ夏は終わらないぞ」 めいいっぱい 今年の夏を踊ろう! P.S. 今日を満喫したご褒美に 有楽町にある 「Patisserie Sadaharu AOKI paris」 パリ在住のパティシエ青木定治のショップに行ってきた。 彼のお店はフランスに3店舗あるんだけれど、 日本ではここにしかない。 CHANELやCHRISTIAN DIORなど 有名ブランドのパーティにお菓子を提供するなど世界的に有名で、 「菓子業界に新風を巻き起こす」と注目を浴びている人物なんだ。 元TBSアナウンサーの雨宮塔子さんの夫としても知られているよね。 「歴史あるブランドはどこも接客が第一。 作りっぱなしではなく、商品をお客に手渡す部分にも気を入れたい」 並べられたスイーツからは そんなパティシエ青木のこだわりを感じることができる。 ![]() 幸せが運ばれるって こういうことを言うのだろう・・・ |
チャンス! | 2005/8/10 |
---|---|
「世界陸上2005」 400m障害で為末大選手が 日本人初の銅メダルをみごと勝ち取った。 「400m障害で勝ったというより、 今日は、賭け事で勝ったという感じ」 競技終了後の彼の言葉が素敵だった。 突然の雷雨の影響で スタートが30分も遅れた。 これを 為末は「チャンス!」だと思ったらしい。 明日に順延という情報も流れる中、 他の若手選手たちは荷造りを何度も繰り返した。 ただ為末含め、3人のベテラン選手たちは 集中力を切らせなかった。 体のアップを止めなかった。 競技は再開。 案の定、スタートの瞬間、 フライングする選手もでていた。 その時も、為末はこう思った。 「チャンス!」。 何かが起きる。 2003年7月にお父さんが他界。 2つ目の銅メダルはお父さんにと今大会に臨むつもりだったが、 その願いは叶わなかった。 ヘルシンキのスタンドで息子を見守る為末のお母さんは、 レース中、顔を両手で覆い、息子の走る姿を見ることができなかった。 ゴール直前、 為末は、最後のゴールラインに身を投げ、 転がり込みながらフィニッシュした。 「骨が折れてもいい、そう思った」 雨が降りそそぐ中、 電光掲示板が見えにくかった。 順位を何度も確認する為末。 レース終了後、初めて電光掲示板を見上げる母。 結果は。 「銅メダル!」 4位のクレメント選手と何と0.08秒差だった。 為末は顔を手で覆った。 お母さんもまた顔を両手で覆い、涙した。 スゴイね。 カッコイイ! 彼は 逆境を自分の「チャンス」にした。 雨が降っても、フライングがあっても、 それが「チャンス!」と思えたんだよね。 スゴイ。 最後のゴールの瞬間も、 少しでも早く、と骨折覚悟のダイビングをした。 ものすごい執着心だった。 ヘルシンキの奇跡の豪雨は、 実は銅メダルを手にしたお父さんの涙だったかも知れない。 そう考えると 僕もしばらく涙が止まらなかった。 ![]() |
快晴の朝に | 2005/7/27 |
---|---|
「台風が去った後の、朝が好き」 今日の空は、青く澄んでいたね。 まさしく雲ひとつない、 突き抜けるような青空だった。 台風で荒れた夜、 風が雲を押し流し、 雨が空気中の不純物をみんな取り除いてくれるから、 次の日は、カラッと爽やかな、いい天気になるんだよね。 すごく気持ちがいい。 だから台風の次の日の朝は、大好きなんだ。 雨や風など 大変な思いを耐え抜いたら、 やっぱり 快晴が待っているんだね。 今日はとても気持ちがよかった。 もうすっかり夏だね! 夏を満喫するためには、 やっぱり体力をつけないとダメだよね。 お肉をたくさん食べてパワーアップしなきゃいけないけど、 ダイエットが気になる、という時は、 「ジンギスカンを食べよう!」。 ジンギスカンで使うラム肉やマトンの肉には 細胞内の脂肪を燃やす効果があるカルニチンが多く含まれていて 豚や牛と比較すると3〜10倍。 疲れをとるビタミンB1や、皮膚の美容に関係するビタミンB2、 貧血を予防するビタミンB12など、ミネラル分も豊富に含まれているんだ。 まさに美容と健康、そしてダイエットに最適! しかも「うまい!」 以前まで冷凍の薄くて丸いジンギスカンしか 食べたことなかったけれど、 最近の食材は、「生ラム肉」や「生マトン肉」なんだよね。 めいいっぱい食べた後でも、 なんだか腹八分みたいな感じになるところは、 さすがだよね。 今、中目黒がジンギスカン店の激戦地で、 人気店が多く揃っているので要チェック。 「夏はジンギスカンだ!」 たくさん体力をつけて、夏をハジケよう! ![]() |
ラジオで愛を | 2005/7/18 |
---|---|
「Bayfm(ベイエフエム)」に生出演した。 ![]() 場所は海浜幕張のマリブウエスト27階にあるスタジオマリブ。 ガラス張りのスタジオから海が見渡せる素晴らしいロケーションだった。 DJの高頭なおさん、パットさんといろんなお話ができた。 テーマは「戻りたいあの頃」。 やり直したい場面や、 楽しかった思い出など、 戻りたいあの頃って、 たくさんあるよね。 放送の中では、 初恋のかっこ悪かった話をしたんだ。 緊張して会話もあまりなかったし、 不器用だったから、いいデート場所にも あまり連れて行ってあげられなかった。 今でも申し訳なかったな、って思う。 でも 逆にそんな思い出があるから、 今を頑張れるのかも知れないね。 過去はやっぱり戻れない。 だけど過去の思い出や経験が、 今の自分を作っている。 大切な今の、いろいろな選択肢の糧になっているんだね。 過去があるから 今を失敗しないんだ。 今日、出会った 高頭なおさんやパットさんは輝いていたな。 頑張っている人は オーラを放っているんだよね。 そばにいるだけで元気になれる。 やっぱり 毎日、最高の自分を演出しないとね。 今日は本当に楽しかった。 素敵な一日でした。 ![]() |
Gの仲間 | 2005/7/4 |
---|---|
群馬でもたくさんの思い出ができた。 最終日、たくさんの人たちが集まってくれて とても嬉しかった。 2ヶ月もいたから 最後はやっぱり寂しいね。 いつも厳しく、温かい安達さん。 熱い情熱はいつもからまわり(笑)、明るさNO.1の岡田さん。 ウルトラセブンおたく、五十嵐さん。 謎のパワフルおやじ、清水さん。 ねこバスにそっくりな柏倉さん。 ジャズ好きの色男、大塚さん。 群馬のケビン・コスナー西田さん。 イケ面のピンク代表、小暮さん。 カッコイイけど腹黒い、香月さん。 みんなのアイドル、駄菓子屋なっちゃん。 送別会に駆けつけてくれた 群馬の心強い美女軍団、松澤さん、堀口さん。 そして 群馬の火付け役、 河西くん、岩淵くん、岸畑くん、後藤くん、深瀧さん、 渋澤さん、永田さん、早乙女さん、磯部さん、小座野さん、 10名の銀河系のメンバー。 本当にありがとう。 最終日、 本当につらかった。 「仲間」って いい言葉だね。 つらいとき、苦しいとき、 ここぞっていう時、仲間が助けてくれる。 成功する人は 敵の少ない人じゃなく、 味方の多い人、なんだね。 群馬。 温かい、最高の思い出です。 「また絶対、群馬にくるぞ!」 P.S. 銀河系メンバー10人からもらったプレゼント。 大切にするね。 「銀河系のユニフォーム(レアル・マドリード)、 みんなで作りましたぁ」 名前と背番号は手縫いで付けてくれたんだね。 最高の宝物です(涙)。 ![]() |
夜空の星と川のほとり | 2005/6/7 |
---|---|
ふと見上げると 夜空にはたくさんの星が輝いていた。 こんなに夜空一面の星たちを見たのは久しぶりだった。 あたりは真っ暗。 小川や田んぼの水面に反射した星の光をたよりに、 暗闇の中を前に進んだ。 気を抜くと小川に足を突っ込んでしまいそうだ。 田んぼのあちこちから おけらや ウシガエルの鳴き声が聴こえる。 そんな中。 ふわわ・・・ 黄緑の光が放物線を描いていた。 目がその光を追う。 ふわわわ・・・ 暗闇の中で灯るやさしい光。 1つ、また1つ。 気がつくと、数え切れないほどの光が あたり一面に舞っていた。 ![]() ゲンジボタル。 なんという幻想的な光景だろう。 消えてはまた灯る光。 言葉なんていらない。 「時を忘れる」とは、このことをいうのだろう。 千葉県夷隅郡大原町。 日本ではめずらしくホタルが自然繁殖している場所なんだ。 こんなにたくさんのホタルを見たのは 何十年ぶりだろう。 ホタルの光って こんなにやさしく、 こんなに強い光だったんだね。 今日は新月。 月が隠れた夜空は 星の光と、ホタルの光をいっそう際立てるよう 演出してくれていたんだ。 小川のせせらぎと、 水面に映るホタルの光は 心にゆとりをプレゼントしてくれました。 P.S. 自然に心が奪われたよ・・・ |
赤い感動 | 2005/5/27 |
---|---|
また一つ ドラマが生まれた。 ヨーロッパNo.1のクラブチームを決める UEFAチャンピオンズリーグ決勝。 誰もがイタリアの名門ACミランの優勝を予想する中、 イングランドのリヴァプールが見事、 歴史的大逆転の末に優勝を飾った。 ![]() リヴァプールの監督ベニテスが試合後、 話した言葉がいい。 「我々には失うものがなかった」 試合開始、何と50秒でゴールを決められ、 ミランの洗礼を受けたリヴァプール。 前半、終わってみれば、3−0。 たった45分で、名門ミランとの格の違いを まざまざと見せ付けられた。 「もうだめだ・・・」 誰もが目を覆う展開だった。 スタジアムに応援に来ていたリヴァプールのサポーターでさえ、 席を立ち、帰ってしまう人もいた。 しかし、後半。 奇跡が起きた。 リヴァプール選手たちの熱き魂は 消えてはいなかったのだ。 もう後がないリヴァプール。 背水の陣で臨んだ総攻撃が奇跡を呼んだ。 後半開始8分、キャプテンのジェラードが センターリングをヘディングで決め、1点を返した。 3−1。 後半早い時間帯での巻き返しにスタンドが沸く中、 その2分後。 ミドルシュートがミランのゴールネットを突き刺し、 2点目!これで3−2。 何と1点差! 歓喜に揺れるスタジアム。 圧巻はその4分後。 怒涛の攻撃を続けるリヴァプールにACミランは エリア内でファウルを犯してしまい、リヴァプールにPKを献上してしまう。 これをきっちりと決め、 リヴァプールは、後半開始あっという間で 3−3の同点に追いついたのだ。 ![]() わずか6分間。 奇跡が起きていた。 立ち尽くすミランの選手たち。 リヴァプールサポーターは総立ち。 スタジアムは興奮に揺れ、 リヴァプールのチームカラー(赤)に染まった。 その後、王者ミランは目を覚まし、逆襲に躍り出るが、 一進一退の攻防が続き、延長戦でも決着がつかず勝負はついにPK戦へ。 このときすでに 勝敗は見えていた。 勝利の女神はすでに「赤い美酒」を飲んでいた。 実に21年ぶりの栄冠。 光り輝く優勝トロフィーは、赤い景色の中で舞っていた。 鳥肌がとまらなかった。 目頭があつくなった。 AM7:00、空は明るくなっていた。 ドラマ以上のドラマを目の当たりにした。 この感動をどう表現しようか迷った。 誰かと抱き合って、この感動を分かち合おうと思ったけど、 もう朝なんだよね(笑)。 この選手たちの、張り裂けんばかりの歓喜の叫び声。 「あきらめないこと」 奇跡を呼ぶこのメッセージ。 今日の感動は忘れない。 ![]() |
青い空の下で | 2005/5/25 |
---|---|
窓から降りそそぐ 強い太陽の光で目を覚ました朝。 ふとこう思った。 「そうだ、公園に行こう!」 お昼ごろ家を飛び出し、 近くの「代々木公園」に向かった。 西門から入り、しばらく歩くと 見渡す限りの青々をした芝生が見えた。 ![]() ![]() つきぬける青空の下で、 たくさんの人々がたわむれていた。 公園っていろんな人たちがいるんだね。 犬の散歩をする人。 フリスビーをする人。 サッカーをする人。 サイクリングをする人。 陸上のスタートダッシュを練習する人。 お手玉など大道芸を練習する人。 絵を描く人。 写真を撮る人、などなど。 スタッフたちが集まり芸能人の写真撮影をしていると思うと、 そのそばでは、 シートの上で恋人たちが抱き合っていたりする。 そんな中で、何処からともなく聴こえてくる トランペットの音が心地いいんだ。 ![]() ![]() いい風景だな、と思う。 青い空には白い雲が流れていて、 かすかに吹く風も、爽やかですがすがしい。 公園で一日中、ゆっくりできることって なかなかできないから そんな「非日常」を味わうと、 どこか元気が出てくるよね。 「日常が活性化」してくる。 心の掃除ができる。 考えてみると、太陽の光と緑、そして水。 それらは生命のエネルギーなんだよね。 そんな生命のエネルギーがみんな集まっている場所が 公園なんだ。 だからそこに行くと人間は元気になれるんだね。 ![]() 晴れた日。 心が少し疲れたとき。 大きな公園を歩いてみよう。 微笑む自分、 元気な自分に出会えるよ。 P.S. 芝生で「四つ葉のクローバー」を 探していたら、 何と「六つ葉のクローバー」を見つけてしまった。 何かいいことあるかな。 ![]() |
心のオアシス | 2005/5/17 |
---|---|
「心にごちそう」 大切な場所がある。 大切な人と行きたい場所がある。 これからもずっと大切にして行きたい場所ってあるよね。 中野区にある 小さなフランス料理店。 ![]() ![]() 夫婦でやっている とても素敵なお店。 行く度に、新しい料理との出会いがあり、 いつも心が癒される。 どの料理を食べても シェフのやさしさが伝わってくる。 愛情をたっぷり感じるんだ。 ![]() ![]() 大切な場所だから。 いつまでも大切にしたい場所だから あまりみんなに話してないんだ。 子供が宝物を隠すみたいに そっと心にしまっておきたい。 そんな場所ってあるよね。 幸せはいつも 心が決めるもの。 笑顔に出会ったとき。 人のやさしさに触れたとき。 美味しい食事に出会えたとき、 心が幸せになる。 また今日も 素敵な夜を過ごせました。 今夜は、夢の中で 美味しいデザートを食べよう。 |
七転び八起き | 2005/5/10 |
---|---|
群馬にいます。 大空に羽ばたく鶴の形に似た地形の群馬県。 日本列島の、ほぼ中央に位置していて、 山間部の占める割合は約80%。 湯量日本一を誇る「草津温泉」や伝統の「伊香保温泉」があるところ。 群馬県といえば、 何といっても「だるま」。 少林山の門前で作られる高崎市の名産品「福だるま」は 全国だるま生産量の80%を占めると言われてるんだ。 すごいね。 ![]() 「だるま」は、何度倒しても起き上がる、 『七転び八起き』が有名だよね。 では、 「だるま」は何故、 7回も転ぶんだろう? それは 8回起き上がるため、だよね。 いい言葉だと思う。 群馬は、なぜか風が強い。 群馬は「からっ風」と「かかあ天下」という有名な言葉があるんだ。 だるま文化といい、どこか精神的に鍛えられそうな場所だよね。 強さを学んだ後は、 ゆっくり温泉にでもつかろう。 「強さ」と「癒し」。 どこかで「母」を感じられるところ。 群馬もやっぱりいいところだ。 P.S. 群馬といえば、「登利平」の鳥めし。 甘みのある秘伝のタレと、もちもちの鶏肉が織り成すハーモニー。 群馬で、「お弁当」といえば、 決まって、ここ「登利平」の鳥めし弁当が登場するんだって。 とても美味しいよ。 ![]() |
春を歩こう! | 2005/4/18 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「春がやってきた」 待ちに待ったポカポカ陽気。 草木がいっせいに息づき、 色とりどりの花々が景色を彩る。 南大阪は和泉市にある 『黒鳥山公園』。 桜の開花とともに、春がやってきていた。 ![]() 春っていいよね。 何かを始めたくなる。 何か始められそうな気がする。 どこか体中がウキウキしてるんだよね。 春が好きな理由はもう一つ。 ある『花』に会えるからなんだ。 この時期にしか会えない、 コバルトブルーのとても小さな花。 ![]() 『オオイヌノフグリ』って言うんだ。 この花を見ると、 「やっと春がきたな〜」って嬉しくなる。 だからこの時期、外を歩くときは つい下を向いて歩いてしまうんだ。 この花だけでなく、 道端には、綺麗な緑色のキャンバスの上に 白や紫、黄色など、いろんな花が咲いているんだよね。 なんだか、ホッとするよね。 通勤途中などで、セカセカと歩いているときに ふと、そんな春の花たちを目にすると どこか心が落ち着くんだよね。 こんな小さな花たちに心が癒されるんだ。 小さな花でも みんな元気に咲いている。 小さな花でも たくさんの元気を与えることができるんだ。 春を歩いてみよう。 いろんな元気をもらおう! そして 小さなことから 始めてみよう! P.S. この時期だけは 下を向いて歩いたほうがいいよ(笑)。 ゆたか 笑顔
|
2005/3/29 |
| 福岡で起きた 「福岡県西方沖地震」。 生まれて初めて 「震度6」を体験した。 ずどん! ババババババババっ! 電柱が左右に大きく揺れ、 電線が縄跳びのロープのように上下した。 全ての景色がかすみ、 二重に見える。 一瞬の出来事だった。 近所に住んでいる人たちが 一斉に外に飛び出し 声を掛け合う。 「大丈夫でしたか?」 普段、話もしたことのない人たちまでも お互いの被害状況を心配し合う。 会話をする。 声を掛け合う。 そんな単純なことが とても励みになる。 心のどこかでホッと安心するんだよね。 仲間たちも無事だった。 怪我をした人は一人もいなかった。 みんな笑顔だった。 『話をする』 『笑う』 そんな当たり前のことが お互いの元気をつくっていくんだね。 周りには こんなにもたくさん元気をくれる人たちがいる。 いつも声をかけてくれる。 笑顔でいてくれる。 普段、友達がしてくれるそんな仕草から 実は、いろんなエネルギーをもらっているんだね。 自分たちは一人じゃない。 とにかく福岡は元気! みんな助け合って生きているよ。 P.S. 元気を出すためには やっぱり 仲のいい友達と食べる 美味しい食事だよね。 イカはいつも すいすいと幸せそうに泳いでいるよ。 ![]() ![]() やっぱり 『イカしゅうまい』は美味しいなぁ。 Perfect!
|
2005/3/16 |
| どうして一番になれるんだろう? どうして一番を続けることができるんだろう? 他のテーマパークが 衰退していく中、 ここだけは、継続どころか、 勢いを増している。 人気を揺るぎないものにしている。 「ディズニーリゾート」。 今日は『Disney Sea』の世界を散歩してきた。 (と、言うより走りまくった・笑) ![]() 入園すると同時にパンフレットを見て、 今日開催予定のイベントや公演のスケジュールを確認する。 幸せを築くには、 入念な計画が必要だ。 ファスト・パスと待ち時間、イベント開始の時間帯を計算し、 一秒たりとも無駄のないベスト・スケジュールを作らなければならない。 アトラクションを乗り終え、イベント開始まであと5分というときは、 当然、走る! 幸せになるためには、ときには子供のようにダッシュすることも必要だ(笑)。 キャラクターたちが勢ぞろいするダンスやパレードなどのイベント会場では、 あらかじめベスト・ロケーション・スポットを調べておく必要がある。 大好きな女性と、初めてデートする予定の場所に、 前もって下見に行くのと同じだ。 そんなピュアな気持ちを、このテーマパークはプレゼントしてくれる。 どんなに恐い顔をした、いかつい男の人でも、 見知らぬ人に、「バイバイ」と恥ずかしながらもつい手を振ってしまっている(笑)。 ピュアな気持ちで接してきた人には 自然とピュアな気持ちで応対してしまうんだね。 純心無垢な子供と接するときの心境と一緒だ。 スタッフはじめ、テーマパークにいる全員がそれぞれ そんなピュアな気持ちを持ち寄っているので、 キャラクターたちが度々、「愛」とか「夢」とか言っていても 全然、恥ずかしくない。 すがすがしくなる。 自分の中にある何か大切なものを気づかせてくれる。 やさしくなれる。 それは、彼らに与えてもらっているのではなくて 自分たちで作っているものなんだよね。 そう思える環境を作っている、あのテーマパーク全体が スタッフもゲストも合わせて 1つのチームなんだ。 ![]() 1つ気づいたことがある。 ディズニーリゾートは、どうして長年ずっと一番でいられるんだろう? それは、 彼らは成長しているんだね。 1番は現状維持ではいけないんだ。 現状維持では、やがて2番に抜かされてしまう。 それは、停滞なんだね。 いつか飽きられてしまう。 1番で居続けるためには、1番がより成長していかなくてはならない。 新しいものを提供していかなければならない。 彼らはずっとそうしているんだ。 妥協なく、ね。 人間、惚れるのは簡単だよね。 でも 惚れ続けるのは難しいんだ。 では、どうすればいいか? そう、 惚れ直させればいい。 惚れ続けさせるためには 毎回、会うたびに 惚れ直させなければいけないんだね。 ![]() ![]() すごい場所があるね。 大切な人を惚れ直させよう! 今日も、とびっきりの元気をもらえました。 「Bravissimo!(最高!)」 P.S. ディズニーシーで有名な 「ギョウザドック」も美味しかったけど 新登場の「うきわマン」もバツグンだったよ。 是非、食べてみてね! ![]() Congratulations!
|
2005/2/22 |
| 富めるときも 貧しいときも、 健やかなときも 病める時も この人を愛し、慰め、敬い、守り、 貞潔を尽くして、 その命の限り この人とともに生涯を送ることを・・・ 誓います。 雲ひとつない青空に 教会のベルの音が響きわたる。 今日は友人の結婚式に参加してきた。 最高の結婚式だった。 親族の方はもちろん、 見守る友人も本当に幸せそうだった。 いいね、結婚式は。 「幸せは伝染する」よね。 参加している側も 「幸せになろう」とか 「今をもっと大切にしよう」って思う。 結婚式に参加するたびに、 幸せになる2人から、 参加者たちはそんなきっかけをもらえるんだ。 結婚式は 2人を祝福するためだけの会ではなくて、 幸せそうな2人を見て、 今、自分の大切なものは何か、 それをもう一度気づかせてくれる会なんだね。 だから参加した後は どこかすがすがしい。 晴れ晴れしている。 もう答えは見つかっているからなんだよね。 ![]() ありがとう。 最高の一日でした。 これからもずっとお幸せに。 おかげで 僕も大切なものが見つかりました。 ただいま!福岡!
|
2005/2/22 |
| 「ただいま!」 なんて。 福岡に帰ってきました。 帰ってきたというか、 1年半前、福岡から離れるときに 「絶対また来るね」と 街に約束した場所。 だから「ただいま」なんだ。 待ちに待った美味しい食べ物たちとの再会! 大好きな「もつ鍋」! ![]() ![]() 大好きな「とんこつらーめん」! ![]() ![]() 大好きな海鮮料理! やっぱり食べものはみんな郡を抜いているよね。 「いも焼酎」も、いろんなものが揃っていて、 どれも美味しい。 「佐藤」「魔王」「伊佐美」など 東京では、数万円もするプレミアものの焼酎が 普通に飲めるんだ。 人よし。 街よし。 景色よし。 酒よし。 食べ物よし、の5拍子! 本当に、いいところだよね。 もう少し福岡にいられそうなので、 次は、「ふぐ鍋」や「いか大先生」に 会いに行こうかな。 とにかく 食事中はみんなでハイタッチしてばかりです(笑)。 時間が少しずつ進んでいく。 そんな当たり前のことを考えると ちょっぴり憂鬱になる。 今からほんのり寂しくなる。 いつかは またこの街に「さよなら」しなければいけないからね。 だから毎日を大切に過ごしてる。 悔いのない一秒を過ごそうと思う。 今しかできない、 ここでしかできない一秒を、ね。 それは いつだって、どこだって同じことなんだね。 みんなもきっと、そうしてる。 素敵な毎日を。 福岡より愛を込めて ゆたか 仙台!
|
2005/2/11 |
| 「仙台に行って元気をもらおう!」 牛タン(太助)、冷やし中華(龍亭)、回転寿司(平禄寿司) の発祥の地、仙台。 「炉端焼き」や「ルーズソックス」なんかもそうらしいね。 ずんだ餅や仙台味噌、笹かまぼこ、などみんな美味しい。 なんてったって 「伊達政宗」だからね! ![]() カッコイイ! イメージがいい! 仙台の人たちは少なからず、 この日本一の「伊達男」の影響を受けているよね。 日本三景の「松島」。 日本三大祭の「七夕まつり」など 誇るべきものがズラリ。 しかもクリスマスには「光のページェント」だからね。 もう「満塁ホームラン」だよね。 今年は「楽天ゴールデンイーグルス」も加わったしね。 スゴイ! 仙台は、とにかく元気をもらえる。 特に牛タンはピカイチ。 仙台では牛タンの一人当たり消費量が、全国平均の10倍って言うから スゴイよね。 人気のお店「太助」「きすけ」「利休」の3店は 特に人気で、いつも並んでいるんだ。 「東京で食べていた牛タンは、何だったんだ?」って感じ。 肉厚で、ぷりぷりしていて、やわらか〜い。 本当に美味しい。 ![]() そうそう。 もう一人の4番バッターを忘れちゃいけない。 冬の仙台、といえば 「牡蠣!」。 これまた、ぷりぷり。 塩釜港でとれた新鮮な生ガキを、 レモンを垂らして、そのままつるっと・・・。 「ん〜・・・」 何とも言えないよね。 片方の殻をむいて、七輪で焼いたりなんかしたらもう、 神様が舞い降りるよね。 ![]() 海と緑に恵まれた街、仙台。 たくさんの名物、流行を生み出している街、仙台は 今回もたくさんの元気をくれました。 伊達政宗が残した名言に こんなものがある。 「少しも料理心なきはつたなき心なり」 「皿数の多いのは無用。名物や珍味よりも、例え一品でも自ら料理して盛るならば、 それが最大の御馳走である」 「朝夕の食事はうまからずともほめて食うべし」 ・・・ この「伊達男」には 当分、かないそうにない。 大歓声!
|
2005/2/9 |
| 叫んだ! 泣いた! 後半ロスタイムの決勝ゴールに スタンドが揺れた! 今日。 「日本vs北朝鮮」戦を観に行った。 スタンドが真っ青に染まっていた。 さいたまスタジアムが、広大な海に見えた。 「今日は勝たなければいけない」 スタジアムに集まった全員がそう思っていた。 ホームゲームでの引き分けは 「負け」に等しい。 骨にしみる寒さの中、サポーター全員が選手を見守った。 同点で迎えた後半ロスタイム。 いつのまにか、サポーターの中から 信じていたはずの日本代表選手達の活躍、プレイに 疑問と非難が出始めていた。 「ちゃんと周りを見ろよ!」 「しっかり打てよ」 「勝つ気あるのかよ!!!」 ため息と苛立ちが何度も続いた。 もう試合が終わる。 誰もが試合終了後の落胆を覚悟した。 その時! 大黒が振り向きざまに蹴ったボールがゴールネットを揺らした! 「ゴール!」 スタンドにいる全員が立ち上がった! スタジアムは地鳴りのような大歓声に包まれる。 知人、友人関係なく抱きしめ合い、 共に天高く両手を上げていた。 「おぉぉぉぉぉぉぉ〜!」 喉が枯れるまで叫んだ。 「勝った!」 選手たちは勝つことを あきらめていなかった。 信じていた。 試合開始からずっと 「勝つこと」だけを考え、行動していた。 少しのチャンスも逃すまいと動きを止めなかった。 だから残り30秒のドラマを起こせた。 試合終了後、 みごと劇的な決勝ゴールを決めた 大黒選手のコメントがいい。 「シュートしか狙っていなかった」 カッコイイね。 大切なのは 「信じること」 「あきらめないこと」 「チャンスが来たときに、すぐ行動できるよう つねに動いていること」 なんだね。 ![]() 今日は 思う存分、泣かせてもらおう。 今夜は眠れそうにない。 どよめき
|
2005/1/28 |
| 彼が現れるたびに 歓声が上がった。 彼が跳ぶたびに どよめきが起こった。 想像を絶する跳躍力。 あまりに華麗で滞空時間の長い彼の跳躍に 見るもの全ての時間は止まっていた。 熊川哲也。 K-BALLET COMPANYの 「ドン・キホーテ」を観た。 この「ドン・キホーテ」は、熊川の人生において、 とても重要な演目で、 当時16歳だった熊川がバレエ・ダンサーの登竜門である ローザンヌ国際バレエ・コンクールで金賞を手にした際に 踊った演目。彼が舞台で見せた跳躍の連続はあまりに見事で、 コンクールのため、禁止とされていたはずの拍手が鳴り止まなかったという。 ![]() 会場の全員が立ち上がる。 拍手が鳴り止まない。 延々と続くカーテンコール。 このまま拍手が止まなければ、 何度でも彼と会える。 ぼくはそれを願っていた。 会場のみんなもそう思っていたに違いない。 胸が高鳴っていた。 張り裂けんばかりの会場の拍手。 気持ちが高揚していた。 自信に満ちた彼の跳躍。 会場の視線をクギづけにした彼の回転。 郡を抜く表現力とゆとりのある彼の妖艶な笑顔は これからしばらく忘れられそうにない。 大丈夫。 明日もがんばれる。 ネバーランド
|
2005/1/26 |
| 「どうしてピーターパンは空を飛べるの?」 「空を飛べるって信じてるからさ」 映画「ネバーランド」を観た。 ネバーランド。 そこは、夢が叶う場所。 信じれば、必ず行ける。 想ったことが、すべて実現する国。 ネバーランドは誰もが行ける国。 だけど、ネバーランドは、人によって 大きかったり、小さかったりするんだ。 想像力の違いで、ネバーランドの大きさは変化するんだね。 想像力。 そして信じること。 映画のラストシーンで、 ひさしぶりに、ひきつけ起こして泣いてしまった(笑)。 想像すること。 夢をみること。 子供のときは、そんなこと簡単だって思ってた。 だけど、大人になるたび いつからか、そんな簡単なことさえ難しくなっている。 「好きなことしていいよ」って言われたら、 いろいろ悩んでしまって、 結局、家で一日中寝てしまうって人も多いんじゃないかな。 誰もが ネバーランドを持っている。 想像をすれば、それは現れる。 信じれば、必ずそこに行ける。 ![]() 想像しよう。 笑顔いっぱいの明日を。 想像しよう。 ドキドキワクワクな毎日を。 想像しよう。 そして信じよう。 あなたの前に ネバーランドは必ず現れる。 一流へ
|
2005/1/18 |
| 1人で美味しいものを食べると つい、うなってしまう。 「ん〜、これはうまい、うまい、うまい」って 心の中で何回も叫んでしまう。 本当は左に座っている人と握手したい。 右に座っている人とハイタッチしたい。 お店にいる人全員で「うまいぞ〜」って大合唱したい(笑)。 そんな思いが食べている間ずっと頭を駆け巡っている。 料理は作る人の愛情で決まる。 妥協をせず、一つひとつのこだわりが 食べる側の笑顔を呼ぶ。 神奈川県大和市にらーめん「中村屋」がある。 らーめんって、狭い所でガヤガヤと 麺をひたすらすすりこむってイメージだけど、 ここのらーめんはちょっと違う。 らーめんに愛情を感じる。 素材やスープを通じて、作り手の「愛」を感じるんだ。 のりやしなちく、味玉子にもきちんと原産地が書いてあり、 焼豚は直前まで七輪で丁寧にあぶってから麺にのせる。 目の前にらーめんを置かれて、 一口スープを口に含んだ瞬間から、 至福の時間がスタートする。 ![]() しょうゆ味は食べたことがあったから、 今回は塩味にしてみたんだ。 ・・・やっぱりうまいね。 塩の方が、素材の味が生きてくるのかも知れない。 美味しい。 中村屋の店主は 幼い頃からカップラーメンが大好きで、 そのカップラーメンの素材や原料を元に このスープの基礎を作ったらしい。 カップラーメンの側面に記載されている 原材料をヒントに研究したんだね。 素晴らしいね。 スゴイと思うのは 一流になるために、一流の真似をした、 ということ。 尊敬するもの、スゴイと思えるものは、 まず積極的に真似をしてみる。 それが一流に近づく近道なんだね。 それをベースに組み立てていったものは それを超える日がきっとくる。 自分が成長できるきっかけは いつも手の届くところにあるんだね。 誰もが一流になれる。 自分の中の一流を見つけよう! 七色の朝
|
2005/1/17 |
| 朝日で目が覚めた。 ふと壁に目をやると 部屋の壁に七色の光が点々としていた。 虹色の小さな光。 ゆらゆらと左右に揺れる光。 小さくなったり大きくなったりする光。 ぼやけては無くなり、また現れる光。 いろんな光が部屋のあちこちを照らしていた。 そんな七色の光たちを見ながら 僕はもう少し、夢の中を散歩する。 部屋に虹・・・ そう。 いつの間にか忘れていたんだ。 窓に吊るした「クリスタル」を。 そのクリスタルが朝日の強い光を反射して 部屋いっぱいに、 たくさんの虹を散りばめていたんだ。 初めてカーテンをつけたときに吊るしたクリスタル。 あれからもう4年。 クリスタルは、ずっとそこにいたんだね。 ![]() クリスタルは いろんな面が反射し合って 輝きを放っている。 人間にもいろんな一面がある。 強い一面と弱い一面。 強がってるけど、実は弱虫だったりする。 明るく装っていても、実は寂しがりやだったりする。 そんな、いろんな一面があってこそ、 人間は輝くんだね。 大丈夫。 めいいっぱい 輝いているよ。 ゆたか ありきたりの物語
|
2005/1/13 |
| 今日はちょっとお話でもしようかな。 ある日、太郎君は学校の帰り道で 茶色の子犬を見つけました。 太郎君がうちへ連れて帰ると、 お父さんも、お母さんも喜んでくれました。 子犬は次郎と名づけられ、大きく育ちました。 めでたし、めでたし。 ・・・という、よくある日常の ありきたりの話だよね。 でも これでは ドキドキ、ワクワクがない。 絵本にしたとしても誰も買ってくれないかも知れないよね。 では、こうしたら、どうだろう。 ある日、太郎君は学校の帰り道で 茶色の子犬を見つけました。 太郎君がうちへ連れて帰ると、 お母さんがすごい剣幕で怒りだしました。 「お父さんは犬が大嫌いなんだから絶対にダメよ」 太郎君は泣く泣く、子犬をもとの場所に戻しに行きました。 「ごめんね・・・」と子犬を放してからも 太郎君は何度も何度も振り返りました。 家に帰っても子犬のことが気になってしかたありません。 でも、もう子犬とは会えないのです。 太郎君はその晩、泣きました。 泣き疲れて太郎君は寝てしまいました。 ところが。 翌朝になると なんと枕元にあの子犬がいるのです。 太郎君はびっくりしました。 話を聞いたところ 何と、お父さんが帰宅途中でその子犬に出会い、 拾ってきてくれたのです。 太郎は 「お母さんが、お父さんは犬が嫌いだから飼っちゃダメって言ってたんだよ」と お父さんに言いました。 実は、お父さんは小さい頃飼っていた犬が交通事故で死んでから 犬はもう飼わない、と決めていたそうです。 でも、その子犬を見たときに、あまりにもそっくりだったので、 もう一度犬を飼いたいと思ったのです。 太郎君のうちで、その子犬を飼うことになりました。 子犬は次郎と名づけられ、大きく育ちました。 めでたし、めでたし。 ![]() 事実や結果は同じなんだけど、 物語は2つ。 簡単な物語だけど、 少しの起伏を入れるだけで 「ドキドキ」「ワクワク」してくるよね。 ここがきっとポイントなんだ。 普段ありきたりの生活に、 どんな「ドキドキ」「ワクワク」を見つけるか。 毎日、 朝起きて、仕事をし、夜眠る。。。 そんなありきたりの生活の中で、 どんな物語を作れるのか。 どんな「ドキドキ」「ワクワク」を見つけられるのか。 それがきっと大切なんだね。 明日も朝が来る。 「さあ、作るぞ!物語を」 酉年!
|
2005/1/2 |
| ニューギニア島に 幻の鳥「ゴクラクチョウ」がいる。 最大の特徴は、メスが地味なのにもかかわらず、 オスのほとんどが幻想的な飾り羽を持っているんだ。 色彩豊かで「無い色は無い」と言われるほど。 ![]() ![]() ゴクラクチョウのオスは、 メスに求愛するためだけに美しい羽をまとっている。 オスたちは自慢の飾り羽を広げたり、 華麗なダンスを披露してメスを惹きつけるんだ。 ちゃんとね、草木をどかして、 専用のステージまで作るんだよ。 面白いね。 考えてみると 人間以外の動物は、メスよりもオスの方が たいてい体が綺麗だったり、何らかの特徴があったりするよね。 鳥や魚を見て、 「あっ、綺麗だな」と思うものは 決まってオスの方だし、 ライオンだって立派なたてがみを持っている。 メスを惹きつけるために オスがめいいっぱい着飾っているんだ。 なんだか人間と逆だね。 ![]() いい話だと思うよ。 今年は「酉年」。 男はめいいっぱいカッコよくならなきゃね。 女性はとびっきりの男を選んでいこう! Happy New Year!
|
2005/1/1 |
| あけましておめでとう! 今年もよろしくね。 ![]() さあ、今年も いろんな思い出が待っている! 毎日の生活に 感動を見つけよう! 美味しいものを食べて どんどん体力をつけよう! 今年こそ 幸せに 積極的になろう! Merry Christmas
|
2004/12/25 |
| つい夜遅く帰ってしまい、 駅を降りたところに臨時のケーキ屋さんがあった。 店員はサンタクロースの格好でケーキを売っている。 長テーブル1つで作った小さな臨時売店なのに、 驚くほどの行列ができていた。 よく見ると、行列の最後尾には 会社帰りのサラリーマンのお父さんが並んでいる。 この様子だと、あのお父さんがケーキを手にするまでに 相当な時間がかかるな、そう思った。 でもそのお父さんの表情はなんだか幸せそうだった。 家に帰ってから、子供にプレゼントするのだろうか。 子供が寝ていたら、奥さんと一緒に食べるのだろうか。 「ただいま」とドアを開けたお父さんに 子供達は駆け寄ってケーキの箱をとり合うのかも知れない。 奥さんはとびっきりのお皿を用意し、 均等に切ったケーキをきれいに並べるのかも知れない。 子供達の「メリークリスマス」という元気な声とともに クラッカーの音が部屋にこだまするのだろう。 クリスマスって本当に素敵な日だね。 少しのことがスペシャルに思えてくる。 プレゼントは 物や値段でするものじゃない 心でするものだよね。 100万円もするプレゼントがいいかというと そうではない。 それをプレゼントするために どのくらいその人のことを考えたかということ、 その気持ちが100万円以上の価値があるんだよね。 そのプレゼントは、その人にしかできないプレゼントなんだ。 今日はクリスマス。 長い時間並んで、 やっとの思いで買ったお父さんのケーキは きっと値段以上に高価で、大きなケーキだよね。 こんなところで 帰宅途中のサンタクロースに出会えました。 Merry Christmas! 素敵な夜をありがとう。 ![]() 正義のヒーロー
|
2004/12/23 |
| 人は誰も才能をもって生まれてきている。 その才能は、ときに誰かを助けたり、 誰かのためになったりするものなんだけれど、 自分自身がその才能に気づいていなかったり、 ある環境によって、その才能を十分出し切れていなかったりするんだよね。 今日は、映画「Mr.インクレディブル」を観た。 もう全てにおいてパーフェクト。 映像100点、ストーリー200点、ハラハラドキドキ300点! 時間があっという間に過ぎていったよ。 さすがピクサー!って感じ。 絶対に観て欲しい映画だな。 主人公のお父さんは、15年前、怪力のスーパーヒーローだったんだけれど、 今はある理由からヒーローであることを禁止されていて、 家族とともに普通の生活をさせられている。 ![]() 実は彼の家族全員がそれぞれある特殊能力を持っているんだけど、 当然、その能力を使ってはならない。 それがお父さんにはストレスで仕方がないんだね。 いつかまた、あの時のように世界を救いたいと思っている。 誰かのためになりたい、と思っている。 自分には誇れる才能があるのに、それを発揮できなくて 毎日ウズウズしているんだね。 そんな中、お父さんにある一通の手紙が届く・・・。 それが物語の始まりとなるんだ。 お父さんだけでなく、お母さんや、 今まで能力を出すことが禁止されていた子供達までも 事件に巻き込まれ、家族揃って、いよいよパワー全開の大暴れ!となる。 人はいくつになっても、過去の栄光に酔いしれてしまうものなのかも知れないね。 そして同時に、今の自分にどこかあきらめてしまっているものだよね。 「もう若くないから」とか「もう年だから」なんて いつの間にか、そんな言葉を口にしてしまっている。 でもこのお父さん、Mr.インクレディブルはスゴイ。偉い。 15年経った今でも、その思いは消えていないんだ。 自分がスーパーヒーローだということを忘れていないんだね。 だから物語が始まる。 だから成功する。 だからスーパーヒーローになれるんだ。 自分を信じることをあきらめちゃいけないんだね。 Mr.インクレディブルは本当にカッコいい!!(拍手)。 男はいくつになってもカッコイイし、 女性はいくつになってもキレイなんだ。 いよいよ クリスマス! めいいっぱいオシャレして お出かけしよう! 輝く未来が待っている。 ![]() 幻のジャム解禁
|
2004/12/14 |
| ついに解禁! 幻のジャム「クリスティーヌ・フェルベール」。 だいぶ前に、ここのDiaryでも紹介してるけど、 世界中からジャムの妖精と呼ばれるパティシエールのジャム。 テレビ番組「世界ウルルン滞在記」で紹介され、 一気に入手困難になってしまった。 ジャムは一つひとつ彼女自慢の銅鍋を使い、 すべて手作りで作られているため商品には限りがあるんだね。 ところがこの度、ついに解禁! 購入が可能になった。 ブルーベリーやイチゴも美味しいけど、 特にウルルンで紹介された「イチゴとミントと黒胡椒」は入手困難。 是非、気になる2、3品を購入してみて。 結構な値段になってしまうかも知れないけど、 口にした時の感動や幸せは、きっとそれを軽く超えるよ。 とにかくみんなも素敵なジャムの世界をノックしよう! ドアが閉まってしまう前に。。。 ![]() クリスティーヌ・フェルベールSHOP 不思議なことに 本当に美味しいものを食べたときって 誰かに教えたくなるよね。 一緒にいる人がいれば、 思わず微笑んでハイタッチしたくなるよね。 それはやっぱり 幸せは共有するものだから、だと思う。 「綺麗な景色を見た」 誰かに教えたくなる。 誰かとまた一緒に行きたくなる。 「美味しい料理を食べた」 誰かに教えたくなる。 誰かとまた一緒に食べたくなる。 それは 1人よりも2人のほうが、もっと幸せになれるからだよね。 僕は趣味で スキューバ・ダイビングをするんだけれど、 そこで教わった言葉として「バディシステム」というものがある。 海に潜るときは、必ず誰か2人が組になって潜るというのが ルールになっているんだ。 そのほうが、もし何かトラブルに遭遇したときお互い助けられるし、 どちらかが綺麗な魚を見つけたとき、幸せも共有できる、というもの。 本当に素晴らしい考え方だよね。 もうすぐ クリスマス。 1人でも多くの人が、 幸せを共有できますように・・・ ありがとう神戸
|
2004/11/30 |
| いよいよ神戸の街にも お別れをいう日が来てしまった。 最後の日はみんな朝までつきあってくれた(感動)。 長谷川さん、木村さん、野橋さん、下田さん、中井さん、 成野さんに、玉野さん、入角さん、西田さん、石川くん、岡本くん、西岡くん・・・。 名前を挙げたらきりがない。 本当にありがとう。 まさしく「We love Kobe!」な街でした。 木村さんの「10代か?」と思わせる ぴちぴちキャピキャピなパワーや、 中井さんのコテコテパワー。 野橋さんの「また痩せたよ」と腰とベルトの隙間を 見せる姿(前とあまり変わってない・笑)や、 入角さんの場の雰囲気を一蹴する芸能パワー、 石川くんのタメ口つっこみなど、 毎日いろんな元気をもらいました。 滞在期間が3ヶ月と長かっただけに、 最後、みんなで胴上げしてくれたときや、 早朝のフライトで雲の間から昇る力強い朝日を見たとき、 本当に涙が出そうになったよ。 いい人たちって、こんなにもたくさんいるんだなって。 神戸で毎朝、代わる代わる誰かが叫んでいた 「Beautiful Sunday!」(←曜日によって違う)。 初めは罰ゲームみたいに、みんな照れながらやっていたけど、 次第に当たり前のように盛り上がるようになって、 最後は机の上に乗って叫んでたよね(笑)。 「毎日が素敵な日」。 毎日、毎日、神戸のみんなに会える事こそが、 本当に、本当にBeautiful!でした。 ![]() スペインの幸せ
|
2004/11/17 |
| 何を食べようか。 そう迷ったらスペイン料理を食べよう! スペインは誰もが知っている「情熱の国」。 そして海に面してるだけあって魚介類も美味しい。 だからダイナミックな料理もあり、 繊細な海鮮料理もある。 とてもバラエティに富んだディナーが楽しめる。 豚でいうと「イベリコ豚」が本当に美味しい。 スペインのイベリア半島で放牧で育てられ、 主にどんぐりを食べて育った豚。 希少な豚肉なので、イベリコ豚が食べられるお店は 少ないけど、機会があれば是非食べてみてほしいな。 脂身が香ばしくて、ぎっしり旨みが詰まってる。 豚肉と牛肉とだったら牛肉の方が好き、っていう人が多いけど、 このイベリコ豚を食べたら、きっとその価値観は逆転するよ。 今の季節だったら牡蠣を使った料理も美味しいよね。 美味しいワインも豊富で、特に「モンテ・トロ」という 闘牛をイメージして作られた力強い赤ワインは最高! とにかくスペイン料理からは、いろんな元気がもらえる。 今日は、そんな美味しいスペイン料理が食べられるお店、 「カサベリア」(新宿)に行って来た。 ここはまずフルーツに漬け込んだ自家製ワイン「サングリア」が美味しい。 食前酒として、まずこのサングリアを飲む。 これで表情もお腹も、思わずニッコリ、レディ・ゴーのサインだ。 まずはマッシュルームのオリーブオイル炒めの登場。 ![]() ![]() オリーブとガーリックの香りが何とも言えない。 たっぷり入ったマッシュルームを平らげた後は 残ったスープにこんがり焼いたフランスパンをつけて食べる。 幸せって、こういうことを言うんだね。 ガスパチョ(生野菜のトマトスープ)や肉野菜の煮込み(じゃがいもたっぷり)など 美味しいワインとともにスペインの家庭料理を楽しんだ後、 いよいよラストを飾るのが「パエジャ(パエリア)」! ![]() イカスミタイプのもあるけど、ここのパエジャはとっても美味しい。 一口食べると、思わず「あっ」って言ってしまうよ。 美味しい料理を食べると本当に幸せになれるよね。 つい仕事が忙しくて、食事を軽視しがちだけど、 やっぱり食事は誰もが必ずするもの。 どうせ食べるんだったら、美味しいものがいい。 毎日、変化やイベントがあったら楽しいな、って言う人がいるけど 「食事」だって十分、素敵なイベントになる。 美味しい食事と出会えたら、思わず拍手してしまうし、 友達とハイタッチまでしてしまう。 一日あまりいい出来事がなかったときでも、 それだけで一日OK!になってしまう。 だから食事は大切なんだよね。 今日も美味しい食事に出会えました。 P.S. スペインには「シエスタ」という習慣がある。 「シエスタ」とは「お昼寝」という意味だ。 昼の2時ごろには、家やお店までカーテンを閉めて ひと休みする。 そこで仕事人はからだを休め、 夫婦は、愛を育む。 素敵な習慣だね。 美味しい食事を食べた後は ぐっすり寝よう。 明日も美味しい食事が待っている。 記念日
|
2004/10/24 |
| 神戸きっての熱い男、玉野さんが 朝からこんな話をしてきた。 「11月3日はね。結婚記念日なんですよ。 何をしてあげようか考えてるんです」 と満面の笑みで薬指から結婚指輪を外し、 「ほらっ」と 指輪の内側に刻まれている"11・3”という文字を 見せてくれた。 玉野さんは、とても愛妻家で あまり夜の食事も付き合ってくれない。 いい意味で、付き合いが悪い(笑)。 玉野さんはいつもこう言ってそそくさと帰る。 「嫁がごはん作ってるんで」。 そこが とっても素敵だと思う。 奥さんへの愛を感じる。 いつまでも、できるかぎり、それを続けて欲しいな、と思う。 今日は、面白いことがあった。 玉野さんとの話が終わり、 全く別の場所で 今度はコテコテの神戸人こと中井さんと話をしていたとき、 中井さんが、ふとこんな話を始めた。 「やばいんですわ〜」 「どうしたんですか」と僕が聞くと 「この間、一緒に焼肉食べに行った日(10月17日)、 あの日、実は結婚記念日だったんですわ〜」 「ええっ!」 「すっかり忘れてましたわ〜」 そう言って「ほらっ」と 結婚指輪の内側の10・17という数字を見せてくれた。 あとで気づいたんだけど、 これってスゴイよね。 たった数分の間に、 『2つの結婚指輪の内側を見る』っていうことは めったにないよね。 まったく別の場所でね。 しかも偶然に、相手から見せてもらってるし、 結婚指輪ならまだしも、内側の数字、だからね(笑)。 縁起がいいのかな、と思った。 玉野さんも中井さんも 素敵だよね。 奥さんのことを大切に想っている。 玉野さんは、きちんと、その日までのことを準備しているし。 中井さんは、その日を忘れたことに相当、罪を感じている。 温かいな。 そう思った。 夫婦って素敵だよね。 一生付き合うパートナーなんだから、 二人にとって『毎日が記念日』だったらいいと思う。 二人で一緒にいられることが 実は二人にとって一番のプレゼントだったりするんだよね。 記念日を忘れない人。 記念日を忘れて心から反省している人。 ・・・ちょっぴり夫婦愛を感じた一日でした。 ![]() 神戸にて
|
2004/09/13 |
| 神戸は素敵な街だ。 関西特有のコテコテな雰囲気を持ちつつ、 どこかお洒落な異国情緒を感じる街だ。 海に向かい、山に寄りかかっている街、神戸。 繁華街をでると、すぐに山があるんだ。 緑も多くて、とても自然にあふれている。 外車を見かける率が高く、 芦屋近辺などは、晴れの日、行き交うほとんどの女性が日傘を差している。 高貴でお洒落な街だなぁ、と思いきや、 隣で仲間たちが 「今日、うりぼーに会ってさぁ」なんて話している。 初めは『うりぼー』ってなんのことだか さっぱり分からなかったんだけど、 『うりぼー』とは実は『イノシシの赤ちゃん』のことだったんだね。 そんなイノシシたちが、ちょっと山の手の方に行くとそこらじゅうにいる。 ![]() まるで野良犬のように、神戸ではイノシシが近所をトコトコと普通に歩いているんだ。 公園のど真ん中に、うりぼーがちょこんといたりする(笑)。 スーパーのビニール袋を持っていると 食べ物だと思って突進してくるので注意が必要らしい。 コンビニのゴミ箱に、よく突進してるって話も(笑)。 まあ、それほど自然が豊かだってことだよね。 面白い街だよね、神戸って。 神戸といえば、やっぱり「夜景」と「焼肉」。 特に神戸牛は絶品だよね。 焼肉なんかは 「タレをつけないで食べて」って言われるんだ。 いいお肉だから、味がしっかりのっている。 ウットリしてしまうほど美味しい。 ![]() 焼肉の後は、 六甲山にのぼり、展望台から神戸の街並みを見下ろす。 山と海の黒いキャンバスにより夜景が凝縮されている。 ![]() こうしてみると、 神戸はまさしく、海と山に囲まれた街だってことがわかる。 江戸時代、日本が開国した際、 開港された横浜、長崎、函館、新潟、神戸の5港の中で、 日本で最も外国人が住む町として適している、と評された街、神戸。 山と海、自然にあふれた港町。 住んでいる人たちが 自分たちの街、神戸に自信をもっていることがわかる気がするよ。 本当に、神戸はいい街です。 天高く掲げた右手
|
2004/08/17 |
| 吼えた! 叫んだ!! アテネオリンピックの競泳・平泳ぎ決勝で 金メダルを確認した瞬間、 北島康介はガッツポーズをした拳を 水面に叩きつけた。 何度も叩きつけた。 水しぶきが何度も上がった。 午前2時、TVの前で観戦していた僕も 自然と握り締めた両手を高々と上げていた。 北島も、そのときの気持ちを 「鳥肌が立った」と表現したけど、 見ている方がもっと、鳥肌が立ち、泣きそうになった。 競泳での日本選手の金は92年バルセロナ五輪女子200平の岩崎恭子以来12年ぶり、 男子平泳ぎでの五輪王者は72年ミュンヘン五輪の田口信教以来32年ぶりの快挙らしい。 本当にすごいよね。 どんなことでも、それが何であっても 一番になるということは凄い。 尊敬するよね。 今回の北島や野村、谷に関しても 決して身体的に恵まれているというわけではない、 むしろ他国の選手のほうが身体的には恵まれているのかも知れないよね。 でも、勝った。 勝ち続けた。 しかも今回、北島や谷に関しては、怪我のトラブルがあった。 監督から「今回はダメかも」というコメントも出ていた。 でも本人たちだけは諦めていなかった。 本人たちだけは結果を信じていた。 誰よりも、そして何事からも負けなかった。 人は 何かの理由をつけて、 ふと 目標をあきらめがちになる 北島は金メダルを確認した瞬間、 水面を右拳で何度も叩いた。 激しい水しぶきの中、最高の笑顔を見せ、 何度も、何度も雄叫びを上げた。 何でもいいから。 自分も、体を震わせ、 勝利の雄叫び(喜び)を上げられるぐらいの目標を持とう。 そう思った。 彼のように 全身であふれんばかりの喜びを表現できるぐらいの 努力をしよう。 そう心に誓った熱い瞬間でした。 北島康介、本当にすごい男です。 感動をありがとう。 ![]() Give and give
|
2004/08/15 |
| ひさしぶりに 花火を観に行った。 毎年、浴衣を着ていくんだけど、 今年は着ていけなかった。残念。 でも、打ち上げ場所の近くで 観ることができたので、 迫力は100点満点だった。 夜空にパッと浮かぶ光の大輪。 ずどん、という胸を揺さぶる音。 スターマインなどの連発花火の終盤、 ずどどどどどどん! という締めの大型花火と、地鳴りのような轟音の連続には、 思わず「おおぉぉ〜!」て叫んでしまう。 やっぱり花火って、いいよね。 あらためてそう思ったよ。 ちょうど、その会場には オーロラビジョンがあって、 花火師たちが花火を打ち上げている現場が 映し出されていたんだけど、 それがまたリアルだった。 花火師ってスゴイよね。 火薬は大きな花火で1.5トンにもなる場合もあるらしい。 1.5トンだよ、1.5トン。 よく街角の地下で500kg爆弾が発見されて、住民が避難、なんて事件があるけど、 花火の火薬は1.5トンというから比較にならない。 そんな危険をはらんだ花火を目の前で連続して、打ち上げている。 導火線に次から次へと点火している。 一体何のために・・・? ふと そう考えた。 答えはきっとこうだろう。 「見ている人を、喜ばせるために」 花火師がスゴイと思うのは、 打ち上げているときは、観客の反応が見えないということ。 当然、安全のために花火の打ち上げ場所は 観客が集まる会場から離れているため、 花火師からは、観客たちが今どうなっているのか、わからないんだよね。 考えてみると孤独だね。 自分のしていることに対しての 反応がわからない。 同じ「感動を与える」職業でも、 舞台やミュージカルとはちょっと違うよね。 観客の笑顔、拍手が直接伝わってくることはないんだから。 でも、 花火師たちは ご自慢の花火を打ち上げ続ける。 観客の拍手や笑顔が直接見えなくても、 これでもか、これでもか、と打ち上げ続ける。 「きっと、会場は歓声に包まれているだろう」 心の中で、そう信じながら、ね。 もう、自己満足の世界だよね。 自己満足でいい。 「誰かが幸せになるだろう」 そう思えるようなことは 見返りを気にする必要はない。 自分のしたことで 反応を期待する必要もない。 自己満足でいい。 夜空に浮かぶ花火のように どこかで、誰かがきっと笑顔になっている。 拍手をしてくれている。 届くだろうか。 今日の花火師たちに。 この会場の大歓声が。 数万人全員が総立ちとなった、 この盛大な拍手が。 ![]() 甘い生活
|
2004/07/27 |
| どんなことでも、 どんなものでも、他を卓越しているものは 「芸術」と呼ばれるよね。 絵画や、写真、彫刻だってそうだし、 包丁さばきやケン玉さばきだって芸術になり得る。 大切なのは それが他にはないスペシャルなものだ、ということだね。 クリスティーヌ・フェルベール。 フランス最優秀菓子賞を受賞した フランス人パティシエールが作るジャムがある。 世界中から「ジャムの妖精」と称される彼女が作るジャムには まさに「芸術」を感じる。 イチゴにブルーベリー、アプリコット、マンゴ、ピーチやアップルなどなど。 フルーツが採れる時期に合わせ、全てが銅鍋での手作り。 全てのジャムが限定品な上、世界中のファンから注文が殺到するため、 入手がとても困難になっているんだ。 ![]() 焼きたてアツアツのパンに イチゴとブルーベリーのジャムをめいいっぱい塗る。 しつこい甘さがないので、たくさん塗っても大丈夫。 果実の食感とほのかな香り。 朝の光が射し込める中、ジャムをのせたパンをかじりながら ゆっくりと目を閉じて、こう思う。 「ああ、ジャムの妖精が飛んでいる・・・」 今日も一日、何かいいことがありそうだ。 朝食で当たり前のように食べているパンに クリスティーヌのジャムを塗るだけで ジャムの妖精が舞い降りる。 ほんのり笑顔にしてくれる。 幸せにしてくれる。 ジャムだって十分、人に幸せを与えられる。 ジャムだって十分、人に感動を与えられる。 ジャムだって十分、「芸術」になり得るんだよね。 自分に何かスペシャルなものを持とう。 自分の中の、他の人にはないものに気づこう。 それがきっと 誰かを幸せにする「芸術」になるから。 P.S. 「焼肉カルビと、このジャム、どっちが食べたい?」 もし今、そう聞かれたら、僕は迷わずこう答えるよ。 「ジャム!」って。 ・・・今はね。(笑)。 一度みなさんもジャムの妖精に会ってみたら? クリスティーヌ・フェルベールSHOP イタリアな食事
|
2004/07/20 |
| ちょっと気楽で素敵な食事をしたいときは やっぱりイタリア料理に限る。 サッカー解説者で有名なジローラモさんの本、 「イタリア的○○生活」にもあるとおり、 イタリア人は食事に相当なこだわりを持っているらしい。 食事は人を幸せにする、という文化が根付いているんだね。 ピッツァを食べるとき、イタリアの初代大統領でさえ、 お店の竈に一番近いテーブルにしか座らなかったことで有名なんだって。 大統領の地位でさえ、熱々のピッツァを食べるためには 順番待ちまでしたという話。 ちなみにイタリアのピッツァといえば、 「大きくて薄くてサクサクパリパリしたピッツァ」 なんて印象をもっている人も多いけれど、 実はこれは、イタリア人からしてみれば絶望的らしい。 (ジローラモさんは、これを象の耳のミイラって表現してる(笑)) イタリア流、正真正銘の旨いピッツァの定義とは。 @よく焼けている(下地がグニャグニャは×) A生地は柔らかくなきゃいけない(四つ折にできるように) B適当な厚みがなきゃいけない(適当な歯応えと歯切れ) Cややふくらんだ縁で囲まれてなきゃいけない(絵画の額縁のように) D食欲を誘う素晴らしい香り(薪、トマト、モッツァレラ、オリーブオイル・・・) 中目黒にあるイタリア料理店「SAVOY(サボイ)」は そんな正真正銘のピッツァが食べられるお店。 ![]() 予約しないと入店できないのに加え、ピッツァの注文は 一回こっきりなので是非、2種類ある両方のピッツァを食べて欲しいけど、 中でも、ここの「マルゲリータ」は最高(×10)。 マルゲリータの具はイタリアの国旗と同じ、赤と緑と白。 そう赤のトマト、緑のバジリコ、白のモッツァレラという代表的な組み合わせ。 ![]() ![]() 窯で焼かれた熱々のピッツァを口にほうばった瞬間、 イタリアの風が、口の中にフワッと駆け巡るよ。 香ばしい焦げ目、新鮮なトマトの風味、そして爽やかなバジルの香り・・・。 目を閉じて、しばらくその幸せに浸っていよう。 本当に美味しいよね、ここのピッツァは。 日本で食べるイタリア料理は、 いい意味でも悪い意味でも、どこのお店で食べても みんな平均点がとれる味、だよね。どこもそこそこは美味しい。 逆に言うと、なかなかズバ抜けているお店は少ないよね。 でも、ここのお店は好きだな。 ここのピッツァを食べると、「今まで食べてたピッツァは何だったんだ」って 思ってしまう。きっとピッツァのルネサンスが起きるよ。 もっともっとピッツァが好きになると思う。 今日は昼ごろから、このお店に行こうと決めていたので、 ワクワクしていて、一日中イタリアの話(ジローラモさんの本の話)で もちきりだった。 やっぱり食事は人を幸せにする、よね。 やがて時間がたち、美味しい食事もこれで終わり、というとき。 「ブォナセーラ!」 という大きな声とともに、なんと 突然、あのジローラモさんがお店に入ってきた(驚き!)。 ![]() ちょうど昼間から、たった今にかけて彼の話でもちきりだったので、 本当にびっくりした。 気軽にいろいろな会話もしてくれて、気さくで明るい人だった。 お店は満席だったんだけれど、ジローラモさんは顔なじみらしく、 店員に2つのグラスに白ワインを注いでもらうと、 外で順番待ちをしている連れの女性のもとに駆け寄って行った。 そんな順番待ちの仕方があったんだ。 そう思った。 白ワインを飲みながら順番待ち、なんて素敵だね。 イタリア人は、やっぱり素敵な時間をすごせる魔法を知っていたよ。 今日も素晴らしい一日でした。 あきらめないこと
|
2004/07/6 |
| 4年に一度の欧州サッカー選手権大会 「EURO2004」が終了した。 フランスに死角なし。 優勝は開催国、ポルトガルに間違いなし。 など、いろんな前評判が飛び交う中、 みごと、ダークホース「ギリシャ」が優勝した。 ギリシャは開幕戦で開催国ポルトガルを撃破したのが何と国際大会初勝利だった。 決勝トーナメントでは前回優勝者フランス、開催国ポルトガルをダブルで撃破、 全試合完封勝ちという優勝は何と歴史上初。 そもそもギリシャが優勝するなんて 世界中の誰一人として予想しなかったんじゃないかなぁ。 朝6:00ぐらいまで生中継で見ていたんだけど、 後半のギリシャの先制弾、 その後、チーム一丸となった、ギリシャのがむしゃらな守り、 そしてスタンドのサポーターが一斉に立ち上がった優勝の瞬間は、 鳥肌が立ち、涙がでてきたよ。 早朝、泣きながら思わず両手を高々とガッツポーズしてしまった(笑)。 やっぱり、人間がすることで 不可能なんてものはないんだね。 11人もの男たちが死力を尽くして努力すれば、 奇跡なんて十分起こせる。 ドラマは起きる。 それを教えてくれる大会でした。 強くなるためには、3つの大切な意識というものがあって。 大切なのは まず「勝ちたい」と思うこと。 そうすれば次第に勝てるようになってくる。 それが続いていけば やがて それが「勝てる」という自信につながっていく。 すると周りの目も、自分に期待するようになってくる。 勝ってくれるだろう、と自分に期待をかけるようになるんだね。 そうなってくると 今度は 「勝たなきゃいけない」ようになってくる 。 いつのまにか 負けるわけにはいかない存在になっている。 だから今以上に もっともっと 努力するようになる。 そうやって 人間は強くなっていくんだね。 ギリシャ。 今回は本当に感動を与えてくれました。 今大会はギリシャこそが ドラマそのものだったんだね。 ![]() もんじゃな食事
|
2004/06/16 |
| 食事はゆっくりなほうがいい。 普段、サッと短時間でつい済ませがちだけど、 食事はやっぱりゆっくりと時間をかけてしたい。 だから「飯(めし)を食う」ではなく、 「食事をする」と言いたいよね。 食事は大切な人と大切な時間を過ごす場。 だからいつも美味しいものを食べたいと思うし、 いい場所で食事をしたい。 何でもいい、ということでは絶対にない。 素敵な場所で美味しい食事をしたら、 男女問わず、いい会話ができるだろうし、 きっといい時間が過ごせるよね。 日本人は欧米に比べ食事に時間をかける、という習慣がないかも知れないけれど、 食事するという時間はやっぱり大切にしたいよね。 懐石料理やフランス料理は、何がいいのかと言うと、 一品一品が時間差で出てくるので、ゆっくり食事が楽しめるということ。 その分ゆっくりといろいろな会話ができる。 だからたまにはそういう食事もいいよね。 悲しみながら食事をするという人はいない。 食事をすると誰もが自然と笑顔になれる。 にっこりできる。 美味しい食事と出会ったとき、つい二人でハイタッチしてしまうときもある。 「食事をする」ということは、 それこそが実は「幸せ」の象徴なんだよね。 だから食事をする前にはどこの国でも神様にお祈りをする。 食事を大切にする、ということが、 人生を大切にするということになるんだね。 大切な人と 美味しい食事をしよう。 今日は「もんじゃ焼き」を食べました。 新宿にある「つちや」という創業29年のお店。 もんじゃ焼きはよく食べに行くけど、ここのお店は雰囲気、味ともにGood。 明太子入りもんじゃとイカスミ入りチーズもんじゃは絶品。 ![]() ![]() もんじゃってさ、半熟な生地を 小さなへらで、少しずつ突っつきながら食べるんだよね。 香ばしい匂い。 焦げ目がこれまた美味しい。 東京の下町の人たちは、 もんじゃを囲みながら近所の人たちと会話をはずませていたんだって。 「美味しい食事」と「楽しい会話」。 今日のもんじゃ焼きも最高でした。 至福のベーコンチーズ
|
2004/06/9 |
| 三軒茶屋にあるハンバーガー屋に行った。 お店の名前は「ベイカーバウンス」。 ここで食べられるベーコンチーズバーガーはもう最高! お店には料理長(ボスって呼ばれてる)が 注文した後に炭火でビーフとベーコンを焼いてくれる。 ![]() お店には陽気なアメリカンオールディーズが流れていて とても雰囲気がいい。 ボスはたくましく腕にタトゥを入れていてパッと見、恐い顔をしてるんだけど、 半袖のTシャツを着て汗をかきながら一生懸命ハンバーガーを作ってくれる。 その姿がかっこいい。 ![]() 炭火で焼かれた肉厚のベーコンの焦げ目。 豊満な香り、そしてジューシーな脂のうまみ。 自家製のケチャップをぬって、パンでぎゅっとサンドしてから大きな口を開けて一口。 ・・・目をつぶって叫びたくなるよ。 「うまいぃ!」って。 日替わりスープや バニラビーンズたっぷりのアイスがのった自家製アップルパイも美味しい。 店を出るとき ふとボスがこう言ってくれた。 「たくさん食べてくれて、ありがとう」 恐い顔をしたボスがニコッと微笑んでいた。 うれしかった。 料理を作るってことはそういうことなんだよね。 誰かに笑顔になってもらいたくて、 幸せになってもらいたくて、 料理って作るもんなんだよね。 だから僕は「料理がすき」っていう人は好きだ。 たくさん食べる人も好きだ。 男性でも女性でもね。 笑顔を見たいから、一生懸命美味しい料理を作る。 それを食べた人がやっぱりいい顔をしてる。 それを見て「よかった」って思う。 実は料理ってそれを食べた人より、 それを作った人のほうが幸せなのかもしれないね。 ★ハンバーガーが食べたくなったらちょっと頑張って足を伸ばそうA★ ナンバーワンはやっぱりここでした。 三軒茶屋「ベイカーバウンス」 http://bakerbounce.com/ ショッピング
|
2004/05/25 |
| 「ホットケーキが食べたい」 朝、ふとそんな気持ちになって、いろいろ調べた結果、 吉祥寺までドライブすることにした。 30種類以上のパンケーキが食べられるお店。 胸をワクワクさせて、いよいよそのお店の前に辿り着いた。 しかし・・・ 今日は休業日。 「おいおい」(ショック・・・) と、いうことで高揚した気持ちは抑えられるはずはなく、 こうなったら、と美味しいホットケーキ素材を求めて 以前から気になっていた町田の「COSTCO(コストコ)」に行くことにした。 コストコとは年に4200円を払う会員制(18歳以上)の大型量販店。 入場する際に会員カードを提示しないと中に入れない。 カードは写真つきになっていて結構かっこいい。 中は、はちゃめちゃでかい大型倉庫って感じ。 大きなショッピングカートを押しながら買い物を楽しむ。 ![]() 日用雑貨や生鮮食料まで売っていて、ほとんどがまとめ売りなため、 価格が卸値でめちゃくちゃ安い。 海外の商品が多く、一つ一つがとにかくデカイ! オレンジジュースなんか3リットルぐらいあって、 なんか柔軟剤の容器みたいなもので売られてる。 アイスクリームも5kgぐらいの大きな容器に入ってる。 「なめてるのか(笑)」っていうぐらいみんなデカイ。 アメリカ映画でよく見かけるよね、そういうの。 肝心のホットケーキのもとを見つけたけど、 これがまたバカでかい! 5.2kgっておいっ! ホットケーキ285枚分って、そんなに食べないって・・・。 とにかく驚きの連続だった。 初めて見る商品ばかりで、とにかくスケールがでかい。 「面白い・・・」 海外に行って、スーパーマーケットを散歩すると なんだかワクワクしてくるよね。 まさしくそんな感じ。 いつの間にか、ショッピングカートには ピクルスの瓶やコーン缶、ピザなどめいいっぱい入れてしまった。 福岡や幕張にもあるらしいけど、 一度行ってみるといいよね。 つい気持ちも大きくなって、買い過ぎちゃうけどね。 ![]() でも会員制スーパーマーケットってスゴイよね。 それが結構混んでるんだ。 世の中セレブが多いんだね。 日本にいながら海外の気分が味わえた、そんな一日でした。 ここで新シリーズ! ★ハンバーガーが食べたくなったらちょっと頑張って足を伸ばそう@★ 「KUA AINA(クア・アイナ)」 渋谷や青山、お台場などにある ハワイ発のハンバーガー店。 お店に入った瞬間、「アローハ!」という店員の威勢のいい挨拶が飛んでくる。 ここのアボカドバーガーはホントにうまいよ。 プレートに乗ったでかいハンバーガーをはさみ合わせて食べるんだ。 美味しいよ。 ![]() ハンバーガーっていうと、つい有名チェーン店に行きがちだけど、 ちょっとがんばってこの店まで足を伸ばしてみよう。 きっと笑顔と幸せが待ってるよ。 http://www.kua-aina.com/ 精一杯の拍手
|
2004/05/18 |
| 青山劇場に 舞台「浪人街」を観に行った。 唐沢寿明、松たか子、中村獅童、伊原剛志らが演じる幕末の物語。 クライマックスの決闘のシーンは壮絶! 次から次に迫りくる敵、飛び散る血しぶき、 もがきながら階段から転げ落ちる人々。 長時間にわたる「たて」のシーンを見事にこなしていく 唐沢寿明、中村獅童、伊原剛志には感服。 最後のカーテンコールでは感動のあまり拍手が止まらなかった。 唐沢寿明の配慮(アドリブ?)で「せっかくだから一言ずつ」と 主演の一人一人が最後にあいさつをする場面では 張り裂けんばかりの会場からの拍手だった。 (特に中村獅童への拍手が一番多かったかな。カリスマあるなぁ) 舞台の最後は当然、拍手で幕を閉じるけど、 いくら拍手をしたって、しすぎるということはない。 よく「拍手をしすぎて疲れた」という人がいるけど、 感動の舞台を演じてくれた出演者の今日の、そして今日までの努力、 この舞台にかける想い、今日の舞台を演じきってくれた彼らの疲労を考えると、 拍手なんかで疲れるなんてことは何てことない。 手がもぎれるぐらいの拍手をしたっていい。 本当に「ありがとう」って思う。 本当に「スゴイな」って思う。 当然だけど、世の中には頑張っている人がまだまだいるね。 舞台やミュージカル、コンサートを観ると、 やっぱりいろんなエネルギーをもらえるよね。 何故だか「明日もがんばろう」って気になる。 舞台やコンサート、そして映画だってそうだけど、 演者と観客、 という分け方では絶対にない。 会場全体が一つのチームなんだよね。 だから観ている方は演者をめいいっぱい応援しなきゃいけない。 「がんばってね、ありがとう」と 拍手や歓声で演じてる人に精一杯のエネルギーを与えなきゃいけない。 そうすれば演じてる人はいつも以上の力を出せるし、 それによってそれを観てる観客はより感動できる。 演者、観客関わらず、会場にいる全員が、 作品をすばらしい作品に創り上げるための一つのチーム、なんだよね。 「浪人街」。 今日のチームも、作品も最高でした。 ![]() ![]() ![]() ひさしぶりの神奈川
|
2004/04/24 |
| 神奈川は横須賀と藤沢に行ってきた。 以前、横浜に住んでいたときは頻繁に行っていた場所。 三浦半島の南端にある三崎港の「マグロ」が有名で、 横須賀のお店では美味しいマグロ料理がたくさん食べられる。 ちょうど知り合いの実家がマグロ料理のお店を経営していると聞き、 さっそくそのお店へ。 三崎港から毎日マグロを直送しているという。 中はこじんまりとしていて、アットホームな雰囲気。 気軽にいろいろな注文ができる。 マグロの刺身から始まり、次から次へとマグロのフルコースが。 マグロも口でとろけちゃうけど、表情も次第にとろけていく・・・。 本当に美味しい。 マグロのカマのから揚げはとてつもなく旨かった。 自然と会話もはずむよね。 最後に食べた「マグロのづけ丼」は久しぶりに奇跡を感じたよ(笑)。 ![]() ![]() それから藤沢。 すぐそこに湘南海岸が見えるところ。 やっぱり海の町だ。 サザン・オールスターズの曲がよく似合う。 神奈川といえば、やっぱり「家系らーめん」。 「吉村家」「中村家」「六角家」「壱六家」など最後に「〜家」がつく。 味は醤油とんこつで、麺は太麺。 今になってもたまに無性に「家系らーめん」が食べたくなるんだ。 以前は週に最低2回はらーめんを食べていたからね。 今回も迷わず食事はらーめん家へ直行! ひさしぶりに食べた家系らーめんに思わずにっこり。 やっぱり旨いね、家系らーめんは。 学生の頃をふと思い出したよ。 あの頃からだいぶ経つけど、また同じものを食べてる。 あの頃いつも一緒に食べていた仲間たちはみんな家庭を持ち、 今では「お父さん」なんて呼ばれてる。 みんな元気にやってるかなぁ、そう思った。 あの頃から、何が変わったのだろう・・・。 結局何も変わってないかも知れないね。 みんなも、そして僕も。 今でも元気でやっている。 毎日笑ってる。 きっとあの時のように、今も幸せなんだよね。 ずっとずっとあの時のように幸せでありますように。 らーめんの最後の一滴を飲み干して、席を立った。 あの時の思い出と同じように、今日食べたらーめんはとても温かかったよ。 ![]()
|